小説家という職業は物語を書くことがお仕事! でも実はそれ以外にも、いろいろなジャンルのお仕事があるようなんです。
小説家を目指しているのなら、どんなジャンルの仕事を依頼されるのか知っておいて損はありません。
小説家・作家という職業の仕事内容について詳しく知っていきましょう。
- この記事の監修者
- アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの業界や職業を目指す方のための専門の学校です。小説・シナリオ学科のurlはこちら。
- 小説・シナリオ学科では、1年次から個別で文章力の指導や、発想心理学、アイデア創造、キャラクター造形、世界観設定などを学び、文章作成における基礎を学びます。また2年次では、シナリオやトレンド分析など売れる作家となるための勉強を行っていきます。
- ライトノベル専攻や文芸小説専攻、ゲームやアニメシナリオライターを目指す人のためのアニメ・ゲームシナリオ専攻があり、それぞれのジャンルに特化した技術を学べますので、 是非、体験説明会に参加してみてくださいね!
- 体験説明会はこちら。
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仕事内容
執筆
書籍のために書き下ろす執筆活動は、自分自身の世界を紙の上で広げる、いわば執筆活動をする醍醐味の一つと言えます。おそらく、書籍化を夢見て小説家を目指した方が多いはずです。 しかし、それだけ道のりは険しく、実現するためには苦労を伴いますが、実現できたときの喜びはひとしおです。まず、書籍化するには、出版社から声をかけてもらうことが必要です。声をかけてもらうためには、文芸誌あるいはweb小説サイトなどで1年間の人気ランキングトップを維持することが必要になります。そして、発売予定日の半年前に、出版社から声がかかるようです。
サイン会
サイン会では、読者の年齢層や男女の比率なども実際に把握することができるので、自己分析をすることにおいても非常に重要なイベントにもなります。実際に読まれた方を目の当たりにすることで、次回作への創作意欲も湧いてくるので、小説家にとってはいつもと違った気分転換もできて良い機会になります。本は世に出回っても、著者が世間に現れる機会は少ないので、少し恥ずかしいと嫌がる小説家もいますが、読者にとっては著者のパーソナリティの部分をしることで著書への楽しみが増えるので、小説がより面白くするためのイベントとも言えます。
新人賞の審査
新人賞の審査を担当するまでになると、執筆する小説が巷では話題になってくるはずです。しかしそれだけ、新作へのプレッシャーがかかってきます。それと同時に、前作やヒットした作品との比較もされるようになってきます。自分が築き上げてきた世界観だけでは、既存の読者はともかく新しい読者を増やすことが難しくなってくるかもしれません。新人賞の審査をすることで、小説家を志していた頃を思い出すと同時に、新しいスタイルの小説の刺激をもらうことできます。厳正に審査をするのは、もちろんですが自分の小説への勉強の場として活用することも大切になってきます。せっかく新人賞を担当するくるらいの地位を築き、新人小説家に憧れる存在になることができたので、ぜひ期待を裏切らない偉大な小説家を目指しましょう。
特定ジャンルの売れっ子・大御所作家になると、新人賞の審査の仕事はより多くなります。
講演
【プロとして職業を作家としている人はどのように思考するのか】ということは、小説家志望だけでなく読者も興味を持ちます。
物語の創作方法から小説家の日常や裏側などを、わかりやすく・観客を飽きさせずに話すことが求められるでしょう。作家という職業について伝える仕事とも言えそうです。
インタビュー
読者が非常に気になっているこ裏側を発信できるこの機会を大切にしましょう。インタビューによって、小説の内部で明らかにできなかった謎や心情を鮮明にできる機会で著書を色付ける機会でもあります。また、小説への姿勢を語ることによって、インタビューをきかっけで小説家を目指す方もいるはずです。それだけ、小説家へのインタビューは影響力が強いのです。これからの小説業界を明るくするためにも一役買いましょう。また、小説家がメディアに露出することに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、それだけ小説家に期待しているので、臆する必要はありませんよ。
執筆時の一日の流れ
小説家の一日のスケジュールを大まかにご紹介します。小説家はフリーランスなので、ひとりずつ一日の流れは異なります。
- 7時:起床・身支度など
- 8~12時:自宅にて執筆
- 12時:昼食
- 13~18時:気分転換のためカフェで執筆再開
- 19時:帰宅・夕飯
- 20時:執筆再開
- 23時:就寝
執筆の間に担当編集者とのやりとりが入ります。また日によっては出版社などに赴き、打ち合わせをすることもあります。
作家という職業はフリーランスで自由がきくぶん、自己管理が必要なようですね。
小説家の生活について
専業で小説家をしている方は、本当にごく少数です。小説の収入源は原稿料と印税です。しかし、それだけでは、生活が難しい方は多く駆け出しの小説家なんかは、アルバイトや別の仕事をしながらの執筆活動をしています。そのため、小説家の生活スタイルは人によって大きく異なりますが、ほとんどの小説家に共通していることは、執筆する時間をあらかじめ決めているということです。パソコンや紙と一日中にらめっこをしていても、アイディアは浮かんできません。そのため、自分に適した時間を見つけ、執筆活動に励むことが大切になってきます。
構想〜出版までの流れ
①構想を練る
小説の構想やネタは日常に転がっている場合がほとんどです。小説家は一日中家にこもって作業しているイメージが強いかもしれませんが、何よりも大事なのが流行りに敏感になり、アンテナを常に張り続けていることです。そうすることで、日本や世界の輪郭がハッキリしてくるようになり、ネタの取捨選択ができるようになります。小説の構成に得たネタで肉付けしていき、物語を拡げて行きましょう。大切なのは、構想に即した適切なネタを仕入れることです。知識を得ることは重要ですが、何でも入れてしまうと散らかった小説になってしまいます。
②企画書を担当編集者へ提出
編集者は、商業目的の本に仕上げるため、小説家と編集者の間で本人対する方向性でぶつかる場合も多いのです。小説家は本を書いて終わりなのではなく、本当に大変なのはここからなのです。国語表現に間違いがあれば当然のごとく直しますが、確執が生まれやすいのは物語のシーン描写の編集なのです。差別的な表現があるので使わないでほしい、この登場人物は違った方向性の方がいいなど、こだわった表現や登場人物に指摘が入ります。小説家も編集者も良い作品を作りたい気持ちは同じなのですが、本に対する姿勢の違いからぶつかることもおおいです。しかし、それを乗り越えてやっと良い作品が生まれるのです。そのため、小説を書き上げることも大切ですが、担当者との関係性構築も重要な仕事となります。
また今の時代に必要とされているジャンルかも見極めてから、担当編集者に書類を提出します。
③プロット作成・執筆開始
さっそく執筆に取り掛かりたい気持ちはわかりますが、最初のプロット作成が非常に重要なのです。プロットを作成せず小説を書いてしまうと、何を伝えたいのか不明瞭になってしまいます。そのため、まずはプロットを作成しましょう。また、自分一人で書いてしまうと、自分よがりの筋書きになってしまうこともあるので、編集者と打ち合わせしながらのプロット作成をお勧めします。
④修正
この修正という手順を踏むことによって、小説がぐっとおもしろくなります。編集者を通して客観的な意見を取り入れることによって、執筆しているときには気づかなかった点が多く、小説をより面白くブラッシュアップしれくれます。そのため、執筆活動において一番重要な作業と良いっても良いかもしれません。また、修正をする作業をすることで、次回作へのヒントを見つけることもできるかもしれません。
⑤校正
校正作業は、物語を適切に伝えることにあたって非常に重要な作業です。文字表現は、物語の雰囲気を伝えるなので、慎重に誤字脱字や表記統一をしていかなければなりません。小説において文字は命です。書き終えたからといって、満足していては一流の小説家になることができません。執筆した小説が正しく読者に届き、心を動かすことが、執筆活動のゴールです。良い場面で、誤字脱字があると興ざめです。小説を書き終えた疲労感がありますが、この最終作業をやり遂げないと、小説家である意味がなくなってしまいます。そのくらい大切な作業なのです。
⑥印刷所へ入稿・出版
やっと、書き上げた小説が形になり世に出回ります。自分が書いた小説が多くの方に読まれると、メディアの取材が殺到するようになります。そうなると、次回作へ取り組む時間が少なくなってしまい、作業進行が思うようにいかなくなってくることもあります。そのため、スケジュールをしっかりと立てることが大切です。執筆以外の仕事で、執筆活動に手がつかなくなっては元も子もありません。自分のワークスタイルを見つけるようにしましょう。
まとめ
小説家・作家という職業は執筆以外にも様々なジャンルの仕事があるんですね。小説家を目指している方はデビュー後の自分の姿が少しイメージできたでしょうか?
そのイメージ通りになれるよう、作品作りに力を注ぎましょう。
作家を職業にできる人は、様々なジャンルに意識を向けられる人なのかもしれませんね。
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