VRに携われる仕事とは?内容を徹底解説

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  • VR(Virtual Reality)は、近年良い意味で世間騒がせています。
    日本語にすると仮想現実と呼ぶVRは、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)というものを装着することで、本当に仮想世界に飛び込んだような現実的な体験ができるとされています。
    実際に『PlayStation VR』が発売されてから、大変な人気を博していますが、VRに関わる仕事をしてみたい、と考えている方も同時に増えているのではないでしょうか。
    ここでは、どういう仕事・職種ならVRに関われるのかを見ていきます。


    • この記事の監修者
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの 業界や職業を目指す方のための専門の学校です。ゲームクリエイター学科のurlはこちら
      多くの卒業生は、セガゲームス、カプコン、レベルファイブ、スクウェア・ エニックスなどといった有名ゲーム企業に就職をし、ゲームの開発に携わっています。
      入学する学生の95%は未経験ですが、1年生からゲーム開発の実践に携わり、短期間でゲームプログラマーとしてのスキルの習得を目指しています。ご興味がある方は、実際にゲーム開発が出来る体験説明会に来てくださいね!
    • 体験説明会はこちらから。
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    VR分野の現状

    2016年は、『PlayStation VR』や『Oculus Rift(オキュラス・リフト)』、『HTC Vive』などのVRシステムにおけるハードウェアが次々と発売されたため、いわゆるVR元年と呼ぶべき年と言えます。
    そして2017年に入ると次々にVRソフトが発売され、同時にVRソフトを制作する仕事の需要が高まりました。
    ですが、VRソフトの開発はまだまだ始まったばかりのため、VRゲームの開発分野に限り、経験者でなくても一定の知識や技術を持ってさえいれば、仕事に就きやすい可能性があります。
    実際に、現在VRに関する仕事の求人案件は多いです。

    どういう職種(求人)があるのか

    3DCGデザイナー(ゲーム分野)

    3DCGデザイナーとは、モデリングやエフェクト、照明やカメラなどの様々な制作工程を、3Dグラフィックスを使いこなしてデザインする職種の総称です。

    概要

    概要VRゲームをやったことのある方ならお分かりかもしれませんが、CG映像が360度に渡って展開されています。
    そうすることで仮想現実を実現しているため、360度のCG映像を制作することは、肝要にして必須と言えます。
    そのため、それができる3DCGデザイナーという職種の需要は、VR分野の中でも需要が高い特徴があり、VRに関わるならオススメの職種と言えます。
    特にゲーム開発分野における3DCGデザイナーの職務経験がある方であれば、仕事に就きやすいです。

    求められるスキル

    3DCGデザイナーの経験がある方が仕事に就きやすい理由としては、VR映像のCG制作は、通常のCG映像と同じ技術・技法を用いているからです。
    つまり経験者であれば、制作におけるモデリングやキャラクター、モーションやエフェクトなどの技法を、VRのCG映像制作に活かせる可能性が高いのです。
    それらを実現するには、『Maya』や『3ds Max』のような高機能な3DCGソフトを使いこなすだけのスキルが求められます。
    また、VR開発では『Unity』というゲームエンジンが用いられるのが主流なので、その操作スキルも持っていると、より仕事に就きやすいです。

    エンジニア

    ゲーム開発を専門とするエンジニアは、ゲームエンジニアとも呼ばれ、webエンジニアやシステムエンジニアとは違うスキルが求められます。
    そして、VRにおけるゲームエンジニアは、主にサーバーサイドとクライアントサイドに二分されます。

    サーバーサイド

    概要

    サーバーサイドゲームエンジニアとは、ゲームをプレイする時に発生する限りない膨大なデータを、サーバー上できちんと処理できるシステムを構築する職種です。
    性質上、VR開発であってもサーバーサイドの仕事内容は、他のゲーム開発と大差がありません。
    具体的な仕事内容としては、データベースの設計やサーバー構成、通信システムの設計や通信エンジンの開発などが挙げられます。

    求められるスキル

    求人票を見てみると、サーバーサイドゲームエンジニアには、PHPやRubyなどの言語を用いた開発経験が必須、とされている案件が多いです。
    また、ゲーム開発の経験がなくても、求人によっては『Ruby on Rails』などのとフレームワークを用いたwebアプリ開発など、サーバーサイドアプリケーションの開発経験があれば大丈夫な案件があります。
    他に求められるスキル・経験は、『MySQL』や『Apache』などを用いた開発経験などです。
    求人によって違いはありまうが、こうして見てみると、サーバーサイドゲームエンジニアとして働くには、知識だけでなく経験が必須ということが分かります。
    そのため、新卒やアルバイトとして働くだけでなく、一旦経験を積んでから転職する、というのも選択肢に入れてもいいかもしれませんね。

    クライアントサイド

    概要

    クライアントサイドゲームエンジニアとは、ハードウェアに入っているゲームデータプログラム(ソフトウェア)を開発する職種のことを指します。
    VR開発におけるクライアントゲームエンジニアは、PlayStation VRやOculus Rift、HTC Viveなどをプラットフォームとしたシステム開発を行なっていきます。
    具体的には、環境の構築からプログラミング、そしてテスト運用といったことをするようです。

    求められるスキル

    応募案件によって異なりますが、『C』や『C♯』、『C++』や『Objective-C』、『Java』や『JavaScript』、『アセンブラ』などのプログラミング言語やUnityなどのゲームエンジンを用いた開発経験が求められます。
    また、コンシューマーゲームの開発経験を必須としている案件もあります。
    サーバーサイドと同様にクライアントサイドゲームエンジニアとして働くには、新卒やアルバイトからではなく、経験を積んでから転職するのも良いかもしれません。

    映像・番組制作プロデューサー/ディレクター/クリエイター

    概要

    VR開発は今後も発展していくことが予想されるのですが、それはあくまで技術的な進歩でしかありません。
    その技術を用いて、VRを人に魅せる作業を行っていく職種の1つが、映像・番組制作プロデューサーやディレクター、クリエイターです。
    ゲーム開発とはだいぶ毛色が違いますが、イベント会場や店舗で行われる疑似体験の企画立案や360度の映像コンテンツを制作するには、今までとは異なったアプローチを行なっていく必要があります。
    具体的な仕事内容としては、VR映像のLIVE配信や空撮、空間音声やイベントで用いる映像の企画立案や制作などが挙げられます。

    求められるスキル

    人を魅せるVR映像を制作するには、やはり今までにないイノベーティブな閃きや制作方法が必要です。
    そのため、VRに関わる機材を用いてコンテンツの撮影や制作したことがあるという技術面と先進性のあるアイデアを持っている方は、仕事をする際に優遇される可能性が高いでしょう。
    また、映像クリエイターの場合は、『AfterEffects』や『PremierePro』などの従来の編集ソフトだけでなく、『Autopano』というVR映像編集ソフトの操作スキルを持っていた方が良いでしょう。

    VRを勉強するには

    独学

    VRについて独学で勉強をするには、いくかの方法があります。
    特にVRアプリや映像の開発・制作に関することであれば、VR開発によく用いられるゲームエンジンであるUniyの解説本や、プログラミング言語を学べる書籍がありますので、それを購入して勉強し、自作をするのも1つの手でしょう。
    また、VRに関する勉強会やイベントなどに足を運び、実際に見聞きするのも貴重な経験となります。

    専門学校やプログラミングスクール

    独学よりも人から直接学びたいという方は、専門学校やプログラミングスクールに通うことがオススメです。
    VRの発展に伴い、VRについて学べる学科を新設している専門学校は増加していますし、VRに対応したプログラミングスクールも増えています。
    知識と技術を専門的に学べるため、仕事としての開発経験がなくても、比較的仕事に就きやすいメリットがあります。

    VRの勉強方法についてはこちら

    VR分野の将来性

    VR分野の将来性VRは『ポケモンGO』のようなAR(拡張現実)と同じように、今後も年数と共に発展していくことが予想されます。
    仕事の窓口がその分拡大していく可能性がありますが、同時にそれぞれの職種の基準なども確立されていくことになりますし、経験者がより優遇されやすくなるかもしれません。
    現時点では、VR開発に関わる3DCGデザイナーやエンジニアには専門の知識や技術が求められ、映像プロデューサーなどにはイノベーティブな要素が必要です。

    しかしながら、経験はそう簡単に積めません。
    そのため、他者と差別化を図るためには、仕事としてのVRのゲーム開発や映像制作が未経験であっても、独学や専門学校に通いながら、開発や制作に携わる経験をしておくことが重要です。
    独学であれば、自分で主体的に勉強して開発や制作をする必要がありますが、専門学校に通うのであれば、総合的に学びつつ経験を積むことができます。
    また、すぐにVR分野に行かなくても、VR以外のゲーム分野などでしっかりと経験を積んで転職するのも、1つの手段になります。

    分野としての将来性は明るいですが、それに追いつけるだけの知識と技術、そして経験がVRに関わる仕事に繋がってくるので、諦めないという意志をきちんと持ち続けましょう。

    まとめ

    VRに関われる仕事は今のところ限られているため、携わることは容易ではないでしょう。
    しかし、今後も発展していくことが予想されるVRの仕事に就くことができたら、将来性の明るい分野にいる、ということになります。
    VRの開発・制作現場で働きたいという方は、ぜひ参考にしていただきたいです。

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    監修・運営者アミューズメントメディア総合学院 ゲームクリエイター学科
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