漫画制作のコマ割りのテクニックを伝授

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    ポイントを指摘する男性漫画家になるためには、コマ割りに関するテクニックも駆使して漫画を作る必要があります。しかし、そもそもコマ割りとは何か分からないといった初心者の方にとっては、何を覚えればよいのか悩みどころです。

    コマ割りとは漫画のコマの構図に関することで、漫画の骨組みともいえる重要な作業になります。

    そこで今回は漫画家を目指している初心者に向けて、漫画制作の柱でもあるコマ割りの基礎やテクニックについてお伝えしていきます。

    • この記事の監修者
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの 業界や職業を目指す方のための専門の学校です。マンガイラスト学科のurlはこちら
    • マンガイラスト学科では、久世みずきさんや小倉孝仁さんが卒業生として活躍しており、漫画家としてデビュー実績は450名を超えています。
    • 毎月学校に集英社や小学館など大手マンガ雑誌の編集部の方が来校して頂き、在校生の作品を評論していただき、学生がデビューしやすい体制が整っています。ご興味がある方は是非体験説明会に来てくださいね!
    • 体験説明会はこちら
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    コマ割りとは?

    白紙の原稿
    漫画は、各シーンを枠で囲んで話を進めています。そして枠で囲んだコマの配置やサイズ、形状などについて考えることをコマ割りと呼びます。

    コマ割りはシーンを流れるように表現したり、重要な場面を強調したりする際に大切な要素です。また、私達が漫画をスムーズに読めている理由の1つは、読みやすいコマ割りになるよう工夫されているからです。

    もしコマ割りがおかしな状態だと、いくら面白い内容の漫画でも読みにくさを覚えることでしょう。

    コマ割りは漫画制作における基本用語の1つで、最初の段階で覚えておくべきスキルです。

    コマ割りの重要性

    前述でも少し触れましたが、コマ割りは漫画をスムーズに読んでもらうために重要な要素です。

    たとえばバトルものの漫画で、主人公が必殺技を出す場面の多くは大きなコマにしているケースをよく見かけます。これは派手な場面をより見やすくするため、そして目立たせることで、より漫画を面白くすることに繋がっています。

    もしも必殺技を出す場面が、小さなコマに収まっていたらどうでしょう。流して読んでしまう可能性が高いですし、折角面白さを倍増させるチャンスをつぶしています。

    コマ割りは漫画を読みやすくし、そして読み続けてもらうために大切な技術といえるのです。

    コマ割りを上手に書くために意識すべきポイント

    ポイントを指摘する女性漫画家
    続いては漫画のコマ割りを上手に書くために、どのようなことを意識すべきか5つのポイントをご紹介していきます。

    コマ割りには基本があり、そして沢山のテクニックがあります。やみくもにコマ割りしていても上達しませんので、しっかり技術を身に付けましょう。

    また、コマ割りも難しい技術の1つですので、独学よりも漫画の専門学校に通うことがおすすめです。

    右から左、上から下を徹底する

    1つ目のポイントとは、コマ割りの方向です。

    日本の漫画雑誌は、基本的に右開きで作られているのでコマ割りも右から左、そしてページの上から下へ向かって書き進めていきます。

    もし、イメージできない方は、手元にある漫画を確認してみてください。どの漫画もページの右上から左、そして上から下へ向かってコマ割りされています。

    また、難しいと感じた場合は、まず縦に分けてみましょう。そして縦に分けたコマに縦線を入れて、横方向にもコマを分けていきます。こうして、少しずつコマを分けていくことで、コマ割りの流れについて理解しやすくなりますよ。

    コマの大きさはシーンの重要度に合わせる

    2つ目のポイントは、コマの大きさです。

    コマ割りは右から左、上から下へ向かって分けていきますが、それだけでは均一な割り方になるため単調で面白みに欠けます。そこで実際の漫画ではコマ割りしながら、いくつかのコマの大きさを変更しています。

    更にコマのサイズ変更の基本ですが、シーンの重要度に合わせて大きくしたり小さくしたりしてみましょう。

    たとえばキャラクターが飛んだり技を出したりする場面は、内容・漫画の印象を強くするためにも重要です。ですので、コマを大きくして技の全体像を見やすくします。

    コマの大きさをシーンの状況や重要度に合わせて変化させると、単調なコマ割りになるのを防げるほか、読者を惹きつけやすくなります。

    セリフのスペースを意識してコマを割る

    3つ目のポイントは、セリフのスペースも意識した上でコマ割りをすることです。

    当たり前ですが、読者は漫画の絵だけでなくセリフも見ています。しかし、セリフが小さかったり、見にくい場所に書かれていたりするとスムーズに読みすすめることができないでしょう。

    具体的には漫画のノド(中央の部分)にセリフがあると、非常に見にくく場合によっては読めません。

    ですので、読みやすいセリフのスペースを意識したコマ割りも、漫画家に必要なスキルの1つです。

    タチキリでインパクトを与える

    4つ目のポイントは、コマ割りのテクニックの1つ「タチキリ」を活用した漫画制作です。

    タチキリとは原稿用紙の内枠からはみ出したコマを入れることで、読者に強い印象を与えたい場面などで用います。

    タチキリのメリットは、派手なアクションシーン(必殺技やスポーツでの大きな動きなど)を、目立たせるなどしたい時に効果的な役割を果たすところです。また、読者に飽きさせない工夫でもあります。

    しかしタチキリを多用すると、かえって見にくい構図になるため使い過ぎはデメリットに繋がり注意が必要です。

    変形コマを使ってシーンに躍動感を与える

    コマ割り
    5つ目のポイントは、変形コマの使用です。

    コマ割りの基本ルールは、正方形や長方形に近い形を使いますが必ずしも直角の枠を使用しなければいけない訳ではありません。

    変形コマを使用できますし、シーンによっては躍動感を与えるために役立ちます。変形コマの作り方は簡単で、コマ作成時に一部のコマの形状を台形のようにするだけです。

    しかし注意点もあります。変形コマの多用は、読みにくい印象を与えたりまとまりのなさを感じさせたりするリスクもあるので、あくまで重要な場面のみに限定しましょう。

    まとめ

    漫画家を目指す方にとって、コマ割りの技術を身に付けることも大切な要素の1つです。コマ割りの仕組みは比較的分かりやすいので、独学でも理解できるでしょう。

    しかし、コマ割りを上手く作るためには、様々な手法や事例を勉強する必要があり時間も掛かります。

    そこで漫画の専門学校で学ぶことをおすすめします。専門学校の場合は、コマ割りを含めた漫画制作に必要な技術を一通り教わることが可能です。

    更に独学と異なり、基本的なスキルを様々な媒体で調べる時間も省けるので、早い段階で基礎技術を身に付けることができます。

    授業料は専門学校によって変わりますが、1年で数10万円程度は必要です。漫画家になる覚悟のある方は、貯金をした上で検討してみてはいかがでしょうか。

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    監修・運営者アミューズメントメディア総合学院 マンガイラスト学科
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    詳しくはこちらhttps://www.amgakuin.co.jp/contents/comic/
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