去る12月2日(水)キャラクターデザイン学科では、株式会社富士見書房の髙木編集長をお招きして講義と批評会を行なっていただきました。

まず講義では、学院講師であるイラストレーターの弘司先生と作家の秋口ぎぐる先生も登場しされ、共に作品に携わってきた編集者、イラストレーター、作家の目線から学生達に「ライトノベル」というジャンルを通して出版業界についてお話をしていただきました。
■今、求められているイラストレーターとは
この不況の時代に「ライトノベル」が順調に売り上げを伸ばしている中、今後求められる人材について現在活躍されているイラストレーターを参考にアドバイスをいただきました。
「キャラだけが描けてもだめ。」
「背景だけが描けてもだめ。」
「キャラ」と「背景」この二つともが描けて、「個性のあるイラスト」。
キャラに関しては、かわいい女の子は描けて当然。プラスαの部分が必要になってきます。
それがその人しかない個性として出てくるのかもしれません。
そして、どの先生も仰っていたことは、やっぱり納期は守ること!
納期の遅れは刊行に大きく影響がで出ます。新人イラストレーターは必ず守らなければいけないことだそうです。
講義の最後には、学生からの質問に丁寧に答えていただき、講師同士の質問も飛び出すなどして、とても有意義な講義となりました。
■批評会で、発見したこと
批評会では一人一人丁寧な指導で、学生作品を見ていただきました。今まで気付かなかった弱点やアピール方法の指導も頂きました。
「イラストを描くことを仕事にする」という事ことは、出版業界でもゲーム業界でもその役割を十分に理解し、その要望に答えなければいけません。時代によって流行のイラストはありますが、自分の強みを生かしたイラスト、世界を作り出しているイラストは、ずっと変わらずに求められるものだそうです。
※「編集部批評会」とは、書籍編集部の方を学院にお招きし、イラストレーターを目指す学生たちがイラストの批評を受けることができる、キャラクターデザイン学科ならではのデビューサポートです。
本来なら出版社に持ち込まなければできない、編集部の方からの直接の批評を学院内で受けることが出来ます。




