ゲーム好きの方であれば、「RTS」という言葉を一度くらいは聞いたことがあるかもしれません。
「RTS」はゲームジャンルの1つであり、高い戦略性と奥深いゲーム性から、あの「eスポーツ」でも競技として採用されています。
このページでは「RTS」のことをあまり知らないという方に向けて、「RTS」の意味からeスポーツ対象の「RTS」タイトルまでを詳しく紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
- この記事の監修者
- アミューズメントメディア総合学院には、ゲームクリエイター学科・ゲーム・アニメ3DCG学科があります。
- 学科を越えてゲーム制作実習ができ、カプコンやスクウェア・エニックスなど、大手ゲーム制作会社への就職実績が多いのも魅力です。
- アミューズメントメディア総合学院 ゲーム総合学科
- アミューズメントメディア総合学院には、ゲームクリエイター学科・ゲーム・アニメ3DCG学科があります。
- 学科を越えてゲーム制作実習ができ、カプコンやスクウェア・エニックスなど、大手ゲーム制作会社への就職実績が多いのも魅力です。
「RTS」とは?
「RTS」とは「リアルタイムストラテジー(Real-time Strategy)」の略で、将棋やチェスのようにターン戦で進行するシミュレーションゲームをリアルタイムで進行するように進化させたゲームを指します。
もう少し詳しく説明すると、俯瞰視点で複数の兵士を自由に行動させながら、敵拠点の破壊などを目指すゲームのことです。
一般的なシミュレーションゲームのようにターン制で駒を動かすのではなく、プレイヤーは複数の駒を操作するので、戦況がリアルタイムに刻々と変わります。
そのため、他のゲームジャンルには見られないような、とっさの判断力からくる対戦相手同士の駆け引きや攻防、複数の駒を緻密に動かすだけの細かなテクニックを楽しめるのが特徴です。
また、ゲーム内でやることが多いため、プレイ時間が比較的長くなるというのもRTSの特徴の1つです。
eスポーツにおいて、「RTS」はFPSよりも早く盛り上がりを見せた先駆者とも言えるジャンルで、これまで数多くの大会が開かれてきました。
eスポーツ対象の「RTS」作品
現在、eスポーツの対象となっている「RTS」タイトルは主に以下の4つです。
- StarCraft II(スタークラフト2)
- WarCraft III(ウォークラフト3)
- Age of Empires(エイジ・オブ・ヴァンパイア)」シリーズ
- World in Conflict(ワールド・イン・コンフリクト)
それぞれのタイトルについて詳しく紹介していきます。
StarCraft II(スタークラフト2)
StarCraft II(スタークラフト2)は、SF世界を舞台としたRTS(リアルタイムストラテジー)です。
「テラン」、「ザーグ」、「プロトス」という3種族がフィールドの占有権を奪い合うといった内容で、プレイヤーは選択した種族の司令官となって資源を収集しながらユニットと呼ばれる兵力を生成し、軍隊を率いて攻防を繰り広げます。
攻防はどちらかが力尽きるまで行われ、最終的に生き残った方が勝者となります。
ターン制ではないので、じっくり戦術を練る必要がなく、かといってノープランで勝つことも難しいため、臨機応変な立ち回りや直感的で的確な戦術が勝敗を分ける鍵となります。
WarCraft III(ウォークラフト)
WarCraft III(ウォークラフト)は、剣と魔法の支配するダークファンタジーの世界を舞台としたRTS(リアルタイムストラテジー)です。
本シリーズはさまざまな生物、種族間の抗争をテーマとしており、ゲーム中にはヒューマンやオーク、アンデッド、ナイトエルフなどさまざまな種族が登場します。
それぞれ性能や特殊能力が異なるものの、各種族の強さが拮抗する絶妙なバランスに調整されており、その奥深さが多くの人を惹きつけ、発売から7年以上経った今でも世界中で遊ばれ続けています。
また競技性も高く、eスポーツの大会などで対戦タイトルとして用いられることが多いです。
Age of Empires(エイジ・オブ・ヴァンパイア)」シリーズ
Age of Empires(エイジ・オブ・ヴァンパイア)シリーズは、歴史や神話を題材としたRTS(リアルタイムストラテジー)です。
本シリーズでは、それまでになかった時代の進化というシステムを導入しており、4つの時代(旧石器時代、新石器時代、青銅器時代および鉄器時代)を取り扱っています。
全シリーズを通じて「独自性の強い数種類の文明」が登場し、プレイヤーは好きな文明を選択した上で、敵国の撃破や自国の発展を目指していきます。
World in Conflict(ワールド・イン・コンフリクト)
World in Conflict(ワールド・イン・コンフリクト)は、米国、ソビエト連邦、NATOの3つの国を舞台としたRTS(リアルタイムストラテジー)です。
ストーリーとしては、経済崩壊の危機が迫る中、ソビエト連邦が西ヨーロッパに侵入し、第三次世界大戦を引き起こすといったもので、プレイヤーは「アメリカ」、「NATO」、「ソビエト連邦」の3つの国のうち1つを選び、大隊を指揮する陸軍将校の役割を引き受けます。
ゲームでは、事前に決められた量の強化ポイントがプレイヤーに与えられ、これにより戦車やヘリコプターなどのさまざまなユニットを購入できるようになります。
プレイヤーはユニットを戦場に展開しながら、敵軍の撃破を目指して戦っていきます。
日本でRTSのプロゲーマーとして安定した収入を得るのは難しい
ここまで、eスポーツの種目として採用されているRTSについて解説してきました。
自分のプレイしているゲームがあった方もいたのではないでしょうか。
しかし、残念ながら日本でRTSのプロゲーマーとして安定した収入を得るのは難しいという現状があります。
日本では賭博規制や景品表示法といった法律が定められていることから、海外のように高額な賞金を出すのが難しく、選手の育成もままならない状態が続いているからです。
このような賞金問題を打破しようとする動きは続いていますが、今のところ賭博規制や景品表示法をめぐる問題は解決されていません。
また、日本ではeスポーツの認知度が十分広まっておらず、海外に比べて観客や選手の数が少ない状態にあります。
観客や選手の数が少なければ、大規模な大会やイベントを開くのは難しいです。
このように日本ではeスポーツが盛り上がるための環境が十分に整っていないため、プロゲーマーとして安定した収益を得ていくのは難しいと言えるのです。
将来eスポーツ業界で働きたい人へ
このページを読んでくれた方の中には、「将来eスポーツ業界で働きたい」という方もいると思います。
将来安定した収入を得ながらeスポーツ業界で働きたいという人は、eスポーツと関わりのある職種に就くことを目指しましょう。
eスポーツに関わりのある職種として挙げられるのは、「ゲームプログラマー」や「ゲームプランナー」などのゲームの開発に携わる職業です。
しかし、専門的な知識や技術が求められるので、まずはスクールに通うなどして基礎から学んでいく必要があります。
まずは、体験入学や資料請求などで「自分がやりたいゲーム制作がどんなものか」を確認することから始めてみましょう。
まとめ
「RTS」がどういったゲームなのかお分りいただけたでしょうか?
もしかしたら、文章を読んでいる途中に「あのゲームのことか!」と思い浮かんだ方もいるかもしれません。
「RTS」は奥深いゲームシステムと戦略性の高さから多くのゲーマーに愛されており、あの「eスポーツ」においても競技の1つとして扱われています。
RTSを扱うeスポーツ業界で働きたい、という気持ちがある方は、まずは体験入学や資料請求などを検討してみてくださいね。
東京でeスポーツ業界を目指されている方は「アミューズメントメディア総合学院」で学びませんか?
eスポーツに関わるお仕事に就きたいと考えている方は、東京のアミューズメントメディア総合学院のゲームクリエイター学科、ゲーム・アニメ3DCG学科への入学を検討してみてはいかがでしょうか。
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