脚本家デビュー後の実態について

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    脚本家としてデビューしたいと思っているあなた、脚本家という職業のデビュー後の実態についてはご存知ですか?「映画やドラマ関係の華やかな仕事」「作家のように寡黙で独創的な仕事」など、意外と間違ったイメージを持たれがちです。今回は脚本家デビュー後の実態についてご紹介していきます。

     
     
     
     

    • この記事の監修者
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの業界や職業を目指す方のための専門の学校です。小説・シナリオ学科のurlはこちら
    • 小説・シナリオ学科では、1年次から個別で文章力の指導や、発想心理学、アイデア創造、キャラクター造形、世界観設定などを学び、文章作成における基礎を学びます。また2年次では、シナリオやトレンド分析など売れる作家となるための勉強を行っていきます。
    • ライトノベル専攻や文芸小説専攻、ゲームやアニメシナリオライターを目指す人のためのアニメ・ゲームシナリオ専攻があり、それぞれのジャンルに特化した技術を学べますので、 是非、体験説明会に参加してみてくださいね!
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    脚本家はデビュー後にどんな仕事をしているか?

    新人脚本家の場合、よっぽど即戦力だったりしない限りはたいてい「プロットライター」という業務をすることになります。プロットとは、脚本に取り掛かる前に作る物語のあらすじのようなもので、プロットライターの仕事とはつまり企画書作りのことです。
    これは非常に差し迫った納期までに何度か直しを入れて書き上げなければいけません。しかも、この企画書が必ず通るというわけでもなく、通らなければギャラなしということもあり得ます。……なかなか手厳しいです。

    脚本家は毎日何時間働いているか?

    1週間のスケジュール例(一般的なスケジュールでOK)

    脚本家のスケジュールは漫画家などと違い、1週間というスパンで動いているとは限りません。もちろん、連ドラで書きながら撮りながらでやっている場合には、1週間ごとに納期という極めてハードなスケジュールになることもあります。その場合は、打ち合わせては書き、書いては直しと1週間の中でめまぐるしく動くことになるでしょう。
    しかし基本的には、ずーっと書いてる週もあれば、企画会議や打ち合わせを回っている週もあるでしょう。ただし朝から夜まで書き続けている日もあるということを考えれば、楽なスケジュールではないことはわかります。

    脚本家の1日例

    脚本家Aさんの場合

    8:00 起床、朝食、ニュースチェック
    9:00 執筆
    12:00 昼食、テレビ局に出かける、打ち合わせ
    17:00 帰宅、執筆
    27:00 就寝

    脚本家Bさんの場合

    19:00 自宅からテレビ局へ
    20:00 プロデューサーらとドラマ脚本の打ち合わせ
    21:00 打ち合わせしつつ夕食
    26:00 帰宅、入浴
    27:00 打ち合わせ後の脚本の直し、執筆
    5:00 就寝
    11:00 起床、入浴
    12:00 昼食
    13:00 メールのチェック、番組チェックやDVD鑑賞など
    14:00 執筆
    19:00 脚本をプロデューサーに送付

    脚本家の中にも、朝型の人と夜型の人がそれぞれいるようです。
    しかし忙しい時に深夜まで仕事をすることが多く、生活リズムが乱れてしまいがちなのが現実。執筆をする時間帯を決めたり、生活の中に何かルーティンを見出すことでリズムを崩さないように気をつけている人が多いみたいですよ。
    いずれにしても自宅での作業が多く、時間も自由なのが脚本家の仕事です。日々の生活を作るのも大変そうですね。

    デビュー後は売れるまで大変

    例えば、シナリオコンクールで受賞してデビューしても、受賞者として目をかけてもらえるのはせいぜい1年と言われています。それまでに次へのチャンスを掴まなければ、またコンクールから……と、脚本家の世界はかなり競争率が高く、世代交代が激しくもないため、デビュー後には相当な努力が必要になってきます。
    まずはプロットライターとして企画を出し続け、確実にチャンスを掴みましょう。

    脚本家として生きていくには

    脚本家として生きていくためには、小説家とは違って、まず食べていくだけの収入を脚本だけで稼ぐ必要があります。脚本家はなかなか他業界の他の仕事と兼業でやるのが難しいからです。
    また、仕事だと割り切る気持ちも身につけなければいけません。自分が描きたいものが書けるとは限らず、むしろ描きたくないものばかり書かされる可能性だってあります。しかし、そこは仕事。楽しいだけの仕事なんてありません、食べるためにやるのです。

    デビュー後に現役で生き残る人の割合

    割合にすると、生き残る人は1割にも満たないほどでしょう。
    デビューしたからといって、そこからずっと現役の脚本家としては活躍できる保証はありません。デビューするまでの道のりも遠いですが、またデビューしてからの方も厳しい状況になるようです。
    現在あるゴールデンタイムの連ドラが年間約60本。運良くその中の1作品のさらにその中の数話を担当できたとしても、その後消えていってしまう人はたくさんいます。そんな限られた枠を何百人という脚本家で争うわけですから、熾烈な戦いの世界であることは間違いなさそうです。

    「元脚本家」はなにをしているのか?

    脚本家は業界のお仕事とはいえ、どっぷり現場に浸かっているわけではありません。むしろ現場に行くことはほとんどないです。そのため、デスクワークや事務などに向いている人が多く、そういった職種で一般企業に就職する人が多いようです。
    また、書くことが好きなこともあり、シナリオに限らずライターに転身する人も多いです。

    まとめ

    脚本家は、仕事や稼ぎを軌道に乗せるのがなかなか難しい職種です。さらに、本格的に脚本の仕事をすることになると、兼業もできません。そのためデビュー後、最初のうちはかなり厳しい状況になることを覚悟する必要があります。
    しかしそれでも脚本家を目指すという気持ちは素晴らしいです。努力すれば報われる世界であるということを信じて、頑張りましょう。

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