恋愛小説の書き方とは?アイデアの出し方から表現のコツまで解説

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    小説にはさまざまなジャンルがありますが、中でも注目されやすいのが恋愛小説です。ほとんどの人が何かしらの恋愛を経験したことがある、もしくは憧れを抱いているなどの理由から、「読んでいて共感できる!」「こんな恋愛がしたい」と、親しまれやすい傾向にあります。

    この記事ではそんな恋愛小説の書き方について、流れやアイデアの出し方、表現のコツを解説します。趣味で小説家を目指している方や、小説家になりたい方はぜひご覧ください。

    • この記事の監修者
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの業界や職業を目指す方のための専門の学校です。小説・シナリオ学科のurlはこちら
    • 小説・シナリオ学科では、1年次から個別で文章力の指導や、発想心理学、アイデア創造、キャラクター造形、世界観設定などを学び、文章作成における基礎を学びます。また2年次では、シナリオやトレンド分析など売れる作家となるための勉強を行っていきます。
    • ライトノベル専攻や文芸小説専攻、ゲームやアニメシナリオライターを目指す人のためのアニメ・ゲームシナリオ専攻があり、それぞれのジャンルに特化した技術を学べますので、 是非、体験説明会に参加してみてくださいね!
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    恋愛小説を書く時の流れ


    はじめに、恋愛小説を書く時の流れをまとめました。基本的には1から順に作業を進めましょう。

    1.構想をまとめる

    まずは執筆したいシーンをすべて書き出します。そして、「そのシーンを書くにはどうすればいいか?」という観点から、該当のシーンに至るまでの道筋やきっかけになる出来事などを、全体的にまとめていきましょう。

    構想をまとめておくことで、次の作業であるプロットの作成に役立ちます。

    2.プロットを作成する

    プロットの作成では1でまとめた構想をもとに、始めから終わりまでのストーリーを、5W1Hにあてはめながら細かく組み上げていきます。

    どの程度細かく作成するかは自由ですが、最初のうちは展開をすべて書き出してしまったほうが、実際に執筆している最中に「次の展開が思い浮かばない」という事態が起こることを防げます。

    参考記事:小説のプロットを作成する

    3.舞台・キャラクターを設定する

    プロットを作成したら、舞台やキャラクターの設定も細かく詰めていきましょう。

    舞台とはキャラクター達が生きている世界のことで、地形や地名、歴史、文化などをまとめます。

    キャラクターに関しては外見や性格、話し方、生い立ち、考え方、基本的なプロフィールなど、思いつく限りまとめておくと、物語の中でブレが生じません。

    4.取材・情報収集をする

    続いて、必要に応じて取材や情報収集をします。例えば現実世界の外国を舞台にするのならば、その国の歴史や地理、文化を調べておきましょう。

    小説を書くにあたってインプットは欠かせません。どれだけの情報をインプットできているかで、物語のリアリティや深みが変わってきます。

    5.書き始める

    必要な情報を集めたら執筆に入りましょう。書いている最中、さらに情報が必要だと感じたら都度情報収集を行ないます。

    恋愛小説における表現のコツは後ほどご紹介します。あわせて以下の記事も参考にしてください。

    参考記事:小説の書き方【著作実績700冊|プロット〜ストーリーまでプロが完全解説】

    6.推敲する

    書き上がったら最後に推敲をします。誤字脱字や文章的な誤りはもちろん、展開に強引なところはないか、伏線をすべて回収できているか、キャラクターの感情を表現できているか、読みやすいかなど、読者の目線からしっかりとチェックしましょう。

    参考記事:小説を推敲する方法

    恋愛小説のアイデアの出し方

    小説を書く方の中には、「書くのは得意だけどアイデア出しが苦手」という方も少なくありません。

    アイデアを出すのが苦手という方は、以下を参考に決めてみてはいかがでしょうか?

    テーマから決める

    「幼馴染の恋愛」「悲恋」「ファンタジー世界の恋愛」など、書きたい内容からテーマを決め、そこからアイデアを出す方法です。

    比較的考えやすいですが、自分が今持っている知識の中でしかアイデアが思い浮かばないため、テーマを決めたら同じテーマの他の小説を調べるなどして、参考になりそうなネタを集めることをおすすめします。

    ターゲットから決める

    「高校生」「30代OL」「年上女性に恋する大学生」などのターゲットを決めて、ターゲットが共感できそうな内容からアイデアを出す方法です。

    ダーゲットを決めることで、その人達の抱える悩みや問題、置かれた環境や状況に焦点をあてた話を書けるというメリットがあります。特定の人達の心に響く作品となることでしょう。

    体験・経験から決める

    自分や友人が実際に体験・経験した出来事からアイデアを出す方法です。

    体験や経験をもとにした小説は、オリジナリティーのある話になりやすい、実際に考えたことや感じたことなどをリアルに書けるなどのメリットがあります。

    王道だからこそキュンとする!恋愛小説のアイデア5パターン


    どうしてもアイデアが思い浮かばないという方は、恋愛小説における王道のパターンをベースにしてみるのもオススメです。

    以下に、王道だからこそキュンとする恋愛小説のアイデアを5つピックアップしました。自分なりの要素を加えて作品づくりに活かしてください。

    1.愛する人に会えない

    何らかの事情があって会いたいのに会えない。そんな悲しい恋愛を描くパターンです。

    愛する人に会いたいという気持ちは誰もが持っていますし、日本では多くの方が、それを当たり前にできています。だからこそ、会いたいのに会えないという状況に胸を打たれて「2人が会えますように」と願いながら読み進めたくなる作品に仕上がります。

    2.破滅が訪れる

    普通の恋愛をしていた2人が、何らかの原因で悲しい出来事に見舞われてしまうパターンです。破滅の内容には病気や災害による離別などがあります。

    こちらは1のパターンよりも先が気になってつい読み進めてしまうハラハラドキドキする展開をつくりやすいです。

    3.許されない恋

    置かれている立場や地位の違いから、愛し合うことを許されない2人を描くパターンです。現代を舞台にした小説なら不倫ものが、ファンタジー恋愛小説であれば王族と平民の恋などが分かりやすいでしょう。

    感情移入できるほど魅力あるキャラクターを書ければ、「許されないとわかっていても応援してしまう」と、多くの読者が作品の虜になるはずです。

    4.三角関係

    主役の2人とそのライバルの恋模様を描くパターンです。主人公を2人のキャラクターが奪い合うケースもあれば、主人公がライバルと争うケースもあります。

    何気ない日常が舞台でも、ライバルがいればストーリーの面白さは段違い。魅力的なライバルであれば、時には主役を食ってしまうほど人気が出ることもあります。

    5.ハーレム・逆ハーレム

    主人公が複数人の異性から好意を向けられるパターンです。男性主人公の場合はハーレム、女性主人公の場合は逆ハーレムと呼ばれます。

    ハーレム系の小説は、多くの個性豊かなキャラクターを登場させられるのが魅力です。メインのストーリーはもちろんのこと、キャラクターごとに用意されている個別のストーリーが好きという読者も多くいます。

    キャラクターを売りにした小説を書きたい方にぴったりです。

    恋愛小説における表現のコツ

    恋愛小説で重要なのは、キャラクターの心情を丁寧に描くことです。

    恋愛は多くの方が経験したことのあるテーマ。だからこそ、丁寧に心情を描くことで「共感できる」と読者を惹きつけることができます。

    逆に言うと、心情が十分に描かれていない場合「なぜ好きになったのか理解できない」と、途中で読者が離れてしまう恐れがあります。

    心情を描写するテクニックとして、情景描写とリンクさせる方法もあります。代表的なのは「悲しい気持ちの時に雨が降っている」などの描写です。

    展開がしっかりと描かれていれば、「泣いている」「悲しんでいる」と直接表現しなくても、雨が降っていることでキャラクターの気持ちを読者へ伝えることができます。少々高度なテクニックですが効果的なので、ぜひ試してみてください。

    恋愛小説に限らない基本的な表現方法を知りたい方に関しては、以下の記事を参考にしてください。

    参考記事:小説の書き方(表現方法)について

    まとめ


    この記事では恋愛小説の書き方について、流れやアイデアの出し方、表現のコツを解説しました。

    恋愛小説は多くの人が興味を引きやすいジャンルですが、取り上げられやすいからこそ平凡になりがちという難点もあります。

    面白く魅力的な恋愛小説を書くためには、オリジナリティのある展開やキャラクターの丁寧な心情描写が大切です。有名な恋愛小説をたくさん読み、「どんな展開が面白いか」「どんな描写に心を打たれるか」などを研究して、執筆に活かしてください。

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