スマホゲーム『アークナイツ』のアニメPVの作画監督で、Yostar Pictures取締役を務める斉藤健吾氏(2009年卒業)が来校。アニメスタジオの考え方や技術=DNAを学ぶ特別講義を実施しました。
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Yostar Pictures取締役
監督・作画監督、キャラクターデザイナー、アニメーター
ボンズ、スタジオDEENなどのアニメスタジオで動画、原画職を経て、文化庁の若手アニメーター育成事業アニメミライ参加作品『アルモニ』で稲垣亮祐の制作チームに加入。TRIGGERで『キルラキル』『キズナイーバー』『リトルウォッチアカデミア』などに参加したのち、『プロメア』ガロ編で作画監督、『SSSS.GRIDMAN』では総作画監督を務める。その後、Yostar Picturesの取締役となり、スマホゲーム『アークナイツ』のアニメPVの作画監督やオリジナルTVアニメ『空色ユーティリティ』の監督などを務める。

「高校生の頃から絵が好きで描いていて、アニメーターになりたいと思ったこと」がきっかけでAMGへ入学し、現在の仕事を始められた斉藤さん。
在学中について、「1年生の夏に共同制作(AMGでは、複数の学科でチームを組んでゲームやアニメの制作をおこなう共同制作を実施しています)をおこなったときは、時に些細なことで言い合いになることもあったけど、『良いものをみんなで作っていこう!』という思いで、楽しみながら制作していました。仲間同士で、作品のつくり方について質問したり教え合ったりもしていましたね。その年の冬には自主制作に励むなど、在学中は作品をたくさん作った思い出があります」と、話してくださいました。
印象に残っている授業については「動物園や河川敷に行ってスケッチをする授業があって、自由に絵を描いたことが一番印象に残っています。それから、学院際で、共同制作でつくった作品をみんなに見てもらう機会があったことも印象に残っています」。
また、当時の就職活動については「1年生の頃から就職したい企業を見据えて、ポートフォリオを作って、早い時期に企業の内定をもらっている人がいたことも覚えています」と、お話しいただきました。

さらに、斉藤さんが取締役を務めるYostar Picturesを設立した経緯について「アニメーションスタジオの運営をすることに最初は不安もありましたが、とにかくやってみようという思いで立ち上げました。最初の目標は、株式会社YostarがつくるゲームのアニメPVを制作すること。そのうえで、Yostar Picturesとして作りたい企画が自分の中であったので、いつでも提案できるように企画書を毎日持って歩いていました。そういった企画を実現できる環境で良かったと思います」と、語ってくださいました。
トークの後は学生たちの作品を添削していただく時間もありました。一人ずつレイアウトをご覧いただき、構図など気になった箇所は、斉藤さんが実際に絵を描き込みながらていねいに説明をしてくださいました。
講義の時間が過ぎたあとも熱心にご指導いただき、学生たちにとって貴重な時間となりました。
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AMGの講師は全員が業界の第一線で活躍する「現役のプロ」。
協力企業様、講師の皆様と共に、エンタメ業界を目指す在校生へ、今後も実りある講義を提供していきます。
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