ホラー小説の書き方|初心者がおさえておきたいポイント5つ

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    「ホラー小説を書いてみたいと思っているけど、どのように書き進めていいかわからない。」
    「どのようなポイントをおさえればいいかわからない。」
    という方のために、ホラー小説を書く際のポイントを5つまとめました。

    初心者向けに、ホラー小説や小説そのものを書いたこともないという人にもわかりやすく解説しています。

    小説の土台となる部分を作っていくのに重要なポイントなので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

    • この記事の監修者
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの業界や職業を目指す方のための専門の学校です。小説・シナリオ学科のurlはこちら
    • 小説・シナリオ学科では、1年次から個別で文章力の指導や、発想心理学、アイデア創造、キャラクター造形、世界観設定などを学び、文章作成における基礎を学びます。また2年次では、シナリオやトレンド分析など売れる作家となるための勉強を行っていきます。
    • ライトノベル専攻や文芸小説専攻、ゲームやアニメシナリオライターを目指す人のためのアニメ・ゲームシナリオ専攻があり、それぞれのジャンルに特化した技術を学べますので、 是非、体験説明会に参加してみてくださいね!
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    小説の書き方のキホン

    ホラー小説を書く際のポイントの前に、まずは小説の書き方のキホンをおさらいです。

    小説を書く上で欠かせないのが“プロット作成”。プロットとは、ストーリーの流れを要約したもので、これを元に物語を膨らませていく、要するに小説の土台となる部分です。

    プロットの作り方は人によって異なります。ポイントを箇条書きにしてから書き進める人もいれば、初期段階からセリフを盛り込みながら展開を広げていく人もいます。

    プロット作成では舞台の設定やキャラクターの設定まで行う場合がほとんどです。これから紹介していく“ホラー小説を書く際のポイント”は、このプロット作成で活かしやすいでしょう。

    小説の書き方についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も目を通してみてください。
    小説の書き方【著作実績700冊|プロット〜ストーリーまでプロが完全解説】

    ホラー小説を書く際のポイント①自身の潜在的な恐怖を元にする

    ここからはホラー小説を書く際に意識したいポイントを5つ紹介していきます。

    まず1つ目は、潜在的な恐怖を元にすること。潜在的というと少し難しいですが、「自分が心の奥底で本当に怖いと思っていることは何か」というとわかりやすいでしょう。そのためには、これまでに読んだホラー小説や見たホラー映画、実際にあった恐怖体験などの共通点を見つけます。

    ・何かを失うこと
    ・未知と対面すること
    ・普段と違うことが突然起こること
    ・意思疎通ができないこと
    ・高いところから落ちること

    など、深掘りすると共通項が見えてくるはずです。自分自身が感じる恐怖を小説に落とし込むことで、読み手にもリアルな恐怖が伝わります。

    ホラー小説を書く際のポイント②ホラーのジャンルを決める

    2つ目は、ホラーのテーマを決めること。代表的なテーマには以下のようなものがあります。

    ・心霊(例:「リング」「呪怨」)
    ・化け物(例:「13日の金曜日」「富江」)
    ・サイコパス(例:「悪の教典」「SAW」)
    ・宗教(例:「ミッドサマー」「エクソシスト」)
    ・生き残り(例:「リアル鬼ごっこ」「バトルロワイヤル」)
    ・伝染病(例:「バイオ・ハザード」「感染列島」)

    これら以外にも、ジャンル分けできないようなものも多くあります。また、複数のジャンルを組み合わせても面白いストーリーが出来あがるかもしれません。

    ポイント①で掘り下げた「自分の潜在的な恐怖」と結びつきやすいジャンルを選べば、より臨場感のある物語に仕上げやすいでしょう。

    ホラー小説を書く際のポイント③読み手に結びつく恐怖を織り交ぜる

    ホラー小説を読んでいるときに背筋がゾワっとするのは、リアルにその怖さが想像できたとき。ではどのようなときにリアルな恐怖が想像できるかというと、読み手が経験したことのある出来事や読み手の日常に小説の内容が結びついたときです。

    例えば、有名なホラー映画の「リング」では“ビデオを見るとテレビの中から貞子が出てきて呪われてしまう”という内容です。

    この映画が流行した当時は、ビデオテープで録画をしたり映画を見たりするのが一般的でした。これにより「レンタルしたビデオが呪われていたらどうしよう」「いきなりテレビから貞子が出てきたらどうしよう」と言ったように、その当時の日常と結びつき、リアルな恐怖が生まれるのです。

    また、ビデオを見た人が助かるためには“ビデオをダビングして2人以上に見せる”という条件を満たさなければなりません。ここでの恐怖は、「自分が助かるために人を犠牲にする」という日常でも起きうる出来事と結びつくこと。

    これはリングだけでなく、ホラー小説やホラー映画によく使われる展開で、身代わりにしたりされたりといった内容は盛り込まれがちです。

    このように、読み手の日常や感情とリンクする恐怖を織り交ぜることを意識するのが3つ目のポイントです。

    ホラー小説を書く際のポイント④恐怖のキーとなるものを作る

    4つ目のポイントである“恐怖のキーとなるもの”とは、前述した「リング」でいうところの「ビデオ」です。その他に例として挙げられるのが、

    ・殺人が起こるときに必ず音楽が流れる
    ・電話がかかってくるとその人が死ぬ
    ・毎年行われる祭りの日に必ず行方不明者が出る

    など。有名な「13日の金曜日」もこれに当てはまります。決まった条件が揃ったときに、恐ろしい出来事が起きるという設定にすることで読み手の恐怖を煽るきっかけになります。

    ホラー小説を書く際のポイント⑤逃げられない状況にする

    最後のポイントは、登場人物を逃げられない状況にすることです。

    例えば、廃墟に閉じ込められてしまい何者かに追いかけられているというシチュエーションで、携帯が繋がる状況ではすぐにその場から逃げることができてしまうので、圏外である状況にした方がスリリングな展開を作ることができます。

    また、幽霊の出る家に住む主人公が簡単に引っ越せてしまっては話が続かないため、家庭環境や経済的に引っ越しができない状況にした方が良いでしょう。

    このように、逃げられない、もしくは頼れないといった状況を作るのがおすすめです。ただし、あまりにも非現実的でつじつまの合わない状況の作り方では読み手が興醒めしてしまうため、現実でも起こり得そうなラインの出来事を組み込んでいくのがポイントとなります。

    まとめ

    ホラー小説を書き進めていくためのポイントを5つご紹介しました。小説の書き方は人それぞれなので、取り入れたいと思ったポイントを自分が表現したいこととうまく咀嚼して、ストーリーにしていくといいでしょう。

     

     

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