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2023年3月9日

令和4年度アミューズメントメディア総合学院卒業式

2023年(令和5年)3月3日、アミューズメントメディア総合学院『令和4年度卒業式』を明治記念館にて挙行しました。
昨年は感染症対策の一環として学科別の二部制で行いましたが、今年は全学科が一堂に会して式を執り行うことができ、明治記念館のホールは満席となりました。
保護者様、講師の先生方に見守られながら、本学で得た貴重な体験をかけがえのない財産として胸に抱き、社会という大海原へと旅立つ卒業生たち。笑顔と感動に包まれた素晴らしい門出の日となりました。

各学科から選出された卒業証書授与の代表者8名と、卒業生代表挨拶に選出されたゲーム・アニメ3DCG学科の柴戸さん、声優学科の遠藤さん。堂々とした姿、感動に包まれるスピーチで卒業生の代表を務めました。
そして、本学院の理念である「産学共同・現場実践教育」の精神にのっとり、精力的に企業との産学共同プロジェクトに参加することで、輝かしい功績を残した学院生に贈られるAMGエンタテインメント賞を授与した、マンガイラスト学科の能澤さん。人気マンガ作品の台詞を交えながら楽しいスピーチを繰り広げてくれました。
そんな卒業生代表者の在学中の活躍や取り組み、卒業後の進路についても合わせてご紹介します。

写真左から
【卒業証書授与】アニメーション学科前野さん
【AMGエンタテインメント賞受賞】マンガイラスト学科　能澤さん
（上段）【卒業生の言葉】ゲーム・アニメ3DCG学科　柴戸さん
（下段）【卒業生の言葉】声優学科　遠藤さん

マンガイラスト学科　能澤さん
「週刊少年マガジン」新人漫画賞・特別奨励賞受賞。
講談社公式アプリ「マガポケ」掲載で在学デビュー
⇒デビュー記事はこちら

ゲームクリエイター学科　竹林さん
株式会社バンダイナムコエンターテインメント内定
⇒内定インタビューはこちら

ゲームプログラマー学科　佐藤さん
アークシステムワークス株式会社内定
⇒内定インタビューはこちら

ゲーム・アニメ3DCG学科　阿波根さん
株式会社レベルファイブ内定
⇒内定インタビューはこちら

アニメーション学科　前野さん
ufotable有限会社内定
⇒内定インタビューはこちら

キャラクターデザイン学科　安藤さん
株式会社シネボーイ内定
⇒内定インタビューはこちら

マンガイラスト学科　池田さん
在学中、大手デジタルコンテンツ配信会社のオリジナルWEBTOON作品制作に参加（23年6月配信予定）

小説・シナリオ学科　会田さん
在学中、「第10回日経星新一賞」「カクヨムWeb小説短編賞2022」「第218回短編コバルト小説新人賞」「三行から参加できる超・妄想コンテスト」など、多数の公募・コンテストへ作品を投稿。

声優学科　秋山さん
青二プロダクションジュニア所属
⇒2023年3月卒業・声優学科進路実績【直接所属率80.7％】

ゲーム・アニメ3DCG学科　柴戸さん
株式会社MUTAN内定

声優学科　遠藤さん
81プロデュース研究生
⇒2023年3月卒業・声優学科進路実績【直接所属率80.7％】

卒業生の皆さん、この度はご卒業おめでとうございます。
皆さんは今まさにエンタメ業界の大海原に飛び出そうとしています。
そこには、皆さんより経験豊富で敵わない人達がいて、大ベテランの怪物みたいな人も目の当たりにするでしょう。しかし、そんな時でも、自分が今その瞬間に持っている物差しだけで、他人と比較して過小評価しないでください。自分を信じて継続するのは簡単な事ではありませんが、継続して乗り越えることでしか得られないもの、そして見る事ができない光景があるのも事実です。

ただ、誤解して欲しくないのは「一度志した道を絶対に諦めてはいけない」と言っている訳ではありません。心が疲れた時は我々を頼って、いつでも相談をしに戻って来てください。我々にとって一度AMGの門をくぐった学生は家族のような存在です。

AMGにはOB・OGネットワークという仕組みがあります。卒業生同士を繋ぐ懇親会や勉強会の開催、転職のサポートなど、卒業後も皆さんをサポートするためのシステムです。今日という日が最後ではなく、ぜひこの先もAMGとの関係を保ってください。それが我々にとっての希望でもあります。
皆さんは少なくとも自分が夢中になれるものを既に見つけています。なにかに夢中になれること、これは列記とした才能です。そして、なによりも強い武器だと思います。そんな武器を持った皆さんを誇りに思います。皆さんもそんな自分に自信を持って、これからの人生を歩んでください。

AMG30年の歴史の中で、現在エンタメ業界で活躍している卒業生は約2万人います。今日、晴れて卒業を迎えた皆さんは、その先輩たちの後に続くことになります。

ご存知の通り、エンタメ業界で働くのは簡単なことではありません。毎年自分を刷新して、脳内のイメージを磨いていく必要があります。
今や日本のエンタメ産業は12兆円にものぼり、世界に誇れる日本の輸出産業になっています。ですが、この業界が今のようなかたちになるまで、世間の目は本当に冷たかったんです。ゲームやアニメの仕事をしたいと言ったら、「悪いことは言わないからやめておけ」っていう風潮が十数年前には普通にありました。そうした歴史の中でも、今この業界があるというのは先人たちがたくさんの努力をしてきたから。そのおかげで、現在はかつてないほどの好景気を迎えているわけです。

コロナ禍、殺伐とした時代に誰もが求めるもの、それがエンタテインメントです。
皆さんは、クリエイターやパフォーマーと呼ばれる仕事を選びました。仕事として選んだ以上、当然、趣味ではありません。肝に銘じていてほしいのは、「自分たちがやりたいこと」と「自分たちが習得してやれること」と「生活をしていけること」は全て別物です。しかし、経験を重ねることによって、これらがシンクロしてくる瞬間があります。その喜びを皆さんにぜひ感じてもらいたいと思います。