6/25(土)映画「犬飼さんちの犬」の公開に先立ち、小説版『その後の犬飼さんちの犬』(竹書房刊)が6/3(金)に発売されます。
この『その後の犬飼さんちの犬』は昨年10月に発売された『犬飼さんちの犬~上下巻~』の下巻を執筆したマスターコース生・倉木佐斗志くんが前作に引き続き執筆しています。
在学中からプロとして業界で活躍できる「産学共同カリキュラム」から昨年見事デビューを果たした倉木くんの2作品目に注目です。
書店で見かけた際は、是非チェックしてくださいね!
©倉木佐斗志/吉田聡史/AMG出版工房
著者・倉木佐斗志くんコメント
本作のおおまかなあらすじを書いているうちに、執筆中に印象的だったことを思い出しました。それは『犬飼さんちの犬』のTV放送が
始まっていたことです。登場人物の姿や小道具などは、映像作品を見ているおかげか、前作の執筆最中の時よりもイメージしやすかったです。
とはいえ僕の描写では書き込み過ぎな部分が多く、今回も監修で入っていただいた秋口先生には多大な迷惑をかけてしまいました。実に情けない限りです。
仕事を通じて気づいたのは、まだまだ僕は未熟だということでした。だからこそ、僕はマスターコースに進学しました。マスターコースで、更に息の長い作家に必要な技術を向上させようと思います。
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『その後の犬飼さんちの犬』あらすじ
離島では、スーパーマーケットの通常業務だけでなく『島石鹸』の原料となる『鳥待草』を採取するなど、犬飼は
多忙である。
ネット中継を利用して家族と連絡を取り合う犬飼は「サモンを完璧に飼えている」と豪語する。
しかし実際は、サモンの吠え声が近所迷惑の原因となっていた。
サモンとうまく付き合えていない現状を憂いて犬飼は落ち込んでしまう。そんな折、ひょんなことから犬飼とサモンは自宅に戻ってきた。犬飼はサモンと触れ合うことで、家族に対し、犬が苦手という弱点を克服したのを見せ付けようとする。しかし、うまくいかず、犬飼はサモンに手を噛まれてしまう。
怪我を負ったことで、犬飼はサモンと距離を置くようになった。だが、クレーム処理の仕事や、かつて知り合った
愛犬家達と接するうちに、再びサモンと散歩をしようと考えるようになる。
その散歩の最中に、サモンは犬飼の前から姿を消した。雨の中、必死でサモンを探す犬飼。ようやく二人が再会したとき、犬飼とサモンの絆は前以上に深いものとなる。
島に戻る前に休暇をとった犬飼は、自分の故郷へと帰った。そこで自らの犬嫌いのルーツを知り、気持ちの整理をつけてサモンと共に島に向かう。




