2026年3月6日(金)、春の訪れを感じる柔らかな日差しの中、明治記念館にてアミューズメントメディア総合学院の「令和7年度卒業式」が執り行われました。
式典は、講師陣や保護者の方々が見守る中、厳かな雰囲気で幕を開けました。
式典の最後には、卒業生全員による式歌斉唱が行われました。曲目はRADWIMPSの『正解』。2年間の歩みを振り返りながら、一言一言を大切に歌い上げる卒業生たちの歌声が会場に響き渡り、感動的なフィナーレを迎えました。
卒業生へのメッセージ
理事長 吉田 東吾
皆さんが進むエンタメ業界は、今や日本を支える基幹産業の一つです。経済産業省は日本のエンタメコンテンツの輸出規模を2033年までに現在の約5兆円から自動車産業に匹敵する20兆円規模へと拡大する目標を掲げています。
そのような大きな成長が期待される時代だからこそ、これからのエンタメを生み出す皆さん一人ひとりの力がこれまで以上に重要になっていきます。
今、エンタメ業界ではAIの話題が尽きません。しかし、クリエイティブの世界では合理性や効率性を追求するだけでは、人の心を打つことはできません。なぜなら、人の心は非合理で感情的、そして複雑なものだからです。皆さんの作品に触れた人が感じる『なぜか感動した』というその正体こそ、この2年間で皆さんが磨き上げた『感性』という能力です。唯一無二の表現者として、これからも感性を磨き続けてください。
学院長 永森 裕二
本学院が30年貫く『産学共同・現場実践教育』は、学内にプロの制作現場を持つ独自の仕組みです。皆さんもこの2年間、その厳しさと楽しさを肌で感じてきたはずです。
これから業界へ進む皆さんに伝えたいのは、成果は右肩上がりに積み上がるものではないということです。ある日突然、きっかけを掴んだ瞬間に一気に跳ね上がるものです。その確率を上げる唯一の方法は、地道な努力を続けること。自分を刷新し続け、皆さんだけの新しい『発明』を紡いでいってください。プロとして共に仕事ができる日を楽しみにしています。
卒業生代表の言葉
卒業生を代表し、2名の学生が感謝と決意の言葉を述べました。
写真左から、ゲーム・アニメ3DCG学科 小林 さん、声優学科 山見さん
写真上 ゲーム・アニメ3DCG学科 小林 さん、写真下 声優学科 山見さん
ゲーム・アニメ3DCG学科 代表:小林 さん
入学してからの2年は厳しいだけではなく、語り尽くせないほど多くの体験をしてきました。ここまで乗り越えられたのは仲間の存在があったからです。未来がどうなるかは今の自分の行動次第。つまずいた時こそ原点を思い出し、夢を実現させていきたいです。
声優学科 代表:山見 さん
かつては遠い憧れだった声優が、いつしか自分のなりたい姿へと変わっていました。レッスンで課題が見つかったり仲間とぶつかったりもしましたが、そのどれもが夢への一歩でした。家族や講師の皆様への感謝を胸に、現場で成長した姿をお見せできるよう精進してまいります。
ご来賓講師祝辞
ゲームクリエイター学科/ゲーム・アニメ3DCG学科
まかべ ひろし 様
有限会社エムシーエフ代表取締役。現役のゲームクリエイターとしてさまざまな作品を手がけ、プログラミング・ゲーム制作に関する著作も行い、ゲーム『聖剣伝説』ではメインプログラマーを務め、オリンパスと立体視プログラムの開発も担当。
アニメーション学科
内田 順久 様
アニメスタジオ スタジオMAX代表取締役。
「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」他、多数の作品でのメカニカル作監をはじめ、「獣神ライガー」「機甲警察メタルジャック」など数々の作品でキャラクターデザイン、作画監督を務める。
キャラクターデザイン学科/マンガイラスト学科
両角 潤香 様
第2回電撃コミックグランプリ優秀賞受賞。
KADOKAWA「電撃マオウ」「コミックアライブ」等で執筆したほか、カードゲームやアプリのキャラクターデザインなど、イラストの仕事も手掛け、これまでにコミックス単行本17冊とイラスト参考書8冊を発行。現在は、オーバーラップ「コミックガルド」、一二三書房「コミックノヴァ」にてコミカライズ2作を同時連載中。
小説・シナリオ学科
未々月 音子 様
高校現代文の教科書編集にも携わり、全国の高校で小論文指導などを実施するほか、大学の教授として教鞭を執られる文学博士。文章力指導や投稿作品指導など、一人ひとりの資質を伸ばす指導をおこなっている。
声優学科
矢野 正明 様
本学を2010年に卒業後、アプトプロに所属。海外ドラマ「新米刑事モース」の主役モース役をはじめ、2025年に放送されたアニメ「キミとアイドルプリキュア♪」のマックランダー役等、ジャンルを問わず数多くの作品に出演。2年次の「夏季制作発表会」において、演技指導をおこなっている。
卒業式アルバム