© 2012「マメシバ一郎 フーテンの芝二郎」
製作委員会
現在テレビドラマが好評放映中の「マメシバ一郎フーテンの芝二郎」。AMGエンタテインメント製作の「幼獣マメシバ」（2009年）から始まり、シリーズ3作目を迎えた新作「マメシバ一郎 フーテンの芝二郎」からも、産学共同プロジェクトによる新たなデビュー者が生まれました！
11/2（金）に発売されたドラマ版ノベライズ「マメシバ一郎 フーテンの芝二郎」（竹書房）をノベルス学科2年生の麻日 珱さんが執筆しています。
初めての著書を手にした麻日さんよりコメントをもらいました！
AMGエンタテインメントが手がけるテレビドラマ・映画からは、ノベライズ、アンソロジー、児童書と数多くの在校生、卒業生がデビューを果たしています。
産学共同カリキュラムによるノベライズ企画はこの後も続々進行中！
在校生・卒業生の手による作品を是非チェックしてください！
著者・麻日 珱さんコメント
お仕事をいただいたのは、犬を飼ったことがあるか聞かれたことが始まりでした。柴犬を飼っていたので頷くと、マメシバ一郎の続編を書かないかと言われ、実は、できるかどうかもあまり深く考えず、書きたいと返事をしました。
普段は若者が活躍するファンタジーを描いているので、アラフォーのおじさんが主役のお話を書けるのかどうか少し不安でしたが、これまでのシリーズがあったので、心強くもありました。
執筆は七月の半ばから。当初は九月末に発売と言うことで、スケジュール的な厳しさもありましたが、ドラマの全十二話を一冊にまとめなければならなかったので、自分の作ったお話ではないだけに、どこを入れてどこを削ればいいか随分と悩みました。
それでも、作品が自分一人のものではないという責任感と安心感は、投稿のために書いているのでは味わえない、得がたい経験になりました。これからも、その経験を繋げていけたらと思います。
『マメシバ一郎 フーテンの芝二郎』あらすじ
「母さん………幼獣以外身寄りのない息子に、五百万円の借金を背負わすのですか」
三十八年間無職でパラサイトライフに甘んじていた男、芝二郎。母が仕掛けた様々な作戦で、脱ニートに成功。ペットショップ店員の職にもありつけた。“人生なんて楽勝だ”と思っていたのもつかの間――実家は何故か競売に掛けられ、追い出され、一人と一匹暮らしを余儀なくされる。しかも、強面の闇金の取り立て屋が突然現れた。
なんと、二郎の知らぬ間に母・鞠子の借金五百万円の連帯保証人にされていた……。
母・鞠子からの新たなるミッション――それは、毎月二郎の給料から母親の借金を返済すること……しかも、一郎まで二郎に反旗をひるがえす始末……。
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