『いつか天魔の黒ウサギ』シリーズや『伝説の勇者の伝説』シリーズなど、富士見ファンタジア文庫にて人気ファンタジー作品を執筆する鏡貴也先生をお招きし、特別講義を開催しました。
鏡先生(右)と、ナビゲーターを務めた鯨先生(左)
この日は事前に東京校・大阪校のノベルス学科の学生から集めた質問を、東京校で講師を勤める鯨晴久先生が対談形式でお聞きする特別講義となりました。
人気シリーズを執筆する先生に直接質問をぶつけられる機会とだけあって、東京校はもちろんのこと、中継を行った大阪校でも教室が満員になるほどの盛況ぶりとなりました。
講義の中では学生から様々な質問が寄せられ、鏡先生がひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。質疑応答のひとつをご紹介します。
・鏡先生の作品には個性的なキャラクターがたくさん登場しますが、どのようにキャラクターをつくっているのでしょうか?
「まずは名前ですが、プロットの段階では決めていないことが多いです。
物語と、そのキャラクターに持たせたいアイデンティティを先に考えます。具体的には、そのキャラのバックグラウンド、たとえばどんな生活を送ってきて、どういう風に育てられてきたのかな?なんてのを先に考えたりします。そのアイデンティティから逸れたような行動はさせないように気をつけてます。
ただ、必ずしもこれが正しいわけじゃないと思います。ジャンルや作風にもよりますが、ガジェット(ストーリー上の小道具や仕掛け)を並べてキャラ作りする、という方法も多いと思います。
でも僕は、キャラの性格やバックグラウンドにこだわってキャラ作りをしてます。」
このほかにも……
・アクションシーンを書きたいのですが、どうしてもテンポやリズム感を思うように表現できません。鏡先生はどのような工夫をされていますか?
・プロットを書くアイデアはどんなところから得ていますか?
・プロの作家として心がけていることがあれば教えてください。
・作家になるまえに、やっておきべきことはありますか?
満員となった教室
などの質問にお答え下さり、作品の執筆のヒントや、テクニック、モチベーションを保ち続ける方法など、プロの第一線でご活躍なさっている鏡先生ならではの秘訣がたくさんありました。
AMGでは、こうした著名作家をお招きした特別講義を定期的に開催しています。
AMGの学生だからこそ参加出来る特別講義や編集部批評会など、詳しい情報が載ったパンフレットを無料にてお配りしていますので、お気軽にお申し込みください。
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最後に鏡先生に、これから作家を目指す人へのメッセージをいただきました。
鏡先生からのメッセージ
楽しいことも多いし辛いことも多いですが、きっとそれはどんな職業も一緒なので、もしこの職業を楽しいと思うのなら、やりがいのある、素晴らしい仲間にも巡り会える、とても楽しい仕事だと思います。もしもデビューしたら、一緒に仕事しましょう!!
鏡先生、貴重なお話をありがとうございました。




