様々なキャラクターを題材としたアクションゲームや、３Ｄ対戦格闘ゲームの開発を手がける株式会社エイティングから、見事内定をもらった竹田輝久君。
そんな竹田君にロングインタビューを行いました。普段の学生生活のことや内定を獲得するまでの経緯についてなど、ゲーム業界を目指す人には必見の内容です！
■ゲーム業界を志そうと思った理由は何でしたか？
僕はAMGに来る前、大学に通っていました。その時、講義を受けながら思ったんです。
「今知った知識で将来仕事するんだろうか？」って。そう考えたとき、将来の自分の姿が想像できなかったんですよね。しかしそんな中でも、アルゴリズムとかプログラミングといった授業は面白く感じていて、せめてそういった方面の仕事がしたいと思ってたんです。その時、ふと気づいたんです。ゲーム制作ならまさにその知識が生かせるんじゃないかと。
昔からゲームは好きで、実は小学生の頃の将来の夢がゲームを作る仕事に就くことだったくらいなんです。しかし、いざ食べるための仕事にするとなると、どこか現実的ではない気がしてたんでしょうね。いつのまにか「将来の夢リスト」から外されてたみたいで。
でも、一度気づいたらやりたいっていう気持ちが溢れてきちゃって、それからゲーム制作のことや業界のことを調べて、本格的にこの業界を志そうと考えたんです。
■数ある学校の中で、アミューズメントメディア総合学院を選んだ決定打は何でしたか？
やはり在校生のレベルの高さ、真剣さに一番の魅力を感じました。
他にもいろいろな学校をまわって在校生の方達とも話をさせてもらったんですが、一番真剣さが伝わって来たのがAMGだと思いました。そして何よりも、真剣でレベルが高い上だけでなく、先輩方がとても楽しそうな表情で制作に取り組んでいるのが印象的でした。
各学校のプラスとマイナスを天秤にかけ、自分はどこで一番勉強をしたいかなと考えたときにAMGが一番だと思いました。あとはなんと言っても担任の小宮先生も決め手の1つです。学校見学に行ったときの説明が本当に上手で、少し疑ってしまったくらい(笑)。ゲームに対しても、学生に対してもとても真剣に向き合ってくれる先生だったので、魅力的に感じました。
■実際に入学してみて、クラスの雰囲気はいかがでしたか？
珍獣動物園かもしれないクラス風景
まぁ珍獣動物園ですよね。黒い物体とかゲルとか幸薄い７とか意味不明ですよ。同郷の常識人が居なかったら発狂してたかもですね。
あ、少し言い過ぎたかな(笑)
本当に、個性豊かなクラスです。鉄マニアもいれば、変態四天王ができてたり、天然ボクサーに、２４歳を諭す１９歳、天才過ぎた沖縄人、個性的な人が多すぎて趣味もそれぞれ違うのに、年齢の差も関係なく楽しくやっています。
でも、いざ企画を考えたりゲーム制作のこととなると、真剣に意見を交わし合い高め合える。単なる友達ではなく、一緒に戦う同志であり、頼りになる素晴らしい仲間です。彼らに会えて良かったと思います。
■印象に残っている講義や先生について聞かせてください
印象に残っている講義はやはり聖先生の世界観分析・設定の講義です。
講義自体も映画を観たり、シナリオを書いたり、一発芸をしたりと、とにかく自分の引き出しを増やせるとても役得な講義なんですが、一番の魅力は聖先生ご本人です。ひと言で言って、ぶっ飛んでる先生です(笑)。珍獣動物園の全員がそう思っているほどなので海王星レベルなのは確かです。
どういった先生かはぜひ実際に会って確かめて欲しいのですが、少なくとも私にとっては、出会えたことそれ自体を感謝できるくらいの貴重な講義をしてくださる先生です。
■入学後間もなく始まった夏期共同制作はいかがでしたか？
そういえば、一度ホワイトアウトしてんすよねぇ……β前だったかな。
クタクタになって帰って自炊してるときに目の前が真っ白になって……うん、生きてるって素晴らしい。手探りでの作業で我武者羅だったこともあるけど、チームの存在ってやっぱり大きかったと思います。ウチのチームは波長？どちらかと言えばテンポかな？が似た者同士だったんで、やりやすかったんすよ。
それでも難航することは数多くあって、理想と現実の狭間には何度も挟まれ、でも一緒に制作する仲間がいたから、お互いに引っ張り合って進めたんだと思います。あと、みんな責任感がとてもありました。
声優タレント学科の面々がこれまた優秀で、いい感じの声を当ててくれたので、チーム全員が変にプレッシャーを感じちゃって(笑)。これも諦めずに済んだ大事な要素ですね。
■夏期共同制作の発表会を経て、すぐにあった学院祭の思い出を聞かせてください
当日は制作とはまた違った意味で忙しかったです。
小学生からプロの方までの幅広いお客さんが入れ替わり立ち替わりで訪れてくれる。それぞれが多様な意見をくださり、数日で数年分の経験値を無理矢理押し込んだ気分でした。
それとは別で、やっぱり自分達の作品を誰かに遊んで貰えたのは単純に嬉しくて、自然と笑顔になっていたと思います。
■秋になると冬期共同制作が始まり、年が明けると春季制作発表会での作品発表があったと思います。
そのときの思い出を聞かせてください
冬期に関しては、実はそんな仕事してないんすよね。そういうと語弊が生まれるんですが、いや、ちゃんと忙しかったですよ。ただ、今回は自分以上にチームメンバーが優秀だったんで、技術的なことは専門家に任せて、自分は企画者として世界観の構築と共有、あと制作の道筋を立てることに専念したんです。
そんな中、メンバーは理解が早く、気が利き、そして向上心もあったので、とても助けられました。今思うと、結構自分勝手してたような……(笑)。
冬期共同制作の発表の場である春季発表会では、各ゲーム会社のディレクターの方や人事の方が直々に訪れてくださり、先方の本気具合に対しこちらも全力で応じないと押し潰されそうで、夏期とはまた違った緊張感の中、充実した貴重な時間を得られました。
実はこの時に、エイティングの方にも作品を見て頂く機会があり、自分にとってはこれが運命の出会いとなったんです。
冬期共同制作作品 “Le Ciel”
開発メンバーと迎えた春季制作発表会
■春季制作発表会と平行して就職活動が始まったと思います。
就職活動や就職指導について印象に残っていることはありますか？
自分の場合は、エントリーシートも提出作品も全て納得のいく状態にしてからでないと動けない性質だったので、かなり就職指導の先生方や担任の先生方には心配を掛けてしまったと思います。何度もご指導して頂き感謝しきれない思いです。
最後の方は相談という名の愚痴を聞いてもらっていただけのような気もしますが(笑)、そんな状態になった僕でも、就職指導の岩間先生も早川先生も親身になって相談に乗ってくださり、うまく和ましてくれたからこそ就活のあらゆる重圧を乗りきれた気がします。
■採用通知をもらったときは、どんな気持ちでしたか？
ゲーム業界を目指すことは自分にとっては、結構冒険だったので、学院生活を送りながらも不安があったんです。
親を説得し迷惑を掛けてまで上京しているのに、スタートラインに立つことすら叶わず終わってしまうのでないかって。だから、内定を頂いた時は、本当嬉しかったです。大変なのはこれからで、まだ歩きだしてもいないのだけど、これからは自信を持ってひたすら真っ直ぐに進んで行けます。
■担任の小宮先生と渡辺先生はどんな印象ですか？
小宮先生からは、学ぶことが多く、社会で生きていく術を教えて頂きました。私達が敬愛すべき担任であり、尊敬すべき人生の先輩であり、目標とするべきクリエイターでもあるわけで、うまく言葉に表せない方ですね。
渡辺先生は、みんなの心のオアシスですね。みんなが頼りにしているので、若干気苦労しすぎて倒れないか心配です。頑張ってください！みんな渡辺先生の味方ですよ！！
■これからゲーム業界を目指す後輩へのメッセージをお願いします
とにかく後悔のない選択をしてください。
何を選んだって理不尽はついてくるし、何を選ばなくたって不条理はあります。みたいなことを昔の偉い人が言っていた気がします。が、少なくとも私は後悔をしたくないからゲーム業界を目指しました。そしてその実現のためにAMGも選びました。ひとまず私はその選択をして良かったと思っています。
AMGでは、実践的なカリキュラムはもちろんのこと、著名クリエイターによる特別講義や模擬面接など、学生たちの就職活動の手厚いサポートにも力を入れています。カリキュラムや就職実績について詳しく知りたい方には、無料でパンフレットを送付いたしております。また、学校見学・体験説明会も随時開催しておりますので、お気軽にお越しください。
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