
大学生からイラストレーターを目指すのは、もう遅いと感じていませんか?
イラストレーターは求められるスキルが多く、専門性の高い仕事です。プロのイラストレーターになるためには、十分に勉強時間をとり、スキルを身につける必要があります。
そのため、業界未経験の方がイラストレーターを目指すのであれば、自由に時間を使うことができる大学生のうちから勉強を始めるのがおすすめです。
今回は、大学生がイラストレーターになる方法についてご紹介します。
イラストレーターの仕事内容や年収、必要な資格・スキルの他に、大学生がイラストレーターを目指すメリット・デメリットについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
大学生もイラストレーターになれる時代
インターネット社会である現代では、美術大学などに通っていない大学生も、自分次第でイラストレーターになることができます。
例えば、イラストレーターと関連のない学校に通っていても、「イラストレーターのなり方」とwebで検索するだけで、イラストレーターを目指すために必要な情報を得ることは可能です。
また、SNSが世間に浸透したことにより、自分の情報を発信すること・他人の情報を得ることが手軽にできるようになりました。
自己プロデュースの上手い方や、コツコツと情報を発信できる方は、SNSを利用してイラストレーターの仕事依頼やクライアント先を獲得しています。
このように現代は、自分で調べて行動することで、大学生はもちろん、社会人や主婦など誰でもイラストレーターを目指すことができる時代です。
ただし、イラストレーターになるには、イラストの基礎知識や専門的な技術を身に着けなければいけないため、勉強時間を調節しやすい大学生のうちに行動をすることを勧めます。
悩んでいる大学生は、将来後悔しないためにも、今が行動するのに最適な時期であることを知っておきましょう。
大学生からイラストレーターになる方法
大学生からイラストレーターになるためには、以下の2パターンが考えられます。
- 独学でスキルを磨き続ける
- ダブルスクールできる学校に通学する
それぞれ詳しく解説します。
独学でスキルを磨き続ける
イラストレーターは専門性の高い職業なので、スキルを習得するためには膨大な量を勉強する必要があります。
さらに、独学で習得する場合は、取り扱う教材や勉強の進め方など、1から自分で決めて学習していくため、時間がかかり根気のいる方法です。
しかし通学に比べて費用を抑えることができます。
また、自分のペースで勉強を進めることができるため、講義やアルバイト、テスト期間などにより日々のスケジュールがバラつきやすい大学生にはおすすめの勉強方法です。
以下の2記事には、独学でイラストレーターを目指す方に知っておいてほしい情報が記載されているので、ぜひ参考にしてください。
>>イラストレーターが勉強を行うために知ること
>>イラストレーターは独学でも目指すことができるのか
それでは、独学でのイラストレーターの目指し方を具体的に紹介します。
①教材・ツールを揃えてスキルを習得する
教材となる本やイラストを描くのに必要なツールを買い揃え、イラストレーターの基礎知識や専門的な技術を身に付けます。
イラストレーターの仕事はデジタル化しており、これからイラストレーターを目指す方は、デジタル技術を用いた作業の習得が必須です。
特にAdobeの「photoshop」と「illustrator」の使用を求める企業が多いため、この2つのソフトを入手して操作方法を習得する必要があります。
Adobeは有料サービスとなりますが、「学割」があるため、学生のみ特別価格でサービスを利用することが可能です。
②作品を描いて練習する
独学でイラストレーターのスキルを習得するのと同時に、毎日作品を描いて絵の練習をしましょう。
模写や落書きなど、数十分で作成できるものでもいいので、毎日続けることが大切です。
一ヶ月経つ頃には表現力や画力が上達し、成果を感じることができるでしょう。
③作品を公開する場を設ける
自分の描いた作品を公開する場を設けましょう。
イラストレーターとしてのSNSアカウントやHPを作成したり、コンテストに出品したり、個展を開いたりなど、作品を公開する方法はたくさんあります。
自分の作品を知ってもらうことで、イラストレーターの仕事を受ける機会となるかもしれません。
④仕事依頼を募集する
自分の描いた作品を報酬に変える経験を積みましょう。
アルバイト求人へ応募するのもいいですが、未経験で初心者のイラストレーターを雇う会社はあまりありません。
大学生がイラストレーターとしての仕事を受けるには、以下の方法がおすすめです。
- クラウドソーシングサイトを利用して仕事依頼を募集する
- イラストサイトを利用して報酬を受け取る
- スキルシェアサイトを利用して仕事依頼を募集する
最初はどれか1つの方法に絞ることを推奨します。
収入を安定させたい方は、慣れてきたら複数を掛け持ちして仕事を探すと、クライアント先が見つかりやすくなります。
また、このとき、自分の作品を集めたポートフォリオを作成しておくと、企業へのアピールとなり仕事を依頼されやすくなります。
⑤卒業後のイラストレーターとしての進路を考える
大学卒業後もイラストレーターを続けるのであれば、考えられる進路は以下の4つです。
- イラスト会社に就職する
- フリーランスのイラストレーターとして働く
- イラストを学べる専門学校に再進学して専門性を磨く
- イラストレーターを副業として続ける
大学在学中に得た仕事経験を活かして、卒業後、フリーランスまたはイラスト会社勤務のイラストレーターとして活躍するという選択肢があります。
イラストレーターを本業にしたい場合は、在学中に資格取得や業界とのコネクションの獲得も同時に進めるとスムーズです。
会社勤めとフリーランスでは、働き方や収入が大きく異なるため、現状の自分のレベルや希望する将来像に合わせて選択するようにしましょう。
また、本による独学のみで、イラストレーターのスキルを習得するには限界があります。
本格的にプロとしての活躍を目指すのであれば、大学卒業後、イラストを学べる専門学校に再進学して、スキルの専門性を高めることを推奨します。
イラストレーターを副業にしたい方は、以下の記事を参考にしてください。
>>イラストで副業の収入を得ることは可能?やり方を公開
ダブルスクールできる学校に通学する
イラストが学べる専門学校には、大学生・社会人が、講義や本業との両立をできるように、夜間や週一の通学といったペースで学習するコースを用意している学校もあります。
専門学校では、体系的にスキルを学べるだけでなく、プロの講師から教わることができ、同じ目標に向かって努力できる仲間もいます。
教材やツールは最初から揃っていて、業界とのコネクションがあるため実践的な授業を受けることができるなど、専門学校は好条件な学習環境が整った場所です。
その反面、独学に比べて費用がかかるため、入学するにはある程度まとまったお金が必要です。
さらに、決まった時間に授業があり、通学もしなくてはいけないため、時間や場所の制約があります。大学の講義やアルバイトの時間も加味すると、自由な時間はないに等しいです。
ダブルスクールは、金銭的にもスケジュール的にも、楽にこなせることではありません。ダブルスクールを選択する方は、自分の自由な時間がなくなることを承知のうえで挑戦してください。
人気の職業”イラストレーター”とはどんな仕事?
そもそもイラストレーターとはどのような仕事なのでしょうか?
イラストレーターとは、「13歳のハローワーク公式サイト」が調査する人気職業ランキング(調査機関は2022年12月1日〜31日)で、3位にランクインするほど人気の高い職業です。
参考:人気職業「YouTuber」「イラストレーター」1位は…13歳のハローワーク | リセマム
イラストレーターは、ざっくり言うと絵を描く仕事であり、企業案件や個人依頼の仕事を受ける「依頼」と、自ら利益を生み出す「販売」の2種類のビジネスモデルがあります。
「販売」をビジネスモデルとし、自分の好きなようにデザインをするアーティストも中にはいますが、基本的には「依頼」がほとんどです。
クライアントから仕事の依頼を受け、先方の要望に沿ったイラストを制作して提供します。
近年では、ソーシャルゲームやWEB広告にイラストが活用されるなど、デジタル媒体の需要が高まっていますが、ポスターや雑誌といった紙媒体のイラスト制作も行います。
このようにイラストレーターは、ゲーム会社や広告会社など様々な分野から仕事の依頼を受けるため、職種が多種多様にある職業です。
職種による仕事内容の違いや、イラストレーターに求められる能力などを知り、自分の希望する将来像や取得するべきスキルをはっきりと認識しましょう。
イラストレーターの職種と仕事内容
イラストレーターの仕事内容は、ビジネスモデルや携わる業界によって異なります。
ビジネスモデルや業界ごとに代表的な職種をいくつか挙げ、それぞれの仕事内容を紹介します。
依頼
依頼をビジネスモデルとするイラストレーターは、クライアント先の業種や会社によって仕事内容が異なります。
職種による仕事内容
イラストレーターは、職種によって関わる業界や仕事内容が異なります。
一般的に、関連のある業種として知られているのは、ゲーム業界、広告業界、出版業界などです。他にもメーカー業界や医療業界などに依頼される仕事もあります。
それぞれの業界で活躍しているイラストレーターの職種を4つ紹介します。
- ゲームイラストレーター
- グラフィックデザイナー
- テクニカルイラストレーター
- メディカルイラストレーター
- その他
- 仕事の依頼を受ける
- 打ち合わせでのヒアリングや指示書によってクライアントの要望を理解する
- 要望に合わせてラフ(下書き)を作成して提出する
- 修正箇所があれば直し、ラフを完成させる
- 清書して納品する
- 問題なければ完了
ゲームイラストレーターとは、ゲーム業界を専門に活躍するイラストレーターのことです。
家庭用ゲームなどに登場するキャラクターやアイテム、背景などのイラスト制作を主に行います。他にも、カードゲームやボードゲームなどのイラスト制作に携わることもあります。
最近では、スマホ向けのソーシャルゲームの案件の需要が特に高いようです。
グラフィックデザイナーは、主に出版業界や広告業界で活躍するイラストレーターです。
出版業界では、雑誌の表紙や書籍の装丁、小説の挿絵などの制作に携わります。最近では、ライトノベルの案件が増えているようです。
広告業界では、ポスター・チラシ・雑誌・新聞・web・youtubeなどの広告のイラスト制作や、商品パッケージ、会社のロゴなどの制作に携わります。webやyoutubeの広告では、漫画を使った宣伝も見られるようになりました。
他にも、展示会や映画、テレビなどの分野でデザインを行うこともあります。
商品の外観や宣伝材料のデザインに関わるグラフィックデザイナーは、消費者の興味を惹き、商品やサービスの購入意欲の促進を目的としたイラスト制作が求められる仕事です。
テクニカルイラストレーターは、メーカー業界で活躍するイラストレーターです。
工業製品の取扱説明書や、パーツカタログ、特許図面などに用いる図柄の制作を主に依頼されます。
基本的に操作説明や商品紹介に使われるイラストを作成するので、見た目に忠実に描くことが求められる仕事です。
メディカルイラストレーターは、医療業界で活躍するイラストレーターです。
医療をビジュアル面で支えている仕事で、主に医療に特化
したイラスト制作を行います。
医学書や解剖図に載せるためのリアルで緻密なイラストを描く時もあれば、子どもを対象としたシンプルで馴染みやすいイラストを描く時もあり、目的に合わせて表現できる力が必要です。
また、イラストのスキルだけでなく、医療の専門知識も求められます。
最近では、Vtuberのアバターデザインや、lineのスタンプ、SNSのアイコンなど新しい分野でのイラスト制作も増えており、流行となりつつあります。
業務の流れ
クライアントから仕事を依頼されるイラストレーターは、基本的に以下の流れで業務を行います。
販売
販売をビジネスモデルとするイラストレーターは、一般的にアーティストと呼ばれます。
クライアント先の要望に沿ったイラストを描くのではなく、自分の好きなように作品をデザインします。
アーティストは人気商売なので、自分の絵を好きと言ってくれるファンがいなくては成り立ちません。
SNSで有名になるなど、多くの方に支持されるよう活動する必要があります。
自分の絵が評価され人気を得たら、個展を開いたり、グッズを作ったり、企業やブランドとコラボレーションをしたりなど、幅広く活躍することができます。
イラストレーターの働き方
イラストレーターの働き方は、制作プロダクションや広告代理店などの会社に勤める場合と、フリーランスとして活躍する場合の2種類に大きく分けられます。
実際のイラストレーターの就業状態は、8割以上がフリーランスです。
しかし、最初からフリーランスで仕事を貰えることは少ないため、経験を積んでからフリーランスに転身することを推奨します。
働き方によって異なる、イラストレーターの一日のスケジュールが気になる方は、以下の記事をご覧ください。
>>イラストレーターの1日のスケジュールとは?
イラストレーターが使用するツール
イラストの描き方などによって使用するツールは異なりますが、イラストレーターに必須なアイテムはある程度決まっています。
イラストレーターがイラストを描く時に使用しているツールを、デジタル画材とアナログ画材に分けてご紹介します。
デジタル画材
デジタル化が進んでいるイラスト業界では、デジタル画材の使い方を習得していることで、仕事の幅を広げることができます。
デジタルでイラストを描く際には、以下3つのツールの用意が必須です。
- パソコン
- ペンタブ(または液タブ)
- イラストソフト
大きな画面で操作したい方はモニター、下絵をアナログで描きたい方はスキャナ、デジタルで描いた絵を紙に起こしたい方はプリンターも必要になります。
パソコンとペンタブの用意が難しい場合は、アイパッドとペンシルで代用することも可能です。
デジタルイラストに必要なツールについて、以下から詳細を確認できます。
>>デジタルイラスト初心者必見!アナログにはないメリットや必要な道具を紹介
アナログ画材
アナログで絵を描く場合は、デッサン、水彩画、ペン画など、描く絵の種類によって、画材が異なります。
最低限用意するツールは以下の3種類です。
- 線画を書く道具(鉛筆またはシャーペン、消しゴム、ペン)
- 用紙
- カラー画材
カラー画材の種類は豊富にあり、色鉛筆、水彩色鉛筆、油性職鉛筆、透明水彩、カラーインク、コピック、アクリルガッシュなど、自分の描く絵に合わせて用意しましょう。
また、アナログで描いた絵をデジタル化したい方はスキャナの用意も必須です。
イラストレーターに必要な資格・スキル(能力)
イラストレーターになるために、必要な資格・スキル(能力)を紹介します。
資格
イラストレーターになるために、取得必須な資格は特にありませんが、イラストレーターの仕事に役立つ資格はあります。
以下の資格を取得することで、専門的知識やスキルへの理解を深められ、企業へのアピールにもなるため、資格取得を目指して挑戦してみることがおすすめです。
- Photoshop(R)クリエイター能力認定試験
- Illustrator(R)クリエイター能力認定試験
- CGクリエーター検定
- アドビ認定エキスパート(ACE)
- 色彩検定(R)
- カラーコーディネーター検定試験(R)
イラストレーターに役立つ資格について、以下の記事を参考にしてみてください。
>>イラストレーターとして有利な資格とは?
スキル(能力)
イラストレーターにとって資格は、あくまで自分の付加価値を高めるものであり、必ず取得しなくてはいけないわけではありません。
しかし、仕事をするうえで以下のスキル(能力)は必ず必要となります。
- 要望に合わせたイラストを描けるスキル
- コミュニケーション能力
- 個性
- スケジューリングスキル
- デジタルイラストのスキル
クライアントの要望に応えられなくては、イラストレーターは務まりません。
先方が希望するイラストを描くためにも、イラストに必要な基礎知識と専門的技術を習得することは最低条件であり、クライアントの要望を汲み取るためのコミュニケーション能力も必要です。
ただし、求められるイラストを描きながら、いい塩梅で個性を表現できなければ、他のイラストレーターに埋もれてしまいます。
また、作品には制作期間が決められており、納期に合わせて仕事を進めるスキルも必要です。
現在はデジタルイラストが主流であり、イラストレーターの求人を載せているほとんどの会社がデジタルイラストのスキルを条件にしています。
今後イラストレーターとして活躍を目指す方は、デジタルイラストのスキルも習得するべきです。
イラストレーターの年収
イラストレーターの収入は年々上昇傾向にあり、2024年1月現在の平均年収は361万円です。
日本の平均年収を下回る数字ですが、全体の給与幅が283〜698万円と比較的広く、個人差が大きくあることがわかります。
これは、働き方や個のスキル次第で稼ぎを増やせる可能性があるということです。
参考:求人ボックス
特にイラストレーターの年収は、本人のスキルが大きく影響します。
会社勤めのイラストレーターに比べると高い傾向にあるため、経験値や能力の高い方は、フリーランスへ転身した方が稼げる可能性が高いと言えるでしょう。
>>イラストレーターの年収事情。フリーランスでも収入は大丈夫?
大学生がイラストレーターを目指す4つのメリット
大学生がイラストレーターを目指すメリットは、主に4つあります。
- 生活スタイルに組み込みやすい
- ゆとりのある環境で実務経験を積める
- 自分で仕事量を調整できる
- 進路の選択肢が増える
生活スタイルに組み込みやすい
アルバイトとして企業に雇われた場合は別ですが、イラストレーターの仕事は、要望に沿った作品を納期までに完成させることが重要であり、仕事場所や作業時間は問いません。
通勤する必要がないので、家や大学、カフェなど、自分の好きな場所で好きな時間帯に作業することができます。
大学で空きコマを利用して作業したり、突然の休講などの隙間時間に作業できたり、全休を利用して家から一歩も出ず作業に没頭したりすることが可能です。
社会人になり本業が始まると、生活スタイルや日々のルーティーンが確立されてしまうため、不可能ではありませんが、慣れない仕事を生活に組み込むことが難しくなってしまいます。
このように、イラストレーターの仕事は、大学生の生活スタイルに組み込みやすいというメリットがあります。
ゆとりのある環境で実務経験を積める
もちろんそれぞれの生活環境によりますが、学生であるうちは、稼がなければいけないというプレッシャーを感じる機会はあまりないと思います。
社会人になると、自分で生計を立てなければいけない環境の方が多く、転職に対するハードルが高い方も多いです。
心と時間にゆとりのある学生のうちに、スキルを習得し実務経験を積めることは、大学生からイラストレーターになる大きなメリットのひとつと言えます。
自分で仕事量を調整できる
クラウドソーシングなどで仕事依頼を募集した場合、受ける仕事は自分で決められるため、自分のスケジュールに合わせて仕事量を調整しやすくなります。
テスト期間や学祭などの行事期間で忙しい時期は仕事を減らす、長期休みや時間にゆとりのある期間には仕事を増やすなどの調整が可能です。
進路の選択肢が増える
大学在学中に、イラストレーターの仕事である程度稼げていたら、卒業後にフリーランスのイラストレーターになることもできます。
フリーランスが不安であれば、副業という選択肢や、実務経験や習得したスキル、獲得したコネクションなどを活かして、イラスト関係の会社やweb系の会社に就職するという選択肢もあります。
このように、現在大学で専攻している分野に加えて、卒業後の進路の選択肢を増やすことができます。
大学生がイラストレーターを目指す3つのデメリット
大学生がイラストレーターを目指すデメリットは、以下の3つです。
- 全ての責任が自分に伴う
- 収入が安定しない可能性がある
- 勉強量が多い
全ての責任が自分に伴う
雇用されるアルバイトとは異なり、仕事を受ける窓口も、契約内容の確認・交渉も、クライアントとの連絡も、報酬の受け取りも全て自分で行います。
クライアントからの連絡を意識しなくてはいけないし、当たり前ですが、納期など先方との約束は守らなければいけません。
学生とはいえ、自分主導で仕事をしている身なので、一社会人として責任ある言動が求められます。
大変だなぁと感じるかもしれませんが、社会に出る前から社会人としての経験値を詰めることは、将来のあなたにとって確実にプラスであり、この経験は社会に出てから役に立つはずです。
収入が安定しない可能性がある
お給料は時給制ではなく固定報酬制であり、そもそも仕事の依頼をもらえるかが自分次第なため、毎月の収入にばらつきが出てしまいます。
特に、仕事を始めた最初のうちは、基本的に仕事を依頼されにくいです。
一般的に、実績を増やすことで企業から依頼されやすくなり、続けるうちに一定量の仕事がもらえるようになります。
また、実績が増えると単価の高い仕事も受けられるようになるので、収入アップにつながります。
このように最初は収入が少なかったり安定しなかったりする可能性がありますが、続けるうちに収入を増やすことができます。
ただし仕事の依頼数を増やせるか、単価を上げられるかは自分次第なので、スキルを磨いたりポートフォリオを工夫したり、資格を増やしたりといった努力が必要です。
勉強量が多い
イラストレーターは専門職なので、必要なスキルを習得するためには、膨大な量の知識を学ぶ必要があります。
勉強する内容はイラストレーターに必要なものだけでなく、クラウドソーシングでの成功方法やSNSの伸ばし方、フリーランスに必要な知識なども取り入れたほうがいいでしょう。
また、絵柄の流行を追うことも重要なので、定期的に業界の最新情報を勉強したり、スキルアップのために実務経験を積みながらスキルを磨いたり、クライアントのフィードバックを受けたりなど、常に向上心を持って勉強を続ける必要があります。
このように独学でイラストレーターを目指し、フリーランスのような働き方をするには、多くのことを勉強しなくてはいけません。
大学と仕事を両立させるためには、計画的に効率良く勉強を進めて、作業時間を管理することが大切です。
大学生がイラストレーターとしての給料を上げるためのコツ
大学生がイラストレーターとしての給料をあげるためには、先ほども少し触れましたが、実績を作り、企業へのアピール材料を増やすことが大切です。
また、アピール材料を増やすという観点では、ポートフォリオは必ず作成し、構成にこだわることも重要になります。
企業から仕事を依頼されやすくなったり、単価の高い仕事を受けられるようになったりと、収入アップにつなげることができます。
自分が使用しているサイトで、とにかく仕事を引き受け続けましょう。
また、使用するサイトを増やし、収入源を増やすことも給料を上げるためのコツです。
ただし前提として、イラストレーターとして活躍するためには、実務レベルの知識と技術を習得する必要があります。
独学に限界を感じた場合には、専門学校での学習も視野に入れてみましょう。
まとめ:大学生からイラストレーターになれる!はじめるなら今!
今回は、大学生からイラストレーターになるための方法を紹介しました。
イラストレーターに必要なスキルを習得し、仕事を探す努力をすることで、大学生でもイラストレーターになることができます。
実際に、SNSやクラウドソーシングサイトなどを活用して、イラストレーターとして活躍している大学生もいます。
大学生がイラストレーターを目指すなら、自由に使える時間がたくさんある「今」が最適です。
スキルを磨き経験値を増やすことで、一般的なアルバイトの給料よりも稼ぐこともできるので、絵を描くことが好きな人はぜひ挑戦してみてください。
また、イラストレーターとしてのスキルアップを目指すのであれば、大学卒業後に再進学することもおすすめです。
アミューズメントメディア総合学院では、再進学を検討する大学生に向けて個別相談会を開催しています。全体の学生のうち、約4割が大学生や社会人の経験を経て再進学した方たちです。
下記では、実際に再進学から夢を実現させた方々のインタビューもご覧いただけるので、ぜひ覗いてみてください。
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