ゲームプランナーの仕事内容とは？詳細を徹底解説

ゲーム市場の分析

よほど突き抜けたものであれば話は別ですが、いくら面白いと思えるようなひらめきがあったとしても、トレンドや世の中の趣向に沿っていなければ、プレゼンで企画を通すことがやや難しくなります。

そのため、ゲームプランナーのまずやるべき仕事は、ゲーム市場の分析です。
インターネットを含めたあらゆる手段を用いて、市場ではどういうジャンルのゲームがトレンドになっているのか、今後どういうゲームがユーザーに好まれるのかを分析していくのです。

新しいゲーム企画を考える

市場を分析したら、次は新しいゲーム企画を考える段階に入ります。
企画を考える上で重要なのは、市場を分析した上で、ユーザーのターゲッティングもしつつ、人に面白いと思われるようなアイデアを企画に落とし込むことです。

面白いと思われるようなアイデアはなかなか思いつくものではありませんが、新しいゲームを企画することは、ゲームプランナーの仕事の中でも醍醐味と言えます。

社内で企画をプレゼンテーションする

新しいゲームの企画を考えたら、次の仕事は社内で上役にプレゼンして、企画を通すことです。
企画を通すためには、上役に目を通してもらう企画書を作った上で、『なぜこのゲームは面白くなるのか』を論理的に説明する必要があります。
この仕事は、ある意味でゲームプランナーにとって山場とも言えるため、入念な準備が不可欠になります。

仕様書を作成する

プレゼンテーションをして企画が通ったら、次は仕様書を作成する仕事に入ります。
仕様書とは、さまざまな視点からゲームの仕様をまとめたもので、どういうゲームなのかを具体的に説明する役割を持っています。
プログラマーやサウンドクリエイターなどのスタッフは、仕様書を見て開発を進めていくため、指示書のような性質も持っています。

そのため、細かいところまで入念に作り込まなければ、開発スタッフは円滑に仕事を進めることができなくなる恐れがあります。
ゲームプランナーは、プレゼンして企画を通すという大仕事をやり終えても、まだまだ気が抜けないのです。

開発メンバーへの指示を出す（ゲーム制作時）

ゲームを制作している段階でも、ゲームプランナーの仕事はまだまだ終わりません。
この段階での仕事は、開発メンバーへ指示を出したり、仕様書通りにゲームが制作されているのかを確かめることです。
スタッフから質問があれば、その質問にもきちんと解答することも求められます。

テストプレイやデバック

ゲームが完成したら、次の仕事はテストプレイやデバック作業を通して、クオリティを確かめることです。
修正点を発見したら、開発スタッフに修正を依頼し、クオリティを下げる要因を徹底的に排除していくのです。

この作業を終えたら、あとはゲームが発売されるのを待つだけになります。

問題点の洗い出しや発売後の運用

ゲームを販売したとしても、ゲームプランナーの仕事は終わりません。
販売後は、売れ行きの動向やユーザーの反応を見て、次回作に向けた問題点を洗い出さなければならないのです。

また、場合によってではありますが、ゲームプランナーは発売後の運用業務もする必要があります。

論理的に説明する力

どんなに面白い企画を立てたとしても、論理的に説明する力を持っていないと、上役へのプレゼンテーションがうまくいかない恐れがあります。
感覚的な説明だけでは、面白いと思えるような材料として不足しているからです。

根拠となり得る市場の分析やユーザーのターゲッティングももちろん重要なのですが、『面白さ』を論理的に説明できれば、説得力が増します。
そのため、常日頃から物事を論理的に見つつ、説明する力を身に付けられるように意識しましょう。

コミュニケーション能力

ゲームプランナーは、先程もご紹介したように開発スタッフへ指示を出すことも、仕事の1つです。
多くの人と関わりを持つことになるため、コミュニケーション能力を持っていた方が、円滑に指示を出しやすくなりますし、スタッフからも質問をされやすくなります。

コミュニケーション能力も、そう簡単に磨けるものではありませんが、常日頃から磨くように意識しましょう。