イラストレーターになるには高い描写力はもちろん、他者に埋もれないような個性、世の中のトレンドを察知する力が求められます。
イラストレーターになるためには、日頃から描く練習をすることが欠かせません。
イラストレーターになりたいアナタもぜひ、本記事を読んでイラストレーターになるための一歩を踏み出していきましょう!
目次
- 1 イラストレーターになるための方法
- 2 イラストレーターを目指すための進路
- 3 イラストレーターの学校を選ぶ3つのポイント
- 4 イラストレーターの専門学校と大学、短大の比較
- 5 【社会人向け】転職してイラストレーターになるには?
- 6 そもそも「イラストレーター」はどんな仕事?
- 7 イラストレーターに向いている人(適性)
- 8 イラストレーターに必要なスキルとは
- 9 初心者は何から始める?イラストレーターを目指す人がやるべきこと
- 10 イラストレーターに関する資格
- 11 イラストレーターが使うツール(道具)
- 12 イラストレーターとしてフリーランスになるには?
- 13 イラストレーターの将来性
- 14 イラストレーターに関するQ&A
- 15 まとめ
イラストレーターになるための方法
まずは、イラストレーターになるまでの流れを簡単に確認してみましょう。
- イラストを描く練習をする。
- 実力が付いたら、会社に実力をアピールする。
- イラストレーターになる。
1つずつ確認していきます。
1.イラストを描く練習をする。
まずは、仕事ができるレベルまでイラストを上手く描けるようになりましょう。
今はインターネットや本などでイラストの描き方を勉強することができるので、独学でもイラストの練習はできます。
ただ独学だと、「情報がありすぎて何を参考にしたらいいか分からない」、「つい自分の描き慣れたものばかり描いてしまう」というデメリットもあります。
イラストを描く練習をするなら、やはりプロのイラストレーターから直接教えてもらうのが一番です。
プロはポイントを押さえてイラストの描き方を教えてくれるので、早く上達することができます。
またプロのイラストレーターは、色々なものを描けるように指導してくれます。
「今は人物だけしか描けない」という人も、プロから教われば動物や乗り物、建物、風景まで描けるようになるでしょう。
2.実力が付いたら、会社に実力をアピールする。
プロのイラストレーターとは、イラストを描いてお金を稼げる人のことです。
イラストでお金をもらえるようになるには、まずは会社にイラストを使ってもらう必要があります。
会社に自己PRをするためにも、自分が描いたイラストをまとめてポートフォリオ(作品集)を作りましょう。
ポートフォリオは、イラストレーターを募集している会社に応募する時に使います。
また、最近ではSNSなどでイラストレーターを探すことも増えているので、インターネットにポートフォリオを公開すれば、よりチャンスが広がるでしょう。
3.イラストレーターになる。
会社の目に留まって、就職したり、仕事の依頼が来たりすれば、晴れてプロのイラストレーターになれます。
イラストレーターの働き方はたくさんあり、会社に勤めるイラストレーターもいれば、自分で仕事をもらって働くフリーランスのイラストレーターもいます。
会社に勤めるイラストレーターとフリーランスのイラストレーターについては、記事の後半で詳しく説明します。
そもそもイラストレーターになれる実力があるのかどうか不安な方は、アミューズメントメディア総合学院のキャラクターデザイン学科でプロからしっかり教えてもらうのがおすすめです。
業界で活躍するプロから教えてもらうことで、より効率的なスキルアップが可能!
なんと1年に20冊以上卒業生が表紙を担当した書籍が並んでいます!
少しでも気になった方は、ぜひ無料の資料請求をしてみてくださいね。
イラストレーターを目指すための進路
イラストレーターになるには、イラストを上手く描くためのスキルを身につけなければなりません。
イラストのスキルを身につけるためには、大きく分けて次の3つの方法があります。
イラスト専門学校に入学する
イラストレーターになるための最もメジャーな方法としては、イラスト専門学校に通うことです。
イラスト専門学校に通うことでイラスト制作に関する基礎的な知識を身につけることができます。
デッサンや色彩、グラフィックデザイン、デジタルソフトの使い方など、イラストに関する基本的なスキルを身につけた後、授業の中や課題でイラストを描いて実践的に練習していきます。
1人で練習するのとは違い、イラストレーターを目指す仲間と一緒に刺激を受けながら練習できるのが、独学と専門学校の違いの1つです。
学校によっては企業の採用情報の共有や就職までのバックアップも行なってくれるので、卒業後に仕事を探しやすいというメリットもあります。
企業も、専門学校やスクール向けにイラストレーターの求人の募集をかけることが多いので、就職面で有利になるでしょう。
美術大学・短大に入学する
イラストのスキルを学ぶには、美術系の大学や短大に通う方法もあります。
美術大学・短大では、イラストに限らずグラフィックデザインや動画、広告など、幅広く学ぶことができます。
イラスト専門学校はイラストレーターになるための学校ですが、美術大学・短大では美術全般のスキルを活かして様々な仕事に就職します。
中には、アーティストとして活躍する人も。
イラストに特化して勉強したいという方は専門学校を、イラストに限らず美術全般を学びたいという方は美術大学・短大をおすすめします。
イラスト制作会社に入社して経験を積んでいく
イラストレーターになるためのもう1つの方法は、イラスト制作の現場で働きながら経験や実績を積んでいくという方法です。
求人情報を見てみると、イラストレーターを募集している企業が多く存在します。
中には「未経験OK」の企業も存在するので、イラストを描いたことがないという人でも、現場で働きながら経験やノウハウを積んでいくことができます。
ただ未経験からイラストレーターになる方法だと、仕事が終わった後に勉強の時間を作らなければいけないので、苦労してしまう可能性があるので気をつけましょう。
そのため、この中で一番おすすめなのは、イラストを専門で学べる学校で一から学んで実力をつけて目指す方法です。
アミューズメントメディア総合学院のキャラクターデザイン学科なら、プロのイラストレーターから直接教えてもらえるので、卒業までにデビューができるレベルまで成長することが可能です!
どんなスキルを教えてもらえるかは、ぜひ学科ページでチェックしてください。
イラストレーターの学校を選ぶ3つのポイント
ここでは、イラストレーターを目指す方が学校を選ぶ際のポイントを3つ、解説していきます。
学校選びは、身につく知識やスキル、卒業後の就職などに大きく関わります。
プロのイラストレーターとして活躍することを目標とするならば、ぜひ慎重に学校選びをしてください。
1.描きたいイラストの分野について学べる学校を選ぶ
1つ目のポイントは、自分が描きたいイラストの分野について学べる学校を選ぶことです。
イラストレーターはクライアントの依頼に応じて、多種多様なイラストを制作する職業です。
基本的にはWebサイトの挿絵やポスターなど、身近なイラストを描くことが多いですが、中には工業製品のマニュアルに使用するイラストや、医療関連のイラストを専門的に描くイラストレーターもいます。
イラストレーターになる方は、「こんなイラストを描きたい!」と理想を持っている方が大半だと思いますので、必ず自分が描きたいイラストの分野について学べる学校へ進学しましょう。
2.プロから指導を受けられる学校を選ぶ
2つ目のポイントは、プロから指導を受けられる学校を選ぶことです。
イラストレーターの学校には、指導力に優れる講師がいて、基礎的な知識や技術を丁寧に教えてくれます。加えてプロによる指導がある学校なら、応用的な知識・技術や、実際にイラストレーターとして仕事をしなければ身につかないノウハウまで習得することが可能です。
卒業後を考えて、少しでも技術を高めておきたい。そんな方こそ、在学中にプロから指導を受けられる環境に、身を置いておくのがおすすめです。
3.通い続けたいと思える雰囲気の学校を選ぶ
3つ目のポイントは、通い続けたいと思える雰囲気の学校を選ぶことです。
どんなに徹底した教育を受けられる学校でも、通うことが苦痛になってしまうと、学ぶ意欲も薄れてしまいます。それでは学費を支払うだけで知識や技術は身につかず、損をしてしまいます。
前向きな気持ちで通い続けられるよう、学校を決める時はオープンキャンパスに参加して、雰囲気をチェックしておきましょう。オープンキャンパスが開催されていない場合は、学校の前まで足を運ぶだけでも違います。
どんな人がいるのか、講師や在校生もチェックしておくとなお良いですよ。
イラストレーターの専門学校と大学、短大の比較
続いては、イラストレーターの専門学校と大学、短大について比較していきます。
比較する項目は「通う年数」「学べる内容」「入試難易度」「学費」「就職先」の5つです。
比較した結果を簡単にまとめると、以下の表の通りになります。
専門学校 | 大学 | 短大 | |
---|---|---|---|
通う年数 | 1〜4年 | 4年 | 2〜3年 |
学べる内容 | 専門的・実践的な学習が中心 | 美術分野全般の学習に加え、教養分野も学ぶ | 美術分野全般の学習に加え、教養分野も学ぶ |
入試難易度 | 易しい | 難しい | 比較的易しい |
学費 | 約250万円(2年間) | 国立:約300万円(4年間) 私立:約650万円(4年間) |
約200万円(2年間) |
就職先 | アニメ、ゲーム、ライトノベルなどのエンタメ業界が中心 | 広告業界や美術教員が中心 | 広告業界や美術教員が中心 |
それぞれ、もう少し詳しく見ていきましょう。
通う年数
入学から卒業まで、学校に通う年数です。一般的に、留年がなければ専門学校は1〜4年、大学は4年、短大は2〜3年になります。
専門学校と短大は、学校によって通う年数が異なるため幅を設けています。早く就職したい方は年数が短い学校を、長くじっくり学びたい方は年数が長い学校を選ぶと良いでしょう。
ただし、学べる内容の充実度は通う年数の長さに比例するわけではありません。2年制の学校でも重要な知識や技術を余すことなく学べる学校はありますし、逆も然りです。通う年数は、あくまで自分がいつから働き始めたいのかを基準に、参考程度に考えましょう。
学べる内容
専門学校は文字通り、専門的・実践的な学習が中心となっています。
一方で大学や短大は、専門分野以外にも美術分野全般の講義が展開されます。加えて、教養分野についても学ぶのが特徴です。しかし、その分専門的・実践的な学習に割ける時間は少なくなります。
本気でイラストレーターになりたいと強い意思を持っているなら、専門学校に通うのがベストです。
入試難易度
大学は学科試験と実技試験があり、倍率も高いため入学が難しくなっています。その点、専門学校は書類審査で合否が決まる学校もあり、比較的入学は簡単です。
短大は大学より易しく、専門学校より難しい程度の入試難易度です。試験内容に関しては、大学と同様に学科試験と実技試験が実施されます。
学費
1年間の学費で考えると、もっとも安いのは国立大学です。年数に関係なく総合的な学費で見ると、短大がもっとも安い傾向があります。
しかし、私立大学以外はそれほど大きな差があるわけではないため、学費よりは学べる内容で学校を決めるのがおすすめです。
また、学費が安くても入学後に、教材の購入などでお金がかかる可能性があります。学費は参考にチェックする程度が良いでしょう。
就職先
就職先は専門学校と大学・短大で大きく違います。専門学校は卒業後、アニメやゲーム、ライトノベルの挿絵など、エンターテイメントに関連するイラストレーターとして活躍する方が多いです。
一方で大学や短大は、広告業界の企業や美術教員などへ就職する方が多い傾向にあります。エンタメ業界への就職ができないわけではありませんが、実績が少なめなので、将来エンタメ業界への就職を目指しているのであれば専門学校を選ぶことをおすすめします。
【社会人向け】転職してイラストレーターになるには?
記事を読んでいる方の中には、社会人で転職してイラストレーターになりたいと考えている方もいるかと思います。
ここでは、転職してイラストレーターになる方法について紹介していきましょう。
社会人以外の方は、次の4 そもそも「イラストレーター」はどんな仕事?まで進んでください。
転職するとなると、短期間で効率よくイラストのスキルが学べる専門学校がおすすめです。
大学と違って筆記試験や実技試験がないため、試験対策に時間をかけずに入学できるのが専門学校のメリットです。
独学からイラストレーターへの転職を考えている方も多いですが、あまりおすすめしません。
というのもイラストレーター職への応募の条件として、一定の実務経験か、なければ学校でイラストを学んだ経歴を求められることが多いからです。
社会人がイラスト専門学校を選ぶ時のポイントや、入学時によくあるQ&Aについて、次の記事でまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。
そもそも「イラストレーター」はどんな仕事?
イラストレーターと聞くと、どんな仕事を思い浮かべるでしょうか?
よくイメージされるのが、人気の高いゲームやアニメのキャラクターを描く仕事です。
ですが、実は他にもイラストが必要とされる分野はたくさんあります。
イラストレーターになるには、その仕事内容についてより詳しく知っておくことも大切です。
イラストレーターの仕事内容
イラストレーターは主にクライアントから提示された要望に応じて、イラストを制作する仕事です。
WEB上のイラストや小説の挿絵、ゲームのデザイン、広告、ポスターなど、イラストレーターが関わる媒体は数多く存在します。
イラストレーターになるために学歴や資格は必要ないので、日々相手が望んでいる絵を描き続けられるだけの能力があれば、誰でもイラストレーターになることができます。
とは言っても、イラストレーターとして食べていくためには経験や努力を積んでスキルを磨いていかなければなりません。
イラストレーターの活躍の場
イラストレーターの活躍の場は、とても幅広いです。
まず、広告系の分野です。
雑誌やポスター、商品のパッケージ、ホームページなど、グラフィックデザインと呼ばれるものに使うイラストを担当します。
こういったイラストを描きたい場合は、デザイン事務所や広告代理店などに就職することになります。
ゲームやアニメなどで使われるようなコミックイラストを描くイラストレーターは、エンタメ系の分野で活躍しています。
特に、ゲーム制作会社のイラストレーターの仕事が増えています。
ソーシャルゲームの数が増えている今、キャラクターやアイテム、背景を描くイラストレーターが多く求められているのです。
広告系でもエンタメ系でも重宝されるのが、イラストも描けてデザインもできる人材です。
デザインの知識がなくてもイラストレーターになれます。
しかしデザインの知識があれば、広告系ではイラストの他にもロゴや雑誌のページなどのデザインも担当できるようになりますし、エンタメ系では特にキャラクターデザインの仕事が任されやすくなります。
活躍できるイラストレーターになるには、イラストが上手くなるだけでなく、デザインもできるようにしておくと良いでしょう。
イラストレーターの仕事の流れ
1.打ち合わせ
クライアントと打ち合わせをして、要望を聞きます。
「使われる媒体」「絵柄」「キャラクターのイメージ」など、クライアントがどんなイラストを必要としているのかをしっかり聞き出します。
2.サンプルを描く
打ち合わせで聞いたことを元に、サンプルを描きます。
サンプルの制作にはあまり時間をかけず、イメージが相手に伝わる程度にします。
なぜなら、いくつかパターンを用意したり、大きな修正を指示されたりするかもしれないからです。
3.イラスト制作
クライアントがサンプルを見てOKが出たら、今度は本格的にイラストを描きます。
丁寧に描くこと、要望に応えること、納期を守ることが大切です。
4.必要に応じて修正
イラストを提出した後、修正の指示が来ることもあります。
ただし、サンプルの時点でしっかりイメージを共有できていれば、そこまで大幅な修正が入ることはないでしょう。
イラストレーターの1日の流れ
ここでは、会社に勤めるイラストレーターの1日の流れを見ていきましょう。
10:00 出勤
デザイン事務所やゲーム制作会社など、クリエイティブ系の会社は、出社時間が遅めだったり、自由に出社時間を決められたりするところも多いです。
10:30 ミーティング
出社したら、社内でミーティングをします。
クライアントがどんなイラストを求めているのか、いつまでに仕上げれば良いのかなどを、資料を見ながらチームで共有します。
11:00 イラスト制作
イラストを制作する時は、初めはいくつか案を出し、クライアントに確認しながら修正していくことが多いです。
13:00 休憩
休憩をしながら、インターネットや本で情報収拾をすることも。
14:00 イラスト制作再開
いくつかの案件を同時に進めることが多いので、イラスト制作は1日がかりになります。
また、クライアントとの会議にイラストレーターが参加することもあります。
19:00 退勤
締め切り前などは遅くなることもありますが、作業が一通り終わっていれば定時で帰れます。
イラストレーターの収入(年収)
イラストレーターの収入の平均は、年収で約362万円です。
日本の平均年収と比べると少し低いですが、個人差も大きいのが特徴です。
全体の給与幅を見ると252万〜672万円とばらつきがありますが、これはスキルがあるほど年収も高くなる傾向があるからです。
特に、フリーランスのイラストレーターはスキルが年収に大きく影響します。
早く上手く描くことで仕事量も増えるので、その分収入を増やすことができるのです。
やりがい
イラストレーターのやりがいには、次のようなものがあります。
自分のイラストを色々な人に見てもらえる
やはり自分のイラストが世の中に出て、多くの人に見てもらえるのがやりがいだという声が多いです。
今はSNSで簡単に感想を見ることができるので、自分が担当したイラストに「すごい!」「かわいい!」などの反応があると嬉しいと感じるそうです。
好きなことが仕事になる
イラストレーターに共通して言えるのが、「絵を描くことが好き」ということです。
好きなことをしてお金を稼げるのも、イラストレーターの大きなやりがいであると言えるでしょう。
イラストレーターとしてやりがいを感じながら活躍したいと思うなら、デビューまでに実力をつけておくのがいいでしょう。
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大変なこと
イラストレーターは大きなやりがいを感じる一方で、こんな大変なこともあります。
スランプになった時
プロのイラストレーターになっても、「思うように描けない」とスランプになってしまうこともあります。
そんな時は違う仕事のイラストに取り掛かったり、趣味のイラストを描いたり、少し休憩したりして、上手く気分転換をしましょう。
クライアントの要望が分かりにくいことも
イラストレーターはクライアントの要望に応えることが大切ですが、クライアント自身がどんなイラストを欲しいか整理しきれていないことも。
あいまいな指示のままイラストを描いて、何度もやり直しに・・・といったトラブルが起こるかもしれません。
クライアントの要望を整理して、言語化してあげるのもイラストレーターの大事な仕事です。
イラストレーターに向いている人(適性)
イラストレーターになるには、どんな適性が必要なのでしょうか。
ここでは、5つの適性について解説していきます。
絵を描くのが好きな人
これはイラストレーターを目指す上で最も重要といっても過言ではありません。
イラストレーターになるためには、絵を描くことが好きだという気持ちが必要不可欠です。
日々の業務に対するモチベーションが保ちやすくなるという面でも、絵に対する情熱や思いというものがとても大切になります。
イラストが上手くなりたいという気持ち
まず、「上手く描けるようになりたい」という強い気持ちがあることが大切です。
「元々上手くてセンスがある人じゃないと、イラストレーターになれない」と思われがちですが、そうではなく、上手くなりたいと思ってたくさん練習するかどうかが大事なのです。
上手くなりたいという気持ちがあれば、苦手なものも克服できます。
たとえば今は背景を描くのが苦手でも、上手くなりたい一心でたくさん練習すれば上達します。
人が求めるイラストが描ける
プロとして仕事でイラストを描くのと、趣味でイラストを描くことの違いは何でしょうか。
それは、人のためにイラストを描くということです。
繰り返しになりますが、プロのイラストレーターは、クライアントの要望に合わせてイラストを描くのが仕事です。
だから打ち合わせの中では、「どんなイラストが求められているのか」ということをよく確認します。
趣味であれば自分の描きたいイラストを自由に描けば良いのですが、プロは人が求めるイラストを描けることが大切なのです。
精神的にタフな人
イラストレーターは依頼者から提示された要望を納期までに果たさなければなりません。
その上、依頼者に納得してもらうものを仕上げなければならないので、スピードだけでなくクオリティーも意識する必要があります。
そうしたプレッシャーが続く中で普段以上の力を発揮できる人ほど、イラストレーターお仕事に適しています。
色々なことに興味がある
イラストレーターは、さまざまなものからアイディアを生み出します。
イラスト制作会社には資料のための本や雑誌がたくさんあり、イラストレーターの1日でも紹介したように、情報収拾が欠かせません。
意外なものからアイディアが浮かぶこともあるので、映画や旅行、美術館、グルメなど、色々なことに興味を持ち、見たり経験したりすると、イラストレーターとしての強みになるでしょう。
自分がイラストレーターに向いているかどうか不安だという方は、まずはスキルを身につけることを考えるようにしましょう。
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イラストレーターに必要なスキルとは
イラストレーターに必要なスキルは、もちろんイラストを上手く描くことですが、ただ上手く描ければ良いわけではありません。
イラストレーターとして活躍するために必要なスキルは、主に次の3つです。
高い描写力
イラストレーターは基本的に依頼に応じた絵を描くことがお仕事なので、相手が求めている絵を継続して描き続けていくためには高い描写力が必要不可欠になります。
また、描写力のほかにも日頃から流行を俊敏に察知し、ユーザーのニーズに沿った絵を描く能力も大切です。
オリジナリティー
イラストレーターとして食べていくためには、自分にしかないアイデアや個性を表現することも重要です。
もちろん高い描写力も大切ではありますが、自分だけのオリジナリティを出すことも成功へとつながる大切なポイントと言えます。
実際に現在成功しているイラストレーターの多くは、自分だけの個性を前面に出すことで、ほかのイラストレーターと差別化をしています。
また、オリジナリティーは替えの効かないものなので、自分のスタイルを上手く表現できれば業界で重宝される存在となります。
コミュニケーション能力
イラストレーターは単独作業のイメージがあるかもしれませんが、クライアントや関係者とその都度話し合って作品を進めていくことが多いです。
そのため相手の考えを読み取ったり、自分の考えを伝えたりする能力があれば、お仕事が格段にやりやすくなります。
さらにイラストレーターとしてスキルを磨きたいなら、イラストを専門に学べる学校で応用力も身につけるのがおすすめです。
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詳しくは、学科ページで確認してみてください。
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色々なイラストを描けるように練習する
普段キャラクターのイラストをたくさん描いているなら、動物のイラストにも挑戦するなど、イラストの幅を広げるよう意識するのがおすすめです。
好きなイラストを模写する
模写は気軽にできて効果的な練習方法です。
好きなアニメや絵師のイラストを模写すると、良い勉強になりますよ。
デジタルイラストを描く
プロのイラストレーターはデジタルイラストを描く機会が増えているため、早いうちにデジタルソフトに慣れておくことをおすすめします。
始めは、無料ソフトを触るだけで十分です。
イラストレーターに関する資格
イラストレーターになるには必ず資格が必要というわけではありません。
しかしスキルアップに役立ちますし、就職に有利になる可能性もあるので、取っておいて損はないでしょう。
イラストレーターにおすすめな資格は、次の4つです。
色彩検定(R)
色に関する資格はたくさんありますが、中でも色彩検定(R)はメジャーな資格です。
配色によってイラストのイメージが大きく変わるので、どの色を組み合わせるとどんな印象になるのかという知識はとても重要です。
出版や広告業界でも取得する人が多く、2級以上はビジネスにも応用できるレベルの色彩知識を学べるので、挑戦してみると良いでしょう。
試験名 | 色彩検定(R) |
---|---|
受験料 | 3級:7,000円 2級:10,000円 1級:15,000円 |
出題形式 | 3級:マークシート方式 2級:マークシート方式(一部記述式) 1級:1次→マークシート方式/2次→記述方式(一部実技) |
合格基準 | 各級満点の70%前後 |
参考URL:色彩検定
Photoshop(R)クリエイター能力認定試験
Photoshop(R)クリエイター能力認定試験とは、写真の補正やデザイン、イラストなどさまざまな用途に活用されている画像編集ソフトAdobeのPhotoshop(R)の技術を認定する試験です。
サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催しており、いつでも申し込むことが可能です。
認定基準には「スタンダード」「エキスパート」の2段階があり、試験形式はスタンダードが実技・実践、エキスパートは実技・実践に加えて知識も問われます。
試験名 | Photoshop(R)クリエイター能力認定試験 |
---|---|
受験料 | スタンダード:7,600円 エキスパート:8,600円 |
出題形式 | スタンダード:実技・実践試験 エキスパート:知識・実技・実践試験 |
合格基準 | 知識・実技問題65%以上かつ実践問題70%以上 |
Illustrator(R)クリエイター能力認定試験
llustrator(R)クリエイター能力認定試験とは、デザインや編集などに広く使用され、コンピュータでイラストを描く必須アイテムとなっている画像編集ソフトAdobeのIllustrator(R)の技術を認定する試験です。
こちらもサーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催していて、いつでも受験を申し込むことが可能です。
認定基準には「スタンダード」「エキスパート」の2段階があり、スタンダードは実技・実践、エキスパートは実技・実践・知識の3分野が出題されます。
試験名 | Illustrator(R)クリエイター能力認定試験 |
---|---|
受験料 | スタンダード:7,600円 エキスパート:8,600円 |
出題形式 | スタンダード:実技・実践試験 エキスパート:知識・実技・実践試験 |
合格基準 | 知識・実技問題65%以上かつ実践問題70%以上 |
CGクリエイター検定
ゲームやアプリ、動画などの分野のイラストレーターを目指すなら、CGクリエイター検定も受けておくと良いでしょう。
デッサンや色、動きなど、イラストの基礎となる知識や、2D・3DCGの制作方法について問われます。
ゲーム・アニメ業界を目指す方はもちろん、イラストを描くスキル以外も身に付けたいという方にもおすすめの資格です。
試験名 | CGクリエイター検定 |
---|---|
受験料 | ベーシック:5,600円 エキスパート:6,700円 |
出題形式 | ベーシック:マークシート方式 エキスパート:マークシート方式 |
合格基準 | 70点(100点満点) |
参考URL:CGクリエイター検定 – CG-ARTS
ここで紹介した資格を独学でとるのは、初心者の場合難しいです。
おすすめは、アミューズメントメディア総合学院のキャラクターデザイン学科で基礎知識を学びながら取得を目指す方法です。
プロとして活躍するイラストレーターが講師なので、資格の取得だけでなくプロとしてどんなスキルが求められるのかも知ることができます!
プロのイラストレーターとして活躍したいなら、ぜひ無料の資料請求からチェックしてみてくださいね。
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イラストレーターが使うツール(道具)
デジタルで描くと効率がアップするため、デジタル派のイラストレーターが増えています。
ここでは、デジタルでイラストを描く場合のツールを紹介します。
ペンタブレット
ペンタブレットがあれば、下書きから線画、色ぬり、効果まですべて終わらせることができます。
パソコンと接続して使う板タブレットと、画面にペンで直接描ける液晶タブレットの2種類がありますが、アナログで描くのと同じ感覚で描ける液晶タブレットが人気です。
また、iPadなどのタブレット端末をイラスト制作用に使っているイラストレーターもいます。
「デジタルは苦手・・」という方も、慣れてしまうとデジタルの方が描きやすくなるという意見も多いです。
デジタルソフト
プロのイラストレーターがよく使うのは、Photoshopと Illustratorです。
Photoshopは元々写真加工用のソフトですが、イラスト制作にも対応しています。
イラスト制作に特化したソフトではありませんが、動画や印刷物用にデータを書き出すこともできるので、広告業界ではよく使われます。
Illustratorは、バナーやロゴなどの簡単なイラスト制作に向いています。
どちらも、イラスト・デザインの専門学校やスクールで使われることが多いソフトです。
イラスト制作に特化したソフトとしては、CLIP STUDIOやSAIがあります。
筆圧などペンの細かい設定ができるので、アナログに近い感覚で描けて、背景や効果などの素材も充実しています。
ミリペン
デジタル派の中でも、線画まではアナログでやって、色塗りからはデジタルでやっているという場合もあります。
アナログで線画を描く場合、線の強弱がつけられるよう、ミリペンと呼ばれるペンを使うことが多いです。
油性のものが多いので、水彩絵の具やコピックなど、色塗りもアナログでする場合でも安心です。
これらのツールをより使いこなせるようになれば、プロのイラストレーターとしてのスキルも更に磨くことができます。
アミューズメントメディア総合学院では、1年生からデジタルスキルを学びます。
「まだデジタルソフトに触ったことがない」という方も、体験説明会なら無料でデジタルイラストを教わるチャンスです。
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イラストレーターとしてフリーランスになるには?
記事の冒頭で、会社勤めのイラストレーターとフリーランスのイラストレーターについて少し触れましたが、このイラストレーターとしての2種類の働き方について詳しく見ていきましょう。
会社勤務のイラストレーター
会社勤務のイラストレーターは給料を貰いながらイラストを描くことができます。
「月給」あるいは「時給」で毎月安定した給料がもらえる上に福利厚生もあるので、リスクなく安心して働き続けられるのが魅力です。
フリーランスのイラストレーター
フリーランスのイラストレーターとは、会社に所属しないで、案件ごとにイラストの仕事をもらうイラストレーターのことです。
フリーランスのイラストレーターは収入が出来高制となっており、働いた分の報酬が給与として手元に入ってきます。
仕事をやればやるほど収入が増えていく上、会社のように雇用されている訳ではないので、好きな時間に好きな場所で働くことが可能です。
しかし、フリーランスは自分から仕事を取りにいかなければ、仕事は入ってきません。
もし仕事を取れなければ収入は0になってしまうので、安定性は会社勤務のイラストレーターの方が高いと言えます。
新卒の場合、まだイラストレーターとしての実績が不十分なことが多いため、新卒からいきなりフリーランスのイラストレーターを目指すのは少し難しいです。
そのため、まず会社に就職して実績を積んでから独立するケースが一般的です。
最初に就職しておくと業界につながりができるので、会社員時代のツテで仕事をもらっているというフリーランスのイラストレーターも少なくありません。
また、副業としてイラストレーターの仕事をする場合もあります。
副業での活動であれば収入は本業で担保できるので、心理的に余裕を持ってイラスト制作に取り組むことができます。
しかも、近頃ではインターネットを使った“イラストでお金を稼ぐ仕組み”が増えてきているので、自分に合うやり方を選べます。
副業としてイラストレーターをしていれば、ゆくゆくはフリーランスとして独立することも可能です。
どちらにしても、フリーランスになるにはイラスト制作以外のスキルも身につけておくと有利です。
広告系ならデザイン、ゲーム系なら3DCGに関するスキルなど、できることを広げておくと仕事も取りやすくなります。
専門学校やスクールに通うと、イラストが上手く描けるようになるだけでなく、キャラクターデザインや動画編集に関するスキルなども総合的に身につけられるのでおすすめです。
スキルを磨くために通うのにおすすめなのは、アミューズメントメディア総合学院のキャラクターデザイン学科です。
授業でプロとして活躍するイラストレーターに直接指導してもらえるほか、なんと在学中にプロの現場を経験できるので、足りないスキルを効率的に磨くことができます!
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イラストレーターの将来性
イラストはさまざまな媒体で使われますが、その需要はますます高まっています。
また、新しい技術の登場でイラストレーターの仕事はどのように変わっていくのでしょうか。
イラストの需要はますます高まっている
スマホゲームやVtuberなど、いろいろなコンテンツが増えて、イラストが必要とされる場面もどんどん広がっています。
また、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って個人で情報を発信する人が多い中、イラストは大きな武器となります。
たとえば「インスタでお役立ち情報を発信したいんだけど、誰か絵をつけてくれないかな?」「TicTokに歌をアップしたいから、曲に合ったイラストを描いてほしい」など、イラストを必要とする人が増えているのです。
新しい技術との付き合い方
新しい技術を取り入れることで、仕事の幅が広がったり、作業を効率化したりといったメリットがあります。
設計支援ソフトのCADを使って3Dイラストを描く、CLIP STUDIOで描いたイラストをアニメーション化するなど、何のソフトでどんなことができるのか勉強するのがおすすめです。
また、最近ではAIがイラストを自動生成する技術も話題です。
「イラストレーターの仕事がなくなるの?」と不安に思うかもしれませんが、心配ありません。
なぜなら、クライアントの細かい要望を聞く、キャラクターの微妙な表情を描き分けるなどは、人間でないとできないことだからです。
イラストレーターに関するQ&A
独学でもイラストレーターになれる?
独学でイラストレーターになれる場合もありますが、「ある程度の画力がある人」「スケジュールを立てて計画的にできる人」などに限られます。
また、独学では学校のように就職のサポートが受けられないというデメリットも。
よほどの理由がなければ、学校でしっかり学ぶことをおすすめします。
イラストレーターになるには何年かかる?
元々の画力と練習量にもよりますが、2年はかかると思った方が良いでしょう。
イラストを上達させるだけなら、もっと短期間で済むかもしれません。
しかし、イラストレーターになるには画力だけでなく、デジタルツールの使い方やクライアントの要望を聞くコミュニケーション能力など、幅広くスキルを身につける必要があります。
ですから、イラストレーターとして仕事ができるまでに少なくとも2年はかかるでしょう。
何歳からでもイラストレーターを目指せる?
基本的に何歳からでもイラストレーターを目指せますが、企業の求人を見ると20代〜30代が求められることが多い傾向にあります。
イラストレーターとして生活していけるか心配
「イラストレーターの収入は不安定」と思われるのは、フリーランスのイメージが強いからではないでしょうか。
前項で解説した通り会社に勤務する働き方もあるので、安定志向の人は会社員イラストレーターとして働くのが良いでしょう。
まとめ
今回はイラストレーターになるにはどうすれば良いのか、知っておきたいポイントをいくつか紹介させていただきました。
イラストレーターとして食べていくためには、高い描写力やオリジナリティー、コミュニケーション能力が必要不可欠です。
これからイラストレーターを目指す方は自分に合った方法で、日々のトレーニングに励んでいってください。
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