
ゲーム制作に携わる専門職である「ゲームクリエイター」は、職業志望者ランキングでも上位に入るほどの人気の職業となっています。
自分や仲間のアイデアを作品として形にできることが魅力の仕事であり、ゲームが好きな人なら、自分達の作ったゲームを多くの人が楽しんでくれることに大きなやりがいを感じるでしょう。
今回はそんなゲームクリエイターになるまでのステップや学び方、必要な資格や就職先についてなど、ゲームクリエイターになるために知っておきたいことについてまとめました。ぜひ最後まで目を通してみてください。
- この記事の監修者
- アミューズメントメディア総合学院 ゲームクリエイター学科は、ゲームプランナーなど企画がしたい人におすすめの学科です。就職率は95%で、卒業生はカプコン、スクウェア・エニックス、バンダイナムコゲームスなど、大手ゲームメーカーで活躍しています。
- アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの業界や 職業を目指す方のための専門の学校です。ゲームクリエイター学科のurlはこちら。
- 就職率は100%で(2022年実績)多くの卒業生は、セガゲームス、カプコン、レベルファイブ、スクウェア・ エニックスなどといった有名ゲーム企業に就職をし、ゲームの企画・開発に携わっています。
- 体験説明会では、実際にゲームの企画や開発の方法がプロから学べますので、ご興味がある方は、 是非一度参加してくださいね!体験説明会のurlはこちら。
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目次
ゲームクリエイターになるには
ゲームクリエイターとは、
- ゲームプロデューサー
- ゲームディレクター
- ゲームプランナー
- ゲームプログラマー
など、ゲーム制作に携わる専門職の総称です。
ゲームクリエイターになるには、専門学校や大学で学んで就職するか、それとも独学で学んで就職するか、どちらかの方法が一般的です。就職するのではなく、フリーランスとして働くルートもあります。
どんな働き方をするにしても、専門的な知識やスキルが必要なことに変わりないので、それらを習得するための勉強から始めることになります。
ゲームクリエイター専門学校の特徴
ゲーム制作に特化した専門スキルの習得
ゲームエンジンの使い方や3Dモデリング、シナリオ構成、AI実装など、専門学校ならではのカリキュラムでゲーム制作に特化した知識とスキルを段階的に習得できます。現場で役立つ実用的な技術が中心です。
現場を想定した実践重視の授業
授業ではチーム制作やプロジェクト形式の課題に取り組むことが多く、ゲーム制作の現場に近い環境で学べます。失敗や改善を重ねる中で、実践的な力やコミュニケーション力、問題解決力も自然と身につきます。
ゲーム業界との密接な連携
多くの専門学校は、ゲーム会社と連携してカリキュラムを設計したり、現役クリエイターが講師として指導にあたったりするなど、業界との繋がりが強いのが特徴です。インターンシップや企業説明会も活発です。
就職活動を支える支援体制
ゲーム業界への就職を目指す学生に向け、履歴書添削、面接対策、企業紹介などのサポート体制が整っています。ポートフォリオ制作の指導や、学校を通じた求人紹介により、就職活動を有利に進められます。
短期間でプロを目指せる育成環境
2年制や1年制など短期間のカリキュラムで、必要なスキルを集中して学べるのが専門学校の強みです。大学に比べて早く現場に出ることができるため、早期にキャリアをスタートしたい人に向いています。
幅広い進路選択が可能なキャリアパス
専門学校卒業後の進路は、ゲーム会社への就職だけでなく、フリーランスや映像制作・IT業界への転職、大学編入など多岐にわたります。学んだスキルを活かして、自分に合ったキャリアを選べます。
ゲームクリエイターの学校の選び方は?大学と専門学校の違い
項目 | 大学 | 専門学校 |
---|---|---|
学習内容 | 幅広い知識(メディア・情報系など) | ゲーム制作に特化(実践中心) |
期間 | 4年 | 2〜3年 |
就職先の傾向 | 大手企業、企画職にやや有利 | 中小〜大手、技術職に強い |
特徴 | 学歴が活きる、進路変更しやすい | 実務重視、即戦力として育成 |
向いている人 | 学力に自信がある、企画志望 | 早く働きたい、現場志望 |
大学や専門学校で知識を学んでからゲームクリエイターを目指す道を選ぶ場合、それぞれの違いについて迷ってしまうのではないでしょうか。
大学と専門学校では、学べる内容や環境に違いがあります。それぞれについて詳しくは以下の通りです。
大学を選ぶメリット
以前は大学ではゲームを専門にした学部・学科はあまり多くありませんでした。
しかし、近年はゲーム制作のコースを持つ大学が増えていますし、2019年には日本の国立大学が初めてゲームコースを開設しました。このため、ゲームクリエイターを目指す方でも大学に進学しやすくなっていると言えるでしょう。
専門の学部・学科ではなく、メディアに関する学部や学科で勉強し、その知識をゲームの分野に応用することもできます。
大学に通う一番のメリットは学歴です。大手のゲーム制作会社を目指すなら、有名大学に入学すると就職に有利になる可能性もあります。
ただし、大手ゲーム制作会社への実績があるゲーム専門学校も多いため、一概には言えません。
また、ゲームプログラマーといった技術職より、ゲームプランナーやゲームディレクターといった企画職での採用が多い傾向にあることから、技術職を目指す方だと、大学進学の恩恵をあまり感じられない可能性が考えられます。どちらかと言えば、企画職を目指す方に向いていると言えるでしょう。
こんな人は大学がおすすめ
学力に自信がある人
大手ゲーム制作会社に就職したい人
ゲームプランナーなど企画職の職種に興味がある人
など
専門学校を選ぶメリット
専門学校には「ゲームプログラマー学科」など職種に特化した学科や専攻があります。
大学に比べて年数は少ないですが、未経験者でも2年間でしっかりスキルを身に付けられるカリキュラムになっているので、本気でゲーム制作について学びたい方に最適です。また、学費の負担も抑えられます。
実習が中心であり、実践的にゲーム制作を勉強できるのも魅力です。
様々な職種を目指す学生と一緒に制作実習をすることで、就職後に即戦力として活躍できるでしょう。
就職支援のようなサポート体制も充実しているため、ゲーム業界への就職もしやすくなっています。
1日でも早く一人前のゲームクリエイターとして仕事をしたい方や、「ゲーム業界で働きたい」という強い意志がある方は、専門学校への進学が向いています。
こんな人は専門学校がおすすめ
ゲームを専門的に学びたい人
短期間で効率良く勉強したい人
即戦力として活躍したい人
など
卒業後の就職が心配だという方に向けて、当校アミューズメントメディア総合学院の就職実績をこちらで紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。
ゲームクリエイターの専門学校で学べること
ゲームクリエイター専門学校では、企画・開発・演出に必要な幅広いスキルを学べます。プログラミングやCG、サウンド制作など、ゲーム開発の全工程を体系的に習得でき、即戦力として活躍できる力が身につきます。
ゲームプログラミング
C++やC#などのプログラミング言語を使い、キャラクターの動きやゲームの動作ロジックを作成する技術を学びます。基礎から応用までを段階的に習得し、開発現場で通用するコーディング力を養えます。
CGデザイン
キャラクターデザインや背景、UIなど、ゲームビジュアルを構成するCGの制作技術を学びます。2D・3Dソフトの操作方法やデッサン力、アートディレクションの基礎などを総合的に習得できます。
シナリオ制作
ゲームの世界観やストーリー、キャラクターの会話などを設計するシナリオ制作の技術を学びます。プレイヤーの感情を動かす物語構成や分岐ストーリー設計、プロット作成などのノウハウを習得します。
サウンド制作
効果音やBGM、キャラクターボイスなど、ゲームにおける音の演出技術を学びます。音楽ソフトを使った作曲・編集や、シーンに合った音の選定・加工など、プレイ体験を高める音響演出を習得できます。
ゲームエンジン
UnityやUnreal Engineなど、現場で使われているゲームエンジンの扱い方を学びます。グラフィック、物理演算、UI設計など幅広い機能を活用し、効率的なゲーム制作を可能にする技術を身につけます。
チーム開発
ゲーム開発現場では必須のチーム制作を授業に取り入れ、分業・連携の重要性を学びます。ディレクター、プログラマー、デザイナーなど役割を分担し、現場と同様の開発フローを実践できます。
業界連携
企業との共同プロジェクトや、現役クリエイターによる講義など、業界と密接に関わる学習機会が豊富です。業界理解を深め、実務に即したスキル習得や就職への意識づけにもつながります。
ゲームクリエイターの専門学校の選び方
専門学校を選ぶ際は、学費・カリキュラム・設備・就職実績など複数の要素を総合的に比較することが重要です。自分の目標に合った学校を見極め、将来のキャリアにつながる環境を選びましょう。
学費
専門学校の学費は年間で数十万円〜百万円超と幅があります。授業内容やサポート体制に見合った費用かを確認し、奨学金や分割制度の有無も含めて無理のない計画を立てることが大切です。
カリキュラム
自分の目指す職種に対応した授業が揃っているかをチェックしましょう。プログラム、CG、シナリオなど専攻分野が明確か、実習中心か座学中心かといった点も学習スタイルに大きく影響します。
設備
最新のパソコンやソフト、ゲーム機など、実践に近い環境で学べる設備が整っているかは非常に重要です。卒業後の現場に近い設備で学ぶことで、スムーズな即戦力化が期待できます。
就職実績
過去の卒業生がどのような企業に就職しているかは、学校の教育力を判断する大きな材料です。希望する業界や職種への就職率、就職支援体制が充実しているかをチェックしましょう。
学校の雰囲気
オープンキャンパスや学校見学で、講師や学生の雰囲気、校内の空気感を体感することが大切です。自分が安心して学べる環境かどうかを見極めることで、充実した学校生活につながります。
ゲームクリエイターに必要な資格
ゲームクリエイターになるには、資格が必須というわけではありません。ただし、持っていると就職に有利になる資格はいくつかあります。
就職活動時はもちろん、キャリアアップにも役立つので、以下を参考に取得しておくことをおすすめします。
情報処理技術者試験
全13分野の試験の総称です。
いずれもITに関する知識や技術を客観的に評価する試験となっています。
中でもITエンジニア向けの「基本情報技術者試験」と「応用情報技術者試験」は、ゲームプログラマーにおすすめです。
また、「ITパスポート試験」はあらゆる業種・職種の社会人に受験が勧められているので、こちらは合格すると、ゲームプログラマーに限らずアドバンテージになるでしょう。
Photoshop®︎クリエイター能力認定試験
CGデザイナーにおすすめの資格です。
画像編集ソフトのPhotoshopに関する知識や、それを駆使したコンテンツ制作能力を認定する試験となっています。
ゲームCG制作にはPhotoshopが使われることが多く、Photoshopを操作できることが証明できると就職に有利になる可能性があります。
スタンダードとエキスパート、2つの難易度がありますが、コンテンツ制作に対するPhotoshopの知識やスキルを認定しているのはエキスパートです。このため、受験する場合はエキスパートの合格を目指しましょう。
CGクリエイター検定
2DCGと3DCG制作の知識が問われる、CGデザイナー向けの資格です。
映像表現技術やCG理論の知識、CGソフトウェアを活用したCG制作の能力を認定する内容となっています。
CGデザイナーとしてのスキルの証明に役立ちます。
難易度がベーシックとエキスパートの2段階あり、3DCGに関する専門的な理解や映像制作に関する知識の応用力を認定しているのは、より難易度の高いエキスパートです。3DCG制作に携わりたい方は、エキスパートの合格を目指すことをおすすめします。
参考記事:ゲームクリエイターに必要な資格とは
ゲームクリエイターの職種と仕事内容
ゲームクリエイターになるのなら、まずはプログラマーやCGデザイナーなど、目指す具体的な職種を明確にしましょう。
職種によって入学する専門学校や大学、学科やコースが異なりますし、必須とされるスキルも大きく異なるからです。
以下では、ゲームクリエイターと呼ばれる職種と仕事内容を、求められるスキルと共に紹介します。
「ゲームクリエイターにはどんな職種があるの?」
「どの職種を目指そうか迷っている…」
そんな方は参考にしてください。
ゲームプログラマー
ゲームの企画書を元に、C#などの開発言語を使ってゲームプログラムを組む仕事です。
プレイヤーのボタン操作でキャラクターが動いたり、音が鳴ったり、ゲームの基盤となるシステム部分を作ります。
プログラムが組まれていないと画面は変わりませんし、キャラクターも動きませんので、ゲーム制作においてゲームプログラマーがどれだけ重要な立ち位置にあるかが分かります。
企業によってはリリース前に、プログラムが正常に動くかデバッグをするのもゲームプログラマーの仕事です。
ゲームプログラマーに求められるスキルはプログラミングスキルで、基本的には必須です。このためゲームプログラマーを目指すなら、最低限プログラミングスキルを習得しておかなければなりません。
プログラミングスキルのレベルは、就職だけではなくキャリアにも影響します。スキルが高いほどレベルの高い職場で働きやすいですし、年収アップも狙えます。
参考記事:ゲームプログラマーになるには?知っておきたい就職方法
ゲームプランナー(ゲームデザイナー)
ゲームの企画をする仕事です。トレンドを調査し、ゲームのテーマや大まかなシステムを提案します。
時にはゲームプログラマーに指示をしたり、シナリオを書いたり、幅広い業務を担当することもあります。
ゲームプランナーに求められるスキルは分析力と企画力です。市場やユーザー層の需要を分析し、それを踏まえた企画があることで、初めて魅力的なゲームを作ることができます。逆に言えば、企画の時点で問題があるとゲームの売り上げが伸びないため、とても重要な職種です。
参考記事:ゲームプランナーになるには?知っておきたい就職方法
ゲームディレクター
ゲームの開発現場のリーダーです。ゲームプログラマーやCGデザイナーの進行管理をして、開発現場を取りまとめる役割を担います。
チーム全体を取り仕切る仕事であることから、ゲームディレクターを目指すなら、まずはゲームプランナーとして働きながらスキルや経験を積んでいくのが一般的です。
実際に多くの企業では、ゲームプランナーとしての豊富な経験がある人をゲームディレクターとして雇っています。
そんなゲームディレクターに求められるスキルはコミュニケーション能力です。
ゲーム開発現場における責任者という役職上、ありとあらゆる人とコミュニケーションを取ることが日常茶飯事になるためです。
広い視野やマネジメント能力も求められます。
また、ゲームディレクターが開発作業をすることはあまりありませんが、作業の指示をするため一通りの職種の作業内容を理解する必要があります。
ゲームプロデューサー
ゲームの企画、開発、販売すべてを統括する総責任者です。
必要な予算や人員の確保、スケジュールの調整、プロモーションなど、ゲーム制作の最初から最後まで関わります。
ゲームディレクターと同様、未経験や経験の浅い人がいきなりゲームプロデューサーとして第一線で活躍するのは難しく、多くの場合はゲームプランナー、ゲームディレクターからのキャリアアップという形で就任しています。
ゲームプロデューサーに求められるスキルはマネジメント能力です。予算や人材の確保、発売までのスケジュール管理などの業務を滞りなく行うため、そしてチーム全体をまとめるために必要になります。
参考記事:ゲームプロデューサーになるには?
CGデザイナー(グラフィックデザイナー・グラフィッカー・3DCGデザイナー)
2Dまたは3D制作ソフトを使い、キャラクターやアイテム、ボタン、背景などを制作・デザインする仕事です。
3DCG制作ではキャラクターを立体化する、質感を加えるといった作業をします。
CGデザイナーに求められるスキルは、2Dであれば『Photoshop』や『Illustrator』、3Dであれば『Maya』や『3ds Max』などのハイエンドソフトを使いこなす技術です。
そして、作画の基礎とされるデッサン力も必要となります。
どのようなデザイナーを目指すにしても、3D制作ソフトを使いこなす技術は習得しておくことをおすすめします。近年は3Dの需要が拡大しているため、就職活動時の大きなアドバンテージになり、ゆくゆくはキャリアアップに繋がるでしょう。
参考記事:3DCGデザイナーになるには?必要なスキルなどの詳細も解説
ゲームシナリオライター
ゲームのストーリーやキャラクターのセリフを考える仕事です。
ゲームプランナーがシナリオを考える場合もありますが、基本的には専任のゲームシナリオライターが担当します。
ゲームシナリオライターに求められるスキルは、魅力的なシナリオ(ストーリー)を作るスキルです。そのためには文章力や構成力、発想力などが必要になります。
ゲームはもちろん、本や漫画も含めたあらゆる物語に触れることが、魅力的なシナリオ作りのスキルを習得する第一歩です。
サウンドクリエイター
ゲームのテーマ曲やBGM、効果音を制作する仕事です。
ゲーム音楽に注目するプレイヤーも多く、作品によってはゲーム内で使われる曲やBGMを集めたライブ・コンサートなどが企画されます。
ゲームの人気を左右する重要な要素の1つと言えるでしょう。
サウンドクリエイターに求められるスキルは、PCで作曲するスキルです。
加えて魅力的な音楽を作るため、音楽に関する幅広い知識も必要になります。
制作する曲やBGMは、ゲームのテーマやシーンにマッチしなければなりませんから、センスも重要です。
ゲームクリエイターの就職先
ゲームクリエイターが企業に入社して働く場合、就職先はゲームメーカーもしくはゲーム開発会社の2つが一般的です。
ゲームメーカーとゲーム開発会社では、仕事の進め方や携われるプロジェクトに違いがあります。どんなゲームを作りたいか、どのようなゲーム制作に携わりたいかを考えて、就職先を選びましょう。
ゲームメーカー
ゲームメーカーは、ゲームの企画から開発、販売までを行う会社のことです。
有名な企業としては、『ファイナルファンタジー』シリーズや『ドラゴンクエスト』シリーズで知られる「スクウェア・エニックス」、『モンスターハンター』が大ヒットを果たした「カプコン」などがあります。
ゲームメーカーの仕事の特徴として、クリエイターそれぞれに仕事が細かく分担されていることが多いという点が挙げられます。
例えば3DCGモデルに動作をつける「モーション」の担当になった場合、基本的にモーションの仕事以外の業務を行うことはありません。
先に挙げたような大手企業であれば、例えば背景の中の風に揺れる草の動きだけを制作・調整する担当がいたりもします。
ゲーム開発会社
ゲーム開発会社は、ゲームメーカーが企画したゲームの開発をメインに行う会社のことです。
一つのプロジェクトの中で、ゲームメーカーと役割分担をするのが一般的で、例えば企画やプロデュースはゲームメーカーの担当、キャラクターを3DCGモデルデータにして動作をつけるのはゲーム開発会社の担当、などという形で分担されます。
ゲーム開発会社にもさまざまな形態があり、メーカーから依頼を受けて開発を行う一般的な会社もあれば、自社でゲームの企画から開発まで行う会社や、自社IPを持たずに開発だけに専念する会社も存在します。
開発会社に依頼されるのは、キャラクターを3DCGモデルデータに起こす「モデリング」や、3DCGモデルに動作をつける「モーション」など、3DCGに関連するスキルが必要な工程であることが多いです。
参考記事:
ゲームクリエイターの就職事情とは
ゲームクリエイターに転職するには?
ゲームクリエイターの年収
厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査によると、ゲームクリエイターの平均年収は、597万円とされています。
日本の平均年収が414万円であることから、比較的年収が高い傾向にあると言えるでしょう。
このデータは、あくまでプログラマーやプランナーなどの他のクリエイターの年収を包括したものです。
職種や会社によって違うというのはもちろんですが、実績や実力によっても給料や年収は変動します。
基本的には年齢が上がっていくごとに、もしくはゲームディレクターやゲームプロデューサーなどの管理職であれば、給料や年収が増加する傾向があります。
またゲームメーカーのほうが、ゲーム開発会社に比べて平均年収も高めのようです。
ゲーム業界は実力主義の面が強いため、相応のスキルを持っていれば、転職によって給料や年収が上がるということもよくあります。
そのため、給料や年収にもこだわりたいという方は、ゲームクリエイターとしてのスキルアップを念頭に置きましょう。
参考記事:ゲームクリエイターの年収について
ゲームクリエイターの将来性
国内のゲーム市場は2011年から拡大していて、2020年には2兆円を突破しました。
ゲームは子供の娯楽というイメージから、日本を代表する文化というイメージへ変化しています。
このようにゲーム市場は日本の重要な市場になっているため、ゲームクリエイターの需要は今後もますます高まっていくでしょう。
参考URL:gamebiz
これからのゲームクリエイターには何が求められるのか
ネット環境の充実や新型コロナウイルスの流行に伴い、ゲーム業界は目まぐるしく変化しています。だからこそ、業界で重宝されるゲームクリエイターとしての形も変わってきています。
では、これからのゲームクリエイターには、どのようなことが求められるのでしょうか?
海外に通じるゲーム制作の知識と技術
近年はインターネットを介して、海外にまでゲームを提供できる環境が整っています。
ゲームメーカーにも、日本国内のプレイヤーだけではなく、海外のプレイヤーに遊んでもらえるようなゲーム制作をする企業が増えてきました。
日本と海外では言語、文化、嗜好など様々な面に違いがあります。
つまり海外でも売れるゲームを作り上げるには、日本で売れるゲームを作り上げるのとは異なる知識や技術が求められるということです。
このことから優れた知識と技術を活かし、海外に通じるゲームを生み出すことができるゲームクリエイターは、今後重宝されると考えられます。
新たなプレイヤー層に向けたチャレンジ
2020年の新型コロナウイルス感染症の流行により、外出自粛が呼びかけられたことは記憶に新しいと思います。これをきっかけにゲームプレイヤーが拡大したことが、ゲーム業界で注目されました。
プレイヤーが拡大したことで、ゲームメーカーは新たなターゲットに向けたゲーム制作を始めています。斬新かつ独創的なアイディアで、新たなターゲットに刺さるゲーム制作にチャレンジできる人材は、これからの企業のニーズに沿っているのではないでしょうか。
企業だからこそできるゲーム制作への貢献
ジャンルやターゲットを問わず、全体的に「企業だからこそできるゲーム制作」が重視されるようになっているのも、近年のゲーム業界の特徴です。その背景には、個人制作のゲームが広く普及するようになった現代ならではの事情があります。
誰もが自作ゲームを配信できるようになっている今、無料でありながらユニークで面白いゲーム作品が溢れています。これまでのようにゲームを購入してもらうには、企業の作品にしかない価値が重要になってくるのです。
品質や規模など、あらゆる面で企業ならではの強みを活かしたゲーム制作に貢献することが、現代のゲームクリエイターには求められていると言えるでしょう。
いずれにしても、これからゲームクリエイターを目指す人は、まず学校でしっかり最新技術を学びましょう。高度な知識と技術を身につけ、業界を研究することで、ゲームクリエイターに求められることが自ずと分かります。
また、ソーシャルゲームやVR、eスポーツの普及など、ゲーム業界の技術はどんどん進化しています。就職した後も新しい技術についていけるよう、勉強し続けることが大切です。
ゲームクリエイター専門学校に関するよくある質問
ゲームクリエイター専門学校が「やばい」と言われる理由は?
「やばい」という声の多くは、課題の多さや専門性の高さによるものです。制作物のクオリティが求められ、授業もハードなため、遊び感覚では続きません。逆に言えば、本気でゲーム業界を目指す人には適した環境です。
ゲームクリエイター専門学校の就職率は?
多くの専門学校では、ゲーム業界への就職率は60〜90%程度と高水準です。ポートフォリオ指導や企業との連携による求人紹介など、就職サポートが充実しているため、実力次第で大手への就職も十分可能です。
ゲームクリエイターに向いている人ってどんな人?
ゲームが好きなのはもちろん、アイデアを形にする意欲やチームでの協調性、継続的に努力できる人が向いています。技術職であれば論理的思考力、企画職なら発想力やプレゼン力が求められます。
ゲームクリエイター専門学校は一般的に何年ぐらい通いますか?
多くの専門学校では2年制が一般的です。学校によっては1年制や3年制、4年制コースもあり、自分の目的や習得したいスキルの深さに応じて選べます。短期間で実践的な力を身につけられるのが特徴です。
ゲームクリエイターで有名な会社は?
日本国内で有名なゲーム会社には、任天堂、スクウェア・エニックス、カプコン、バンダイナムコ、コナミなどがあります。これらの企業は世界的なヒット作を多数手がけており、就職先としても人気があります。
ゲームクリエイターの年収はいくらですか?
年収は職種や経験、勤務先によって異なりますが、新卒で300万円前後、中堅で400〜600万円、リード職やディレクターであれば800万円以上も可能です。フリーランスや大手企業で成功すればさらに高収入も期待できます。
まとめ
ゲームクリエイターはゲーム制作に携わる専門職の総称であり、ゲームメーカーやゲーム制作会社などに勤務して仕事をしています。
ゲームクリエイターになるには、専門学校や大学で学んだのちに就職をするという流れが一般的ですが、中には独学でスキルを磨いたのちに就職するというケースもあるようです。
目指す職種によってたどるルートも異なってきます。自分の意向と照らし合わせて、慎重に進路を選びましょう。
東京でゲーム業界を目指されている方は「アミューズメントメディア総合学院」で学びませんか?
東京のアミューズメントメディア総合学院のゲーム・アニメ3DCG学科・ゲームクリエイター学科は、未経験からプロを目指すことができます。
就職や将来についての相談や、求人・オーディション情報の提供、作品持ち込み支援など、充実した独自の就職・デビューシステムで学生をサポート。「カプコン」「レベルファイブ」「アソビモ」「エイミング」など、業界就職率92%の実績を誇ります。
また、AMGグループが提供する「産学共同プロジェクト」では、在学中から実際の商品の開発に携わることが可能です。一般的な学校では学べない経験とスキルが身につきます。
「ゲームが好きで、ゲームクリエイターに興味がある」
「本気でゲームに関わる仕事を目指したい」
そんな方は以下のリンクをご覧ください。
アミューズメントメディア総合学院 ゲーム・アニメ3DCG学科
監修・運営者情報
監修・運営者 | アミューズメントメディア総合学院 ゲームクリエイター学科 |
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お問い合わせ | 0120-41-4600 |
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