ゲームシナリオの書き方とは

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    ゲームのシナリオライターの書き方とは

    恋愛シュミレーションなど、選択を選びシナリオを読むことで進める作品をアドベンチャーゲームと呼びます。
    ではゲームのシナリオを書いているのは誰か? それは【シナリオライター】と呼ばれる人たち。
    シナリオライターはクライアントからキャラクター設定やプロット(大まかな話の流れ)の資料をもらい、プレイヤーが楽しめるよう台詞・地の文を考えるのが主な仕事。ときにはプロットから仕事を任されることもあります。

    さらにゲームのシナリオに携わると、そこから派生するドラマCDやショートストーリー・小説執筆の仕事を担当することが多くなります。
    つまりゲームシナリオライターという職業でいる期間は短く、結果的にはどんな媒体でも文章を書く【シナリオライター】という仕事に就くと考えたほうがよいでしょう。

    ゲームのシナリオの特徴

    ゲームのシナリオの特徴

    二次元の絵が出る

    ゲームシナリオを書くときには、【立ち絵】を指定する必要があります。立ち絵とは画面上に表示させるキャラクターのイラストのこと。
    この立ち絵があることでこの場に誰がいるのか・どんな表情なのかをプレイヤーは読み取ることができます。
    またゲームは画面上に背景なども表示されるため、必要がなければ詳細な風景描写をしなくても違和感がありません。
    その場に誰がいる・この場はどんなところかをあえて細かく説明しない点はゲームシナリオの特徴と言えるでしょう。

    効果音が聞こえる

    ゲームシナリオを執筆するときには、効果音の指定ができます。同じ文章を書くのでも小説と違う点と言えるでしょう。
    しかし音をオフにしてプレイする場合もあるので、必ず音に関する描写をしなくてはいけません。
    例えば、(効果音:風鈴の音)風鈴の音で目を覚ました。
    など効果音があり・なしに関わらず、不自然にならないように書くことが多いです。

    選択肢で分岐する

    ゲームシナリオの最大の特徴は選択肢があることです。選ぶ選択肢によって、物語の流れが変わりどのようなエンドを迎えるかが決まっていきます。
    シナリオライターはこの選択肢と選んだ選択肢の先の展開を考える役目があります。
    好感度が上がる選択肢を選べばプレイヤーが喜ぶご褒美の展開になり、好感度が上がらない選択肢ならばあっさりと次のシーンへ流れる。
    ひとつずつの選択肢に、はっきり違いを出すのもゲームシナリオの特徴です。

    ゲームのシナリオの書き方

    ゲームのシナリオの書き方
    ゲームシナリオはマルチシナリオです。マルチシナリオとは【分岐がある】【エンディングがひとつではない】シナリオこと。
    ゲームシナリオ特有のプレイヤーが物語に手を加えることができるマルチシナリオであることを頭に入れながら執筆していきましょう。
    今回は女性向け恋愛シュミレーションゲームのプロット制作込み・イベントシナリオの書き方を例に説明していきます。

    キャラクターの性格・語尾などを把握する

    恋愛シュミレーションゲームのイベントシナリオは、攻略キャラクターの魅力を存分に伝えることが目的です。
    そのためにはキャラクターならではの性格を把握して、その性格を強調する話の流れを作りましょう。
    例えば買い物に一緒に行くという題材でも、人懐っこいキャラクターと冷静沈着なキャラクターでは会話の内容などが変わってきますよね。
    また会話をするときの語尾や主人公の呼び方にも個性が出るので、把握しておく必要があるでしょう。

    起承転結で物語の流れを掴む

    プロットを作る前に一度、さらに大まかな話の流れを二、三行の箇条書きにしてみましょう。起承転結のそれぞれに当てはまる出来事を書くことで、物語の流れを掴むことができます。
    この時点で選択肢を考え、それに関する話の流れを考えておくとその後のプロット作りもスムーズに進みます。
    またどのような胸キュンポイントがあるのかも、この時点で書きこんでおきましょう。

    詳細なプロットを作る

    プロットの下書きが出来たら、詳細なプロットを作ります。プロットの下書きで考えた流れと流れの間を埋めるように、細かく箇条書きにしていきましょう。
    なぜ胸キュンポイントに至ったかについて、プレイヤーが理解できるような流れになっているかを確認することが重要です。
    もしうまく話の間が繋がらないと思ったら、プロットの下書きに戻り見直しましょう。

    プロットをシナリオに起こす

    詳細プロットが出来たら、シナリオに書き起こします。登場キャラクターらしい台詞と自然な会話のやりとりを心がけましょう。
    またゲームシナリオはキャラクターが話す台詞の数を指定をされることがほとんどです。そのため、台詞ひとつずつに、必要な情報が入っているか・逆に情報を詰め込み過ぎていないか要確認。
    台詞数がオーバーしないこと・自然な会話の流れを心がけながら、シナリオ制作を進めましょう。

    覚えておきたいゲームシナリオの用語

    覚えておきたいゲームシナリオの用語

    台詞

    キャラクターに合った台詞を考えて書きます。横は何文字まで・縦は何行までと指定があることが多いので意識しましょう。

    地の文

    ト書きとも呼ばれる文章で、台詞以外の本文を指します。その場の状況を台詞以外で説明したいときなどに入れます。

    シーン

    物語が始まるとき・場面が変わったときなどに、「シーン1・背景:教室」などの指定を入れます。このシーンナンバーは選択肢を選ぶ際、どのシーンに飛ぶのか指定するときにも使います。

    スチル

    スチルとは好感度が上がる選択肢を選んだあとに表示される、特別なイラストのこと。シナリオを執筆するときには、このスチルを表示させるタイミング・イラストの内容もシナリオライターが指定することが多いです。

    ループ

    選択肢で好感度が変わるアドベンチャーゲームは、選択・リセットをループで繰り返します。プレイヤーはこのループを繰り返して、恋愛エンド・バッドエンドの違いを楽しみます。

    良いシナリオとは何か?

    良いシナリオとは何か?ゲームごとに楽しみ方が違うので【良いシナリオ】を定義するのは、難しいかもしれません。
    しかし色々なゲームに共通しているのは【プレイヤーが求めている感情を与えられるシナリオ】は評価が高いということです。
    胸キュン・キャラ同士の掛け合いの面白さ・感動など、プレイヤーはなにかしらの感情を求めてゲームをプレイします。またゲーム内でも場面ごとによって、求められる感情は変わります。
    シナリオライターは「このシーンはプレイヤーにこんな感情になってもらいたい」と思って書くことで、良いシナリオへ近づくかもしれません。

    ゲームシナリオを上達するには?

    ゲームシナリオを上達するには?ゲームシナリオを上達させる方法はたくさんあります。その中でも多く実践されている方法が、シナリオを書き写すこと。
    発売されているゲームをプレイし、気に入ったシーンを見つけて書き写す。
    それを繰り返すことで、なぜ感情が刺激されるのかわかってきます。感情を刺激するコツがわかってくれば、ゲームシナリオは上達していきます。
    また、ゲームシナリオについて最短でプロの力を身につけるには、専門学校やスクールに通うこともおすすめです。現役のゲームシナリオライターからプロとして通用するノウハウを学ぶことができ、業界とのコネクションもあるためデビューもしやすいというメリットがあります。

    ゲームシナリオを上達したい方はこちらへ

    まとめ

    ゲームシナリオは立ち絵・効果音だけでなく、実際に執筆した文章も表示される特徴を持っています。その特徴を生かした情報の提示をしていきましょう。
    またゲームシナリオライターとして仕事を得たいのであれば、書き方のルールなどを知っておくとコンペなどで有利になります。
    ゲームシナリオの書き方が詳しく紹介されている書籍が発売されているので、そちらも参考にしてみてくださいね。

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