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2013年7月18日

夏期共同制作「仕様プレゼン」が行われました

学生全員が絶賛奮闘中の、”ゲームプログラマー学科”、”ゲーム企画ディレクター学科”、”ゲームグラフィックデザイナー学科”　夏の風物詩『夏期共同制作』
第一回目の山場とも言える「仕様プレゼン」が先日行われました。

今年の仕様プレゼンの内容について、ゲーム系3学科責任者小宮英武先生にインタビューしました。

プレゼンがスタート！

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Q. 簡単に「仕様プレゼン」とは何かご説明をお願いします

5月末に組んだ、『夏期共同制作』のチームメンバー全員で、仕様書（ゲームの設計図）やスケジュール表、出来上がったキャラクターデザイン、サンプルで組んだプログラムを、プロのゲームクリエイターとして活躍する管理講師たちにプレゼンし、必要な作業とスケジュールを確認すると共に、アドバイスをもらうものです。相談を怠り、やれることをやらずに、準備不足の場合は、雷が落ちます（笑）

小宮先生からのアドバイスに熱心に聞き入る学生

Q. 今年は例年と比較していかがでしたか？

そんなには大きく崩れてないですね。でも、事前の教務への相談や、チームメンバーとの会議が足りなくって、叱られたチームが少し多かったかな。
まあ、コミュニケーションの重要性を学ぶ意味も『夏期共同制作』にはありますから、出遅れたチームも、これからペースを上げていけば大丈夫だと思います。
過去、ボロボロなところからリカバーした先輩も数多くいましたから。名前を上げるとマズイけど（笑）、プロで大ヒットゲームを送り出しているディレクターでも、ボロボロな状態からスタートした人、結構いますので。

Q. どのチームも、ゼロの状態からきちんとゲーム画面ができあがっていることに驚きました。ほとんどの学生がゲーム制作未経験で4月に入学したばかりとは思えないのですが、この数か月の間でどういった授業を受けてきているのでしょうか？

ゲーム制作の基礎にあたる技術を学んできて、この仕様プレゼンに臨んでいるわけですが、“自分たちの理想のゲームを創りたい！”と思って、講義を真剣に聞き理解する。それをゲーム制作の中で、形にしていますね。
先輩の作成したゲームや作成した仕様書などの資料が山ほどあるので、それを参考にしてもいます。
講義で習ったことの応用をしっかり行い、元ゲームクリエイターの教務に質問し続けたチームは、管理講師からプラスのアドバイスがもらえていました。目標に向かって、進んで勉強した結果が出ています。結構、がんばったなとは思っています。

自分たちの制作しているゲームについて一生懸命説明します。

Q. 「学生の作品」というレベルを超えた厳しい視点でアドバイスされているように感じましたが、毎年1年の夏に行われている「共同制作」で目指しているゴールはどういったところなのでしょうか？

目標としているのは“遊んで楽しいゲームを創る事”です。プロの作品に比べて、クオリティや細かい気遣いが足りないのは、入学して間もない勉強中の学生には仕方ないことだと思っています。
でも、学生の作品だからと言って“手抜き”のゲームでは、遊んでもらう人には失礼ですよね。講師陣は、より良いゲームを創るために、厳しい視点でアドバイスをしています。
もちろん、出来ない事は言いません。長年、先輩たちのゲーム制作を指導してきて“このレベルまで先輩はやり遂げた”と言うラインで指導しています。制作を終えて、発表会で“やり遂げたぞ！”と、みんなが思えることが、一番の望みですね。

講師陣も指導に熱が入ります。動きを実際に見せる場面も。

Q. チームによって雰囲気や個性が違い、制作しているゲームの内容も様々ですが、良いチームとはどういうチームだと思われますか？

いつも“相談”しているチームですね。チームメンバーとも、教務とも、講師とも相談をしているチームは、チームの雰囲気も良く、チーム全員が制作しているゲームを理解しています。
だから、こちらが、より良くなればと提示したアドバイスを、チーム全員で積極的に取り入れようとしています。この姿勢、プロになっても重要な姿勢です。この“相談”してクリエイティブ出来る人は、後に、いい会社に入社して活躍します。
出遅れたチームもあるけど、そこは反省して、いいチームに変わって欲しいなと思います。