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熊崎隆人 / 杉江宏憲 デザイナー

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「大きなドラえもんだ!可愛い!!」
子供から大人まで大歓声をあげて話題になった”愛・地球博”メイン広場の巨大スクリーン。

「地球に吹く風」をテーマにしたOpening CGとドラえもんナビゲーションのCGは、ドラえもんの声優が第2世代に交代するという記念すべき1回目の映像となり、テレビ番組等でも放送されました。

アミューズメントメディア総合学院では、エンタテインメント業界の有名クリエイターのお話を随時掲載していますが、今回は話題のクリエイター集団CRYPTOMERIAプロデューサー熊崎氏と、デザイナー杉江氏への独占インタビューです。

モーショングラフィックを中心に活躍しているCRYPTOMERIAは、超多忙につき、最近はインタビューを断っている状態とのこと。しかし、デザインへの考え方や、仕事への取り組み方の話をすることで、クリエイターを目指している人を応援出来ればと熱いメッセージを頂きました。

■熊崎隆人 × 杉江宏憲インタヴュー

■既存のキャラクター『ドラえもん』を3D映像にする難しさ

“愛・地球博”の映像制作期間は、半年。完成した時は感動的だったとのことですが、どのような点で苦労されたのでしょうか。

杉江氏:「想像を絶する難しさでした。 皆の頭にあるキャラクターなので、形にする上での難しさがありました。2次元から3次元にする時は、1箇所直すと他の角度からの調整等も必要になるので時間との戦いでした。」

熊崎氏:「ひげ、ポケット、影の付け方、タケコプターを付ける時等、細部に渡ってイメージを壊さないようにするのが大変でした。既存のキャラクターなので制約もありましたが、先方からの『楽しんで創ればいい物が出来る。』という言葉に励まされました。」

世界中に認知されているキャラクターなのでイメージとの戦いもあったようですが、楽しみながら果敢に挑戦する姿勢には見習うべき点が多くあります。

さて、お2人はどんな学生だったのでしょうか。

■学生時代

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熊崎氏と杉江氏は同級生で、建築の勉強をしていました。学生時代からの数々の輝かしい受賞歴もありますが、固定の学術としての建築学の可能性に疑問を感じ、映像制作に取り組み始めたそうです。

熊崎氏:「専攻はルネッサンス時代の建築家が創っていた都市づくりでした。デジタルルネッサンスの時代を経て、今の時代は職人芸も勿論大切ですが、バランス良く何でも取り組んでいかなければと思います 。学生時代はとんがっていて、先生と意見をとことん交わしました。」

フルCGのテレビ番組を制作したことをきっかけに、次々と仕事の幅を広げ、学生のうちから企業したお2人。空間を映像でつくる事にも興味があったそうで、真っ暗なステージに投影される映像や音楽を交錯させた作品にも取り組んできました。”プロVJ”という肩書きも持っているとのことです。

興味を持った事にとことん取り組み、仕事にしていくパワーは、まさにsuki=chikara。そして、両氏に共通して言えることは、何事も手を抜かないで、真剣に取り組んできたということでしょう。

■クリエイターを目指す人に

CGだけではなく、自分達の表現に何が合っているかという考えで、垣根のないクリエイティブ活動をしてきたCRYPTOMERIA。クリエイターを目指す人へのメッセージにも、熱い想いがこめられていました。

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熊崎氏:「今はパソコンの中で、音楽、グラフィック等何でも出来ます。まさに垣根がないという感じになりました。ただし、ツールに使われないで下さい。大切なのは発想の大切さです。表現する媒体は、後からでもいくらでも取り込めます。今の時代、何をつくったらいいかと考えるのが僕らの使命なんです。何に特化していくかが大切なんです。」

杉江氏:「学生のうちは時間にまだまだゆとりがあります。アウトプット=形にする事が大切ですね。僕らも学生の時やっていて土台があるから今があります。学校の課題以上に沢山つくっていました。中途半端に適当にこなしてつくるのではなく、1つ1つ命懸けで取り組んで下さい。」

さらに、厳しい一言も頂けました。

熊崎氏:「学生のうちからプロ意識を持ってやって下さい。一流を目指したいならば、1つ1つをやりすぎる位に気合を入れる事。徹夜でやったというのは、全く言い訳になりません。徹夜なんて当たり前の世界です。楽しんでやって、成果、実績を出した時の感動はそこしれないものがあります。売り込み方が苦手でも、努力すればプレゼンテーション能力も自然と鍛えられます。」

全然まだまだ、これからやりたいことが腐る程あるというお2人。これから益々彼らの活躍から目が離せません。

[PROFILE] 050121901c.jpg

CRYPTOMERIA
1999年より日本のクラブシーンの全盛期にVJ活動をはじめ、モーションタイポグラフィックスの分野でアーティストとして頭角をあらわす。「坂本龍一」「小室哲也」「MISIA」etcなど様々な有名アーティストとコラボレーションを果たす。同年、クラブのレジデントとしては日本で初のプロVJとなる。株式会社デジタルステージにおいてVJソフト「motion dive2」開発に参加、以後VJ界での地位を浮動のものとする。各種メディアにも様々に取り上げられ2000年には法人化を果たし、プロデザイナーとしての活動を開始。
現在では、「日テレブランド」CG制作「日本テレビステーションコール」プロデュース・ディレクション・デザイン・CG制作「B-BAT」動画配信プラットフォーム・WEB制作「浜崎あゆみ」2001年東京ドームライブ・ストリーミング配信用モーションタイポグラフィックス制作などそのデザイン活動の幅を広げつづけている。
2002年には「TOKYO LONDON CLASH」AT 渋谷WOMB にて、ロンドン代表にベースメントジャックスをメインDJに、現在世界一とのとび声も高いビジュアルクリエーター集団TOMATOを迎え、日本代表としてVJアーティスト出演を果たす。
同年、パルコ「クリスマスイベント/ショートフィルムカフェ」企画、制作、イベント運営を行い、デザインだけではなくイベントの企画・運営の分野でも成功を収める。

CRYPTOMERIAホームページはこちら
http://www.crypto-meria.com/index.html

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