『魔術士オーフェンはぐれ旅』（左ビジュアル）や『さよならドビュッシー』など有名作多数。
作家、アーティスト、映像作家等、多数の人気クリエーターとエージェント契約を行い、各種コンテンツを創出し、これからのコンテンツ時代へ向けた新たなビジネスモデルを確立していく、時代の最先端を行くプロデューサー集団、株式会社ティー・オーエンタテインメント(T.O Entertainment, Inc.)柴田維氏をお招きして、特別講義・編集部批評会を開催いたしました。

編集部批評会とは、編集者が来校し、直接アドバイスがもらえるという学院独自のサポートシステムです。出版業界事情や編集部が求める作品の傾向、投稿に関する注意事項、創作に関するポイントについても学べるほか、一人一人の作品を見て、個別に指導してもらえます。
このチャンスをいかしてデビューへの足がかりをつかむ学生も少なくありません。

特別講義では、２０１２年に売れた書籍から売れる作品とは？を考えることから、デビューのパターン、デビューした後の話など、貴重なお話を聞かせていただきました。

また、批評会では、作品のよくできている部分と改善すべき点をご指摘いただいたのはもちろんのこと、それぞれの作品の特性やジャンルに合った既存の小説を例にアドバイスをいただいたり、これから作品を書くにあたってお勧めの作品をご紹介していただくなど、大変ためになる批評会となりました。

また、良かった点、良くなかった点を一つ一つ、とても丁寧に指摘していただきました。
良くなかった点も、なぜこうなってしまったのか、どうしたらもっと良くなるのかを一緒に考えていただきました。どういう思いで書いたのか、この作品で何を伝えたいのか、作品を一本読んでもらっただけなのに、すべてを見透かされているような感覚を覚えました。でもそれは不快感ではなく、今までにたくさんの作家さんと、作品を面白くする上での問題点をいろいろ解決されてきたところからくる、安心感でした。
次回、また機会が頂けるなら、今回アドバイスいただいたことを昇華させ、もっと面白い作品を書き、見ていただきたいと思います。