上手い小説を書くためのテクニック

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    プロの小説家が書いた小説を読んでいると、驚くようなテクニックが散りばめられていることがよく分かりますよね。
    また、文章的な違和感がなくスラスラと読めてしまうのもやはりプロの作品の凄いところです。
    売れる作家を目指すには、どうしてもある程度のテクニックが必要になってきます。
    そこで今回は小説家志望の方のために、うまい小説を書くためのテクニックをお教えしていきたいと思います。

     

    • この記事の監修者
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの業界や職業を目指す方のための専門の学校です。小説・シナリオ学科のurlはこちら
    • 小説・シナリオ学科では、1年次から個別で文章力の指導や、発想心理学、アイデア創造、キャラクター造形、世界観設定などを学び、文章作成における基礎を学びます。また2年次では、シナリオやトレンド分析など売れる作家となるための勉強を行っていきます。
    • ライトノベル専攻や文芸小説専攻、ゲームやアニメシナリオライターを目指す人のためのアニメ・ゲームシナリオ専攻があり、それぞれのジャンルに特化した技術を学べますので、 是非、体験説明会に参加してみてくださいね!
    • 体験説明会はこちら
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    表現のテクニック

    「伝える」のではなく「示す」

    登場人物の状況や心情を表す際に、ナレーションのように真実をすぐに話してしまうのではなく、人物の動きによって示すと良いです。
    例えば人物Aが何か怖いものに遭遇したシーン。「Aは恐怖を覚えた」と表してもいいですが、「Aの手が震えた」と、奥にある真実ではなく見えている事実を示すことでより読みがいのある文章になっていくでしょう。

    「~し始めた」と表現しない

    登場人物の行動を表すにあたって、「~し始めた」や「~しようとしている」といった表現は小説ではあまり好ましくありません。
    「Aは階段を登り始めた」ではなく「Aは階段を登った」や「Aが階段を登る」などといった表現を使いましょう。

    五感で共感を誘う

    読者により強く共感してもらうためには、五感に訴えかける必要があります。
    小説において読者は文章を頼りに様々な想像を巡らせるもの。視覚的な情報は自然と充実するでしょうが、音、匂い、味、触感など他の感覚を刺激する情報というのは意外と抜け落ちやすく、意識しなければなかなか書けません。
    五感の情報というのは小説の言葉によって、読者一人一人の記憶を元に直接的な追体験として想起されるものです。
    五感に訴えかけることで読者をより小説の世界に引き込みましょう。

    文章のテクニック

    多少は口語的に

    小説だからといって全ての文章を丁寧に正しくする必要はありません。むしろ、過度に堅苦しい文章は逆に読みづらかったりします。
    例えば「ネットサーフィンをしよう」ではなく「ネットしよう」というような雰囲気です。
    日常生活で使うような単語主体の文章も少し入れていくことで、文章にある程度の柔らかさが保たれ、読者が肩ひじ張らなくてもいい小説にすることができます。

    長い会話文は「言った」で分ける

    一人の人物が長く話すシーンでは、一つの長い会話文にせずに「彼は言った」などの地の文を挟むと良いでしょう。
    例えば『「わかった」彼は言った。「明日の朝早くにここを出よう」』という具合です。
    発言の合間に挟むことによって会話文のリズムが良くなりますし、小説全体のテンポも崩しません。

    自然な会話を意識

    テクニックというほどではないかもしれませんが、基本的に会話文では日常会話のような自然な会話を繰り広げることを意識しましょう。
    もちろん、重要な場面やここぞという場面では、力の入ったセリフや少しクサいくらいのセリフが必要になることもありますが、終始その調子では重要な場面が引き立ちません。
    不安な箇所は声に出して読んでみて確認するのも良い方法ですね。

    ストーリーのテクニック

    登場人物を語り手に

    地の文の語り手が全てを知り尽くした第三者である場合、全ての登場人物の行動や心情が明らかになってしまうため面白みに欠けます。
    そこを例えば主人公に語らせるようにすると、ある女の子の気持ちを分からないなりに推測するような文章が書けますよね。読者もそこから女の子の気持ちを想像するため、自然と感情移入ができるのです。
    また、ある登場人物の過去の回想という体の地の文の場合にも、全てを知っているということにせずに少し推測的な要素を入れると良いですね。

    大まかな描写で場面を進める

    急いで場面を進めようとすると、描写できる部分が限られてくるために何を描くべきか分からなくなりがちです。
    そういった場合には割り切って、行動の詳細や物事の質感などの描写ではなく、アクションや心情変化の描写などの大まかな描写で場面を繋げるようにしましょう。

    会話文で人物の色を出す

    小説において登場人物の性格がどこに出るかといえば、会話文でしょう。その人物ならではの発言や口調、または語尾やテンションなどが、
    どの登場人物にもあるはずです。
    特に何かに対する返答など、何気ない会話文ではさりげなく登場人物の色を出すことができます。何気ない発言というのは簡単に書いてしまいがちですが、そういったところも大事に使って登場人物に深みとバリエーションを出していきましょう。

    まとめ

    初歩的なテクニックをまとめてみましたが、これらはもちろん作風や得意分野によって向き・不向きがあります。
    鵜呑みにして全て取り入れるのではなく、自分の中で吟味して活用していくようにしましょう。

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    監修・運営者アミューズメントメディア総合学院 小説・シナリオ学科
    住所東京都渋谷区東2-29-8
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