学生時代の恋愛模様や人間関係、部活動などの青春が描かれる青春小説。多くの人に共感されやすく、人気のジャンルです。
この記事では、青春小説を書いてみたいという方に向けて、青春小説の書き方をまとめました。青春小説というジャンルについての解説や、青春小説の一つであるスポーツ小説に追加したい要素などについても解説しています。
- この記事の監修者
- アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの業界や職業を目指す方のための専門の学校です。小説・シナリオ学科のurlはこちら。
- 小説・シナリオ学科では、1年次から個別で文章力の指導や、発想心理学、アイデア創造、キャラクター造形、世界観設定などを学び、文章作成における基礎を学びます。また2年次では、シナリオやトレンド分析など売れる作家となるための勉強を行っていきます。
- ライトノベル専攻や文芸小説専攻、ゲームやアニメシナリオライターを目指す人のためのアニメ・ゲームシナリオ専攻があり、それぞれのジャンルに特化した技術を学べますので、 是非、体験説明会に参加してみてくださいね!
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青春小説とはどんなジャンル?
青春小説といえば、学生を中心とした若者をメインとした小説です。青春小説には近しいジャンルのものがあります。まずは青春小説と、近しいジャンルの概念についてご紹介します。
青春小説
中学生や高校生、大学生をメインの登場人物として、恋愛・友情・将来への葛藤などといった若い頃に経験する出来事や経験にフォーカスした小説です。登場人物と近い世代は共感でき、離れた世代は懐かしい気持ちを感じられるジャンルです。
ジュブナイル小説
「ジュブナイル」は「少年期」という意味で、10代向けの小説のこと。恋愛や友情など、青春小説と同じような内容になることが多いため、青春小説との定義の違いは曖昧になっています。
少年少女の成長と冒険をテーマにしている作品がジュブナイル小説と呼ばれることが多いです。
スポーツ小説
スポーツ小説は青春小説の一つに分類できるジャンルで、若者とスポーツをかけ合わせ、仲間と切磋琢磨する姿や努力をする姿、スポーツに対する葛藤などを描きます。
スポーツはとって身近な存在でありながらも、日本一や世界一を目指すことができるという意味では夢のある世界なので、読み手を一気に世界に引き込みます。
青春小説の書き方4つのポイント
ここからは青春小説の書き方を、4つのポイントに分けてご紹介していきます。
小説を書く際は“プロット作成”→“執筆“となります。基本的な流れを知りたいという方は、以下の記事も併せてご覧ください。
>小説の書き方【著作実績700冊|プロット〜ストーリーまでプロが完全解説】
1. 主人公と対になる存在を作る
恋愛系の話であれば恋敵を、友情系の話であれば内向的な主人公に対して社交的な主人公を、といったように、主人公と対になる存在を作ることで、関係性の移り変わりとそれに伴った人間的な成長を具体的に描きやすくなります。
登場させるタイミングは早い方が◎。序盤から紆余曲折があり、最後にその相手とどうなるかという過程があることで、この関係の必然性が高まるためです。
2. 若さゆえの葛藤や余裕のなさを描く
中高生や大学生は楽しいことや未来への希望が多い一方で、将来について考えたり、自分の在り方について思い悩んだりといった葛藤が多い時期でもあります。物語を盛り上げ、読み手の共感を誘うには、この葛藤や余裕のなさをリアルに書くのがポイントです。
ポジティブでエネルギッシュな一面だけでなく、独占欲や嫉妬、劣等感、若さゆえの非力さ、情けなさといった醜い部分も描写できると良いでしょう。
自身が経験した感情をそのまま作品にぶつけるのも、読者を惹きつけるポイントになるかもしれません。
3 .大人を登場させる
10代の若者が物語のメインとなる青春小説では、“大人”の存在も欠かせません。未成年の周りには、親・学校の先生・バイト先の店長など、必ず大人の存在があるはずです。
ところどころで大人を登場させることで、未熟な若者との対比になり、若者がぶつかっている悩みがより引き立ちます。
未成年が活躍する話の裏で大人は何をしているか、悩む未成年に大人がどのようなアドバイスをするか、間違った行動をしている未成年に大人はどのように注意するかなど、大人の行動一つで物語にリアリティーが現れます。
4. 一線を越えさせない
読者が青春小説に求めているものは、あの頃の真っ直ぐでフレッシュな感覚であることがほとんど。そのため、物語を面白くしようとして、主人公に“一線を越えさせない”というのは念頭においておく必要があります。
恋愛では体の関係を持つこと、友情やスポーツではライバルを直接殺してしまうこと、主人公本人がドラッグに手を染めてしまうことなどが、“一線”の例です。
青春小説では、恋が成就するまでの過程や目標を達成するまでの努力を、読者に楽しんでもらえるような内容を意識しましょう。
スポーツ小説ではさらに要素を追加しよう
青春小説の一つであるスポーツ小説を書く際は、スポーツに関する要素を意識しておいた方がよいでしょう。以下で3つのポイントをご紹介します。
前提として知識や経験があるものを選ぶ
まずスポーツ小説を書く場合、前提としてそのスポーツへの知識や経験があるもの選ぶをことをおすすめします。物語を書き進める上で、そのスポーツの知識が深くなければ内容も付け焼き刃のようになってしまうためです。
また、自身が経験したことによって、そのスポーツで必要な技術がどれほど難しいか、それが会得できたとき・できなかったときはどんな心境になるかなどがより一層理解できます。
“うんちく”をプラス
スポーツ小説では映画やアニメのように動きやプレーを映像で伝えることができない分、文字でどのように説明するかが重要になります。
読者の興味を引くためによく使われる手法としては、そのスポーツの背景、トレーニングや戦術についてなどといった“うんちく”を詳しく書くこと。これによって、物語以外の部分でも読者が楽しむことができます。
技をオーバーに表現する
物語を盛り上げるためには、技をオーバーに表現するのも一つの手です。スポーツを題材とした漫画やアニメで想像するとわかりやすいでしょう。
キャプテン翼の「ファイヤーショット」は、その威力によってゴールネットに叩き込まれたボールから焦げた臭いがするほどのシュートです。このように、現実にはなかなかないような必殺技でも、もしかしたらできるかもしれないと思わせ、盛り上げることで読者を作品に引き込めるでしょう。
また、プレーの勢いや迫力を文章で伝えるために、文章力や文体を研究することも大切です。
まとめ
青春小説では、自らの経験や価値観が大きく作品に出ます。作品を書きはじめる前に、自身の経験や胸に残っている出来事をまとめてみるのもいいかもしれません。
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