
ゲーム好きの方の中には、自分でプログラミングしてイチからゲームを開発したいという人もいるのではないでしょうか。
ゲームプログラマーはまさにゲームのプログラミングをする仕事であり、実は志望者の多いゲーム業界の中でも特に注目の集まる職業となっています。
今回はそんなゲームプログラマーになるにはどうするべきなのか、知っておきたい情報についてお話ししたいと思います。
- アミューズメントメディア総合学院 ゲームプログラマー学科
- アミューズメントメディア総合学院 ゲームプログラマー学科は、1年目にゲーム開発実習を3回行います。
豊富な実習で、就活も有利に! - カプコン、レベルファイブ、アソビモといった有名企業で活躍する卒業生も多いです。
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目次
ゲームプログラマーになる為のルートとは
ゲームプログラマーになるためには、
- 独学
- 情報系の大学
- 専門学校
以上3つが、一般的なルートになります。
以下では、それぞれのなるためのルートの詳細を見ていきます。
独学でプログラミング言語を学ぶ
ゲームプログラマーになるために必須の資格というのは特になく、そのため独学でプログラミング言語を学ぶことで、ゲームプログラマーになるために必要なスキルを身につけることができます。
どのプログラミング言語を学べばいいのか?
学ぶべきプログラミング言語は、将来的に扱う、もしくは扱いたいと思っているゲームの種類によって異なってきます。
例えばコンシューマーゲーム(家庭用ゲーム)を開発する場合は、C言語やC++などといった言語を主に使用するため、それらの言語に特化して学んでおくと良いでしょう。
同じように、スマートフォン向けのアプリゲームの開発がしたい場合はJavaやObjective-C、Swiftなど、PC向けのソーシャルゲームの開発であればJavaやHTML5、Flash、Rubyなどといった言語を学んでおくと良いです。
ゲーム開発に使う言語は、たとえ1種類だけでも習得するのは決して容易ではありません。自分が携わりたい分野で使用されている言語や、その分野で注目されている言語をしっかりリサーチし、十分に考慮した上で学ぶ開発言語を選定することをおすすめします。
大学や短大の情報系学科でプログラミング言語を学ぶ
プログラミング言語を学校で学ぶにあたって多くの人が迷うのが、大学や短大で学ぶのか、専門学校で学ぶのかという点です。
大学や短大を卒業して仕事をする場合は、情報系の学科で学ぶことになるかと思われますが、一番のメリットは学歴の面です。
もちろん専門学校でも十分な学歴となるのですが、どうしても大卒の資格も持っておきたいという方いとっては、大学や短大への進学も一つの選択肢となります。
ただし大学や短大の場合だと、プログラミング言語などを学ぶ専門的な授業以外の授業も行われています。
専門学校ほど重点的に専門知識を学ぶことは難しいと考えておきましょう。
専門学校でプログラミング言語を学ぶ
ゲームプログラマーに必要な専門知識を身につけるには、専門学校への進学が最適です。
ゲーム業界で仕事をするには、即戦力として活躍できるような専門知識の有無を問われるところが多いからです。
専門学校では専門知識の習得に専念することができるため、就職後すぐに即戦力としてゲーム開発に携わることのできる資質が身につくでしょう。
ゲームプログラマーの仕事とは
ゲームプログラマーの主な仕事は、ゲームのプログラミングをすることです。C#やC++などの開発言語を使い、ゲームプログラムを組み上げていくのです。
ゲーム開発の中でも実際にゲームを作成する工程であるため、とても重要な仕事だと言えます。
プログラミングの前段階としてまず、ゲームクリエイターが考案した企画をもとに、シナリオやシステムが完成します。そしてイラストレーターやゲームデザイナーが、キャラクターや背景のデザインを描いていきます。
そのようにして出来上がった企画書、仕様書、設計書などをもとに、ゲームプログラマーは実際にゲームを開発していくのです。
専門性が求められる
ゲームのプログラミングには、一般的なコンピューターのシステム開発とはやや異なる専門性が求められます。
これは、キャラクターの動作や配置、サウンドの選択、システムの構成、そしてそれらを踏まえて想定通りの動きをさせるために必要なのです。
プログラムを組み上げたら、それを検査するデバックの専門チームとともに、実際にプレイしながら動作の確認をします。
ここで修正箇所がなければ、ゲームが完成という事になるので、ひとまずゲームプログラマーの仕事は落ち着きます。
プログラミング次第でゲームのクオリティが変わる
誰もが目を惹かれるような3DCGをいくら作ろうとも、シーンにマッチした音楽をいくら作ろうとも、魅力的なキャラクターをいくら作ろうとも、プレイ中にバグや不具合が発生しては元も子もありません。
つまり、サウンドやグラフィックなどの全ての要素を生かして最終的に1つのゲームとして組み上げるのが、ゲームプログラマーの仕事です。
そのため、ゲームプログラマーの仕事次第でゲームのクオリティが変わると言っても、差し支えはありません。
ゲームプログラマーの仕事の流れ
プロジェクトが始動した直後の、ゲームプログラマーが会社に出勤してからの仕事の流れは、以下のようになります。
9時〜12時 | メールの対応と確認 ミーティング(タスクの進捗報告やスケジュールの確認) 打ち合わせや資料の作成 |
---|---|
12時〜13時 | お昼休憩 |
13時〜18時 | 仕様書通りに動くかプログラミングのテスト |
18時〜 | 帰宅もしくは適宜残業 |
大まかではありますが、以上がゲームプログラマーの仕事の流れになり、適宜残業もしていく形にあります。
プロジェクトが始動した直後は、仕様書通りにプログラムが動くのかテストを繰り返していくことになります。
また、納期間近になると、朝から晩までひたすらプログラミングとテストを繰り返し行っていきます。
仕事時間について
プロジェクトが始動していない時であれば、仕事があまりないために、ゲームプログラマーは定時に帰れます。
始動した直後もまだ納期が近くないこともあってか、適宜残業はしていきますが、比較的落ち着いている状態です。
しかしながら、納期が近づいてくると、定時前に出勤して終電近くまでひたすらプログラミングという1日が続くことも、珍しくはありません。
このように、納期が近いと仕事時間はどうしても長くなってしまうため、ゲームプログラマーの仕事はハードという印象を抱かれてしまう要因となっています。
ゲームプログラマーになるために必要な能力
ゲームプログラマーになるため、そして仕事を全うする上で必要な能力がいくつかあります。
以下では各々を詳らかに見ていくので、ぜひ参考にしていただきたいです。
C言語、C++などのプログラミング言語の知識
ゲームプログラマーになるには、上述したように開発ゲームのフォーマット、そしてゲームエンジンによって違いはありますが、C言語やC++などのプログラミング言語の知識が不可欠になります。
既に「このフォーマットのゲームを作りたい」という意思がある方は、その開発にマッチしたプログラミング言語を学ぶようにしましょう。
ちなみに、専門学校や情報系の大学では複数のプログラミング言語を学べる講義が設けられているので、自分次第で可能性を広げられます。
オリジナルゲームを開発できるだけの技術
就職活動(採用試験)の際には、オリジナルゲームの提出が必須とされている場合があります。
そのため、自分でオリジナルゲームを作れるだけの技術を持つことは、不可欠と言えます。
ゲームを開発するには、プログラミングスキルはもちろんですが、ゲームエンジンを使用することになります。
ゲームエンジンは開発に欠かせないソフトなので、その操作スキルを覚えつつプログラミングスキルを磨けば、二重の意味でスキルアップできます。
実際に専門学校では、個人もしくはチームでゲームを開発する実習講義を設けているので、自分でオリジナルゲームを作れるという技術はどれだけ重要かが窺えるのではないでしょうか。
学力
意外と思われるかもしれませんが、ゲームプログラマーという仕事には数学や物理、英語や国語の学力が求められます。
例えば、人間を動かす、または物体に特定の動きを加えるためには、数学や物理の知識があってこそ、プログラムを組むことができるのです。
またプログラマーは仕様書に沿って動くため、仕様書を読み解く、もしくは適切な質問をする際には、国語力が必要になります。
そして、プログラミングの最新技術は海外から流入されているため、英語が得意であれば、時を待たずにそれをいち早く翻訳して実践することができます。
専門学校では数学や物理を学ぶ講義が設けられていることもあるため、国語や英語は優先順位としては劣るかもしれません。
しかしながら、ゲームプログラマーになる上で得はあっても損はありませんので、数学や物理だけでなく、国語や英語もしっかりと勉強するようにしましょう。
コミュニケーション能力
ゲームプログラマーは同じ部署の同僚だけでなく、ゲームプランナーやゲームディレクター、場合によっては他の開発職ともコミュニケーションを取らなければなりません。
それぞれが面白いゲームを開発するという目標に邁進するために、部署の垣根を超えて密にコミュニケーションを取らないと、課題解決など仕事をする上で重要なことが上手くいかない可能性があるからです。
苦手だと思っている方は、コミュニケーション能力を磨くのは大変かもしれませんが、ゲームはチームで開発する以上、専門学校や大学などで少しでも克服するようにしましょう。
論理的な思考
ゲーム開発におけるプログラミングには、論理的な思考が求められます。
なくてもプログラミングはできますが、プログラムは順序立てて組み上げていく性質上、論理的な思考力があった方が要領良くこなすことができます。
例えば、ゲーム内の人間や物体の動きは、順序良く理論通りにプログラムを組まないと、プレイヤーが違和感を感じてしまうような動きになってしまいます。
そのため、数学や物理などの理数系科目が得意な方は、ゲームプログラマーの仕事に向いていると言えるでしょう。
ゲームプログラマーの適性について
ここからは、ゲームプログラマーの適性・向いている人について、以下にて詳しくご紹介いたします。
ぜひ参考にしてください。
ゲームが好きという情熱
ゲームプログラマーに限った話ではありませんが、プランナーやグラフィックデザイナーを含めたゲーム開発に携わる仕事は、やはりゲームが好きでないと務まりません。
そもそもとして、本当にゲームが好きでないと、プログラミングスキルを習得するのは困難です。
そのため、ゲームプログラマーの仕事をする以前の問題として、ゲームが好きという情熱がなるための適性の1つと言えるでしょう。
また、面白いゲームを作れるかどうかの分け目にもなってくるので、ゲームが何よりも好きな方は、少なくともプログラマーという仕事に向いていないということはありません。
根気がある
ゲーム開発には、必ず納期が設けられています。
ゆとりがあるのなら特に問題はありませんが、納期が近いにもかかわらず進捗がよくない場合は、連日残業をすることも珍しくはありません。
特に、ソーシャルゲームやオンラインゲームは時期ごとのイベントが開催されることがよくあります。
そのため、納期が近くなって激務になった時に耐えられるような根気を持っている方は、ゲームプログラマーの適性を持っていると言えます。
ゲームプログラマーの年収
ゲームプログラマーの平均年収は、中小企業の場合は300万〜450万、大手の場合だと500万を超えることは珍しくありません。
ゲームプログラマーは実力主義という面が強いため、企業によっては学歴重視という場合もありますが、年収は自分のスキル、そして勤務先次第で大きく変わります。
ちなみに、近年はコンシューマゲームよりもソーシャルゲームを開発している会社に勤務している方が、年収は高くなる傾向があります。
これは、ヒット作を生み出せる割合に起因していて、なおかつ利益が出ればプログラマーに還元される仕組みのために、比較して年収が高くなるみたいです。
ゲームプログラマーになりたい人が今すぐできること
ゲームプログラマーになりたいと思っている人は、大学や専門学校に行く前の段階(年齢)でも、今すぐ実践できることがいくつかあります。
どういったことができるのかを以下にてご紹介しますので、ぜひ参考にしていただきです。
Unityなどのツールを使って実際にゲームを作ってみる
Unityなどのゲームエンジンを使用して実際にゲームを開発することも、今すぐできる方法の1つになります。
例えばUnityは、無料でインストールできる上に、プログラミング知識がなくてもある程度はゲーム開発ができるため、ゲームエンジンを使いこなすという意味でも実際に使用してみてはいかがでしょうか。
ゲームプログラマーになる上では、どこかの段階で必ず何かしらのゲームエンジンの操作方法を学ばなければならず、なおかつオリジナルゲームを開発しなければなりません。
そのため、いち早く実際のゲームエンジンに触れてみることあh、得はあっても損はありません。
プログラミング言語を学んでおく
プログラミング言語に関する書籍はたくさんありますし、インターネットにて無料で勉強できるサイトもあります。
そのため、自分次第で今すぐプログラミング言語の知識を学ぶことができます。
プログラミングスキルの習得は、論理的思考力を磨くことにも一役買っているので、プログラミング言語を早い段階で学んでおくことも、メリットはあってもデメリットはありません。
勉強をしっかりしておく
先述したように、ゲームプログラマーの仕事をする上では物理や数学だけでなく、国語や英語も必要とされることから、学力があることに越したことはありません。
勉強が苦手という方はいるかもしれませんが、苦手なことを努力できることは、難しいプログラミングスキルの習得にも大いに役立ちます。
そのため、今現在中学校や高校に通っている方は、少なくとも上記の4教科はしっかりと勉強しておきましょう。
就職に有利な資格を取っておく
ゲームプログラマーになるにあたり、何かしらの資格が必須という訳ではありませんが、『基本情報技術者』は取得しておいた方が良いでしょう。
仕事をする上ではメリットに繋がりませんが、持っておくことで、基本は知っているという判断を、企業側が採用の際に下せるからです。
TOEICのスコアをできるだけ上げておく
また、先程ご紹介したように、海外から流入してくるプログラミングの最新技術をいち早く読み解くには英語力が求められるので、TOEICのスコアは高いに越したことはありません。
ちなみに、TOEICのスコアが高ければ高いほど、就職活動の際には特に大手企業から評価される傾向が強くなります。
ゲームプログラマーのやりがい
ゲームプログラマーのやりがいは、ゲームが完成した時の達成感を味わえることです。
ゲームは1日1日を積み重ねて作り上げられていくものですが、特にゲームプログラマーという職業は、試行錯誤の毎日を送ることになります。
その過程があればこそ、ゲームを達成した時に大きなやりがいを感じられますし、プレイしたユーザーからの評価が高ければ、なおのことやりがいを感じることができます。
ゲームプログラマーの将来性とは
残念ながら、コンシューマゲームは以前よりも人気を出すことが難しいとされています。
ですが、その代わりにオンラインのブラウザーゲームやソーシャルゲームの人気は、一度爆発してからというもの、衰えることがありません。
そのため、ソーシャルゲームなどが成長し続ける限りは、ゲームプログラマーの需要は安定して拡大すると考えられています。
また、コンシューマゲームのハードウェアも含めたゲーム機は年々進化しているため、それに対応できるだけの専門性を持ったゲームプログラマーが、より一層開発現場に求められるとされています。
まとめ
ゲームプログラマーは、ゲームの開発工程においてプログラミングを行う専門職です。
ゲーム開発の中でも実際にゲームを作成する工程であるため、とても重要な仕事だとされています。
大学や専門学校、または独学でも目指すことが可能な仕事であるため、興味のある方はぜひ目指してみることをおすすめします。
東京でゲーム業界を目指されている方は「アミューズメントメディア総合学院」で学びませんか?
東京のアミューズメントメディア総合学院のゲームプログラマー学科・ゲームクリエイター学科は、「カプコン」「レベルファイブ」「アソビモ」「エイミング」等、業界就職率98.5%の実績を誇ります。また、AMGグループが提供する「産学共同プロジェクト」で在学中から実際の商品の開発に携わることができ、一般的な学校では学べない経験とスキルを身に着けることができます。ご興味がある方は以下のリンクをご覧ください。
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