第8回 MF文庫Jライトノベル新人賞 最優秀賞受賞
天埜冬景さんコメント

新人賞への投稿を始めてから、十年。想像以上に長い道のりでした。
その間、いろいろなことがありましたが、今回の受賞は在学中に得た財産のおかげと思っています。

それは、基礎体力と、仲間です。
ここで言う体力とは、小説を書き続けるための基本的な能力のことです。どうすれば自分の頭の中にある「物語の種」を見つけ出し、育て、作品として花を咲かせることができるのか。その一連の流れを、講師の先生方から徹底的に教えていただきました。
投稿生活の中で壁にぶつかった時は在学中の教えを思い出し、どうにかここまでたどり着くことができました。

そして、友人たち。
卒業後の今でも交流を続け、当時と変わらぬ熱で創作について語り合うことができる彼らは、心強い仲間です。落ち込んだとき、道を見失いかけたとき、いつも自分を支えてくれました。

この二つがなければ、自分の夢が叶うことはなかったでしょう。それを与えてくれた学院には、本当に感謝しております。ありがとうございました。