ゲームクリエイターに必要な資格とは

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  • 勉強をする子供

    ゲームの制作に携わる専門職の人たちのことを、ゲームクリエイターと呼びますよね。
    ゲーム好きな方々にとっては憧れの職業でもあり、人気職業ランキングでも上位に入るほどです。
    そんなゲームクリエイターに必要な資格には一体どのようなものがあるのでしょうか。
    ここでは、ゲームクリエイターに必要な資格についてご紹介していきます。


    • この記事の監修者
    • アミューズメントメディア総合学院 ゲームクリエイター学科は、ゲームプランナーなど企画がしたい人におすすめの学科です。就職率は95%で、卒業生はカプコン、スクウェア・エニックス、バンダイナムコゲームスなど、大手ゲームメーカーで活躍しています。
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの業界や 職業を目指す方のための専門の学校です。ゲームクリエイター学科のurlはこちら
    • 就職率は100%で(2022年実績)多くの卒業生は、セガゲームス、カプコン、レベルファイブ、スクウェア・ エニックスなどといった有名ゲーム企業に就職をし、ゲームの企画・開発に携わっています。
    • 体験説明会では、実際にゲームの企画や開発の方法がプロから学べますので、ご興味がある方は、 是非一度参加してくださいね!体験説明会のurlはこちら
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    • アミューズメントメディア総合学院 ゲームクリエイター学科は、ゲームプランナーなど企画がしたい人におすすめの学科です。就職率は95%で、卒業生はカプコン、スクウェア・エニックス、バンダイナムコゲームスなど、大手ゲームメーカーで活躍しています。
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの業界や 職業を目指す方のための専門の学校です。ゲームクリエイター学科のurlはこちら
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    ゲームクリエイターに資格は必要?

    そもそも、ゲームクリエイターという仕事に資格は必要なのでしょうか。
    実はゲームクリエイターになるために、必要な資格というのはありません。
    ゲーム制作のような専門性の高い職業の場合、それに応じて専門的な資格も必要なのではないかと思われがちですが、そんなことはなく医療専門職や法曹のような必須資格はないのです。
    そのため、ゲームメーカーやゲーム制作会社が定めている採用基準さえ満たしている人であれば、誰でも求人に応募することが可能になっています。

    ただし必須の資格がないとはいえ、携わる業務によっては専門知識が必要になることもあります。例えばゲームプログラマーやグラフィックデザイナー、サウンドクリエイターなどとして仕事をする場合には、高い専門性を必要とされることも多いでしょう。
    そのようなこともあり、ゲームクリエイターとして仕事をする上で活かすことのできる資格というのも存在しています。

    ゲームクリエイターが活かせる資格

    ここでは、ゲームクリエイターとして仕事をする上で活かすことのできる資格をご紹介していきます。
    取得しておくことで就職活動時のアドバンテージになるのはもちろん、実際にゲームクリエイターになって働く時にも役立つでしょう。

    Photoshop®︎クリエイター能力認定試験

    アドビ社が提供するソフト「Photoshop」のオペレーティング能力を認定する資格です。
    「スタンダード」と「エキスパート」という2つの段階に分かれていて、それぞれ難易度が違います。スタンダードの方では決められた作業について正確かつ合理的に進める能力が問われ、エキスパートの方ではより自由度の高い課題に対してクリエイティブな制作活動をする能力が問われます。

    Photoshopはデザインに関する仕事においては欠かせないソフトのひとつです。ゲーム制作の現場でも、グラフィックデザイナーなどにはとても役立つ資格となっています。

    Illustrator®︎クリエイター能力認定試験

    Illustrator®︎クリエイター能力認定試験アドビ社が提供するソフト「Illustrator」のオペレーティング能力を認定する資格です。
    「Photoshop®︎クリエイター能力認定試験」と同様、難易度の異なる「スタンダード」と「エキスパート」の2段階に分かれています。技術の目安としても同様で、スタンダードでは決められた作業について正確かつ合理的に進められる能力、エキスパートではよりクリエイティブな制作活動を行うことができる能力がそれぞれ求められます。

    Illustratorに関しても、デザイン関連の仕事ではとても頻繁に利用されるソフトであり、ゲーム制作の現場では有利にはたらく資格です。

    CGクリエイター検定

    CGデザインを行う職種向けの資格です。
    デザイン、2次元CGや3次元CGの制作、および映像制作の基礎知識などが問われる試験になっています。
    試験は難易度によって「ベーシック」と「エキスパート」の2段階に分かれており、エキスパートの方がより難易度が高く設定されています。

    CGエンジニア検定

    プログラマーやエンジニアなどの職種向けの資格です。
    ゲームに限らず、アニメや映像、VRやARなどあらゆる分野での開発に関する知識を認定するための試験になっています。
    「CGクリエイター検定」と同様、「ベーシック」と「エキスパート」の2段階に分かれており、それぞれ試験の難易度が異なります。

    マルチメディア検定

    デジタルコンテンツの制作現場におけるプロジェクトマネージャーなどのポジション向けの資格です。
    映像や画像、および音声などのあらゆるデジタル情報でのコミュニケーションに関する知識を認定します。
    難易度によって1級から3級までに分かれています。

    C言語プログラミング能力認定試験

    C言語を用いてプログラミングを行う人向けの資格です。
    プログラミング学習の基礎でもあるC言語の知識を認定する試験で、難易度によって1級から3級までに分かれています。
    C言語は、コンピューターの深層まで及ぶことのできる限られたプログラミング言語であり、ゲーム制作の現場でも広く用いられています。

    Java™プログラミング能力認定試験

    Javaを用いてプログラミングを行う人向けの資格です。
    Javaの知識を認定する試験で、難易度によって1級から3級までに分かれています。
    コンシューマーゲームやスマホゲーム、Webブラウザゲームなど、さまざまな種類のゲーム開発に使える一方で難易度が高く、扱える人が限られます。このため、試験に合格することでJavaの扱いに長けていると企業にアピールできるのは、ゲームクリエイターとして活躍するにあたって大きな強みになるでしょう。

    画像処理検定

    プログラマー向けの資格で、主に映像通信やロボットビジョン、印刷などの分野で役に立つ内容になっています。
    デジタル画像に関しての基礎知識から、ソフトやハードの開発に必要な知識などまでを認定します。

    オラクルマスター

    日本オラクル社が運営する「Oracle Database」シリーズを扱う技術を認定する資格です。
    試験ではデータベース管理をする能力と、SQLを書く能力を測ります。
    オラクルマスターの資格を取得すれば、世界トップシェアのデータベースを扱えることの証明になります。
    プログラマー系の職種を目指す人におすすめです。

    基本情報技術者試験

    ITや情報技術の基礎的な知識や技能を評価している、情報処理技術者試験の1つです。
    ゲーム業界でプログラマーやエンジニアとして働くのであれば、必要の有無に関わらず取得しておくことが勧められています。
    国家試験であるため、合格したなら大きなアドバンテージになるでしょう。

    応用情報技術者試験

    基本情報技術者試験と同じく情報処理技術者試験の1つであり、より応用的な知識・技術を持つことを示すための国家資格です。
    取得しておくことでシステム開発やIT基盤構築など、様々な局面で高いパフォーマンスを発揮できます。

    基本情報技術者試験を飛ばして試験を受験できますが、難易度が高いことと出題範囲が似ていることから、まずは基本情報技術者試験をクリアし、ステップアップとして応用情報技術者試験に挑戦するのがおすすめです。

    色彩検定

    デザイナー向けの資格です。
    色に関する知識や技能を問う検定で、デザインに携わる仕事をする方の多くが受験しています。合格することで、他人への影響を考えた色選びをする能力を持つと証明できます。
    1〜3級の3段階があり、できれば2級以上に合格しておきたいところです。

    【職種別】取得優先度の高い資格

    ゲームクリエイターは1つの職種ではなく、ゲーム開発に携わる職種の総称です。そのためゲームクリエイターにとって重要度の高い資格は、職種によって変わります。

    そこで、ここからは職種別に取得の優先度が高い資格を見ていきます。
    すでになりたい職種がある方は、併せて参考にしてください。

    ゲームプログラマー

    ゲームプログラマーは、プログラムを組むことでゲームの基盤となるシステムを作るのが仕事です。
    プログラミングスキルの習得が必要不可欠なので、「C言語プログラミング能力認定試験」や「Java™プログラミング能力認定試験」に合格しておくと、各プログラミング言語に対する理解力と技術を示すことができます。

    「基本情報技術者試験」の認定も受けておきましょう。
    こちらはゲームプログラマーをはじめとしたITエンジニアにとって、キャリアのスタートラインと言われています。その後は「応用情報技術者試験」にもチャレンジすると、キャリアアップに役立ちます。

    また、今後のゲーム業界はVRやARを活用したゲーム開発が盛んになると予想されています。CGに特化したゲームプログラマーは重宝されると考えられるため、「CGエンジニア検定」を受けておくことをおすすめします。

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    ゲームプランナー/ゲームディレクター/ゲームプロデューサー

    ゲームプランナー、ゲームディレクター、ゲームプロデューサーは、いずれも適性を資格で証明することが難しい職種です。
    しかし、仕事の一環として開発スタッフに指示を出すので、例えば「Photoshop®︎クリエイター能力認定試験」「Illustrator®︎クリエイター能力認定試験」「基本情報技術者試験」のような資格を取得しておくと、スタッフの仕事や扱うソフトに対して一定の理解を持っていると証明できます。

    企画に携わることから、コンテンツの作成能力を測る「マルチメディア検定」の受験もおすすめです。

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    CGクリエイター

    CGクリエイターは、コンピューターを使ってグラフィックスをデザインするのが仕事です。CGの重要性が増している昨今を鑑みるに、これからのゲーム業界で需要が高まる職種の1つと考えられます。

    そんなCGクリエイターを目指すなら、「CGクリエイター検定」を受けておきましょう。
    同時に「Photoshop®︎クリエイター能力認定試験」「Illustrator®︎クリエイター能力認定試験」「色彩検定」も受験することで、デザイナーとしての能力を示すことができるでしょう。

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    ゲームシナリオライター

    ゲームシナリオライターは、魅力的なストーリーやキャラクターのセリフを考えるのが仕事です。
    ゲームプランナーなどと同様、資格で能力を示すのが難しい職種ですが、シナリオをスクリプトに起こすことがあるため、「C言語プログラミング能力認定試験」や「Java™プログラミング能力認定試験」のようなプログラミングに関連する資格を取得しておくと、就職活動の際にアドバンテージになるかもしれません。

    また、コンテンツ作成能力を認定する「マルチメディア検定」のエキスパートでは、著作権に関する掘り下げた内容が出題されます。著作権については、ゲームシナリオライターなら特によく理解しておきたいので、受験してみると良いでしょう。

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    資格取得に向けた勉強のポイント

    資格取得に向けて勉強するなら、効率的な方法を用いて少しでも合格率を高めたいですよね。
    そこで、以下に勉強のポイントをまとめました。
    これから試験対策を始める方も、すでに試験対策を進めている方も、ぜひご覧ください。

    過去問を解いて試験の傾向を掴む

    資格試験のための勉強で大切なのは、試験の傾向を把握し、それに合わせた対策をすることです。
    そして、試験の傾向を把握する一番の方法が過去問を解くことです。
    このため、試験勉強をする時はまず過去問を解いてみてください。
    どのような問題が多いのか、どのような内容が問われやすいのかを意識しながら過去問を解けば、勉強する項目の優先順位が分かるようになってきます。

    間違えた問題を徹底的に復習する

    過去問を解いた後は、間違えた箇所を徹底して復習することで、知識として身につきます。
    参考書を使い、なぜ間違えたのか、何が正しかったのかを確認しましょう。

    この時、間違えた箇所をノートにまとめておくと、自分が理解していない内容がすぐに分かり、勉強の効率がアップします。

    動画教材や音声教材を活用する

    資格試験のために勉強する内容は、文字だけでは理解しにくいことがあります。
    そんな時は動画や音声の解説を探してみてください。
    図やイラスト、音を使った解説を見たり聴いたりすることで、内容を理解しやすくなります。
    それだけではなく、勉強した内容が記憶にも残りやすくなるので、試験勉強は本だけに頼らず、動画や音声の教材も活用しましょう。

    参考書を2〜3回繰り返し読む

    時間に余裕がある場合は、参考書を読み進めましょう。
    この時、1ページをじっくりと読む必要はありません。
    それよりも最初から最後まで、何度も繰り返し読んだ方が、知識が身につきやすいと言われています。
    過去問を解くことに比べると優先順位は低いですが、追加で他の勉強をしたいと思ったら、参考書を読むようにするのがおすすめです。

    資格を取るだけではなく、スキルを習得することも大切

    ゲームクリエイターになるためのルートは大きく2つあります。1つは大学や専門学校を卒業するルート、もう1つは独学で必要なスキルを身につけるルートです。

    特別な資格が必要ないゲームクリエイターは、大学や専門学校に通わなくても目指せます。
    しかし、「ヒット作を生み出したい!」などの夢がある方は、大学や専門学校で勉強することをおすすめします。
    目指す職種に特化した講義を通して、必要なスキルをしっかり身につけることができるためです。

    また、就職活動の際にも採用されやすくなる可能性があります。
    近年はさまざまな開発ツールがあるおかげで、個人でもゲーム制作ができるようになっています。その中には無料で遊べるゲームも多いので、お金を出してゲームを買ってもらうには、無料ゲーム以上に質が高い作品を作らなければなりません。
    このためゲームメーカーや制作会社は、優れたスキルを持つゲームクリエイターを求めます。

    大学や専門学校で知識や技術、ノウハウをしっかり学んだ人材なら、企業としては安心して採用できるでしょう。

    ゲームクリエイターを目指す方は、資格を取得することはもちろんですが、大学や専門学校で十分なスキルを習得することも視野に入れてみてください。

    まとめ

    ゲームクリエイターになるために、必ずしも何らかの資格を取得しなくてはいけないということはありません。
    ただし高度な専門知識や技術が問われるゲームクリエイターの仕事においては、持っておくと有利に働く資格がいくつか存在しています。
    今回挙げた全ての資格を取得する必要はありませんが、自分の目指している職種から考えて、取得しておくべき資格についてはしっかりと把握しておきましょう。

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    監修・運営者アミューズメントメディア総合学院 ゲームクリエイター学科
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