小説業界の現状と将来性

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    小説業界は、時代とともに目まぐるしく変化しています。
    日頃黙々と執筆活動をしている小説家志望の人の中にも、業界の現状や不安定な小説家という職業の将来性を不安視している方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。自分の目指している世界が今どのような状況か知ることで、自分なりの方針や対策も定まるかもしれません。
    そこで今回は小説業界の現状と将来性について詳しく見ていきたいと思います。

     

    • この記事の監修者
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの業界や職業を目指す方のための専門の学校です。小説・シナリオ学科のurlはこちら
    • 小説・シナリオ学科では、1年次から個別で文章力の指導や、発想心理学、アイデア創造、キャラクター造形、世界観設定などを学び、文章作成における基礎を学びます。また2年次では、シナリオやトレンド分析など売れる作家となるための勉強を行っていきます。
    • ライトノベル専攻や文芸小説専攻、ゲームやアニメシナリオライターを目指す人のためのアニメ・ゲームシナリオ専攻があり、それぞれのジャンルに特化した技術を学べますので、 是非、体験説明会に参加してみてくださいね!
    • 体験説明会はこちら
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    今はどんな小説が売れるか?

    現在小説業界では、映画化作品の原作小説の人気が高くなっている状況にあります。
    これは映画業界で小説をはじめとした原作モノの実写化がとても多くなっていることが理由と考えられます。
    今や主流となってきている実写映画化の波にともなって、小説においても映画化される書籍の人気が高まってきているというのが現状なのです。
    書店などの新刊のコーナーに行くと、映画化やドラマ化される作品の原作小説がまとまって置いてある箇所がよく見受けられますよね。
    そういった状況をふまえると、映画化のしやすさを狙って出版すれば、映画化された場合にそれに伴って売り上げが伸びる可能性はあります。

    出版業界の現状

    書籍が売れない状況というのは、年々深刻化しています。
    これは電子書籍の普及に加え、小説投稿サイトの流行によるところも大きいようです。
    電子書籍は月額定額制で読み放題になっています。例えば最大手の「Amazon Kindle」の場合、月額税込980円で書籍・雑誌・コミック合わせ12万冊以上、要所に至っては120万冊以上を取り揃えています。これが文庫本の場合2〜3冊買うと1000円近くになるので、電子書籍の方がお得に感じますよね。
    また、小説投稿サイトであれば無料で読み放題のため、質にさほどこだわらないという人はそこで済ませてしまいます。
    有名作家であったり映画・ドラマ化したりといった話題性がなければなかなか本の売れない状況になってきているようです。

    人気作家とその現状

    今一番売れている作家といえば、圧倒的人気を誇るミステリー作家・宮部みゆきさんでしょう。大ヒット作『模倣犯』は映画化のちドラマ化され、累計発行部数は420万部突破という破格の売れ様です。
    同じように東野圭吾さんや有川浩さんといった人気作家もその売れ行きは群を抜いていて、まさに”出せば売れる”作家という印象です。
    また他に日本を代表する作家として村上春樹さんがいますね。もはや別枠といったイメージのある村上春樹はこれまで数々の作品が大ヒットを記録していますが、中でも世界的に有名な『ノルウェイの森』は累計発行部数が驚異の1000万部超えを記録しています。

    小説家の収入源について

    小説家の収入源は基本的には原稿料と印税によるものになります。雑誌の連載やコラムの場合、原稿1枚でいくらという計算で原稿料が決まります。この原稿料というのは作家によって違い、1枚数千円の人もいれば数万円の人もいます。
    また、これとは別に映画化やドラマ化、アニメ化などによって原作使用料が入ってきます。例えば映画の原作使用料は、興行収入に関わらず上限が1000万円までと決まっています。しかし大体平均すると200~400万円というのが多く、有名作家でも700万円前後までが基本であり1000万円の原作使用料になることはほとんどないようです。

    新人作家の傾向

    小説投稿サイトの利用者数が増え、そこからデビューする小説家というのが次々と出てきています。
    映画化され話題となった小説『君の膵臓をたべたい』の作者・住野よるは、小説投稿サイトにて同作で話題となりデビューしたようです。
    こういった素人投稿系サイトの作品は全体的にライトノベル(ラノベ)っぽい作風が多く、また若者のニーズもそちらに傾いているため、ここからはますます勢いを増しそうです。

    作家の将来性について

    総括して見ると、これからは紙媒体の小説というのは売れない傾向に向かっていくと思われます。
    少額で手軽に小説が読めるシステムというのは今後も発展していく見通しで、そこに何か手立てを見い出せなければ小説家にとっては難しい時代になっていくでしょう。
    例えばそこでネットでの小説の見せ方や独自の表現方法を身につけることで、これからの時代に即した小説家になることも可能かもしれません。

    まとめ

    現在小説という文化は大きく変わり始めているようです。
    今の業界状況をしっかり把握して柔軟に活路を見出すことで、この時代に見合った小説家になることができるかもしれません。
    売れ筋の傾向やWeb小説の動向をしっかりキャッチし、また人気作家の共通点なども研究してこれからさらに小説家デビューという目標に近づいていきましょう。

    それでも作家(小説家)になるにはこちらをチェック

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    監修・運営者アミューズメントメディア総合学院 小説・シナリオ学科
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    お問い合わせ0120-41-4600
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