
アナログで上手なイラストを描く人がコピックを使いこなしているのを見て真似をして見たけれど、思ったようにいかないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はコピックでイラストを塗る方法をご紹介します。
大好きな絵師さんのようにコピックを使いこなして、楽しくイラストを描きましょう。
- この記事の監修者
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コピックとは
そもそもコピックとは、
乾きの早いカラーマーカーみたいなもので、ペン先が細くなっているものは筆のように柔らかく、ペン先が太いものはマジックペンのように硬いです。
値段の相場は一本250~500円程度です。
360種類近くあるので使いたい色が決めやすい
現在(2019年9月)、最も多い色を扱っているメーカーさんは全358色のコピックを販売しており、自分の使いたい色をすぐに買い求めることができます。
絵の具のようにわざわざ混ぜて色を作る必要がなく、買い足すだけですぐに使えるので非常に便利です。
コピックでイラストを塗る順番
では、コピックでイラストを実際に塗る際はどのように塗っていくのでしょうか。塗る順番を知り、コピックを使いこなして美麗なイラストを描いていきましょう。
下地の色を塗る
まずは下地となる色を塗りましょう。
下地に使う色は薄めの色を使います。
薄い色を使う理由は後から使うコピックの色ムラを防いだり、グラデーションを成立させるための準備段階であって、これがメインの色では無いからです。
ただ、この後の色ムラを防ぐ役割を果たすために、できるだけ色ムラを作らないよう細心の注意を払いましょう。
メインとなる色を塗る
次にメインとなる色を塗っていきます。
下地の色より濃い色を使って塗り進めますが、光源がどこかを気にしながら塗っていきましょう。
そうすることで下地の色を残す明るくなっている場所がわかり、メインとなる色を置く場所を決めやすくなります。
また、メインの色は一色だけではなく、複数にする場合もあるのでそのことも念頭に置いておきましょう。
影となる色を塗る
立体感をより強調するために次は影となる色を塗っていきます。
影となる色は光源からの光が遮られている場所に塗っていきます。
影の部分を増やしすぎてしまうと逆にイラスト全体の立体感が損なわれてしまうので注意が必要です。
コピックでイラストを塗る時の注意点
コピックでイラストを塗る順番がわかったところで次は、塗る時の注意点についてご紹介していこうと思います。
下地の色を濃く塗らない
まずは下地を塗る時の注意点です。
先述したように下塗りは薄めの色で行いますが、下地の段階で色ムラを作ってしまったからといって塗り重ねてしまうと下地の色が濃くなってしまい、全体の色のバランスが変わってしまいます。
極力塗り重ねないよう一度で塗り切りましょう。
絵柄によって塗り方を変える
絵柄によっても塗り方を変える必要があります。
自分の線画のタッチを見て、どのような塗り方が自分の絵柄に合っているか試行錯誤してみましょう。
キャラクターの性別によって使う色を変える
キャラクターの性別によって肌の色を塗るときに使う色を変えるとより男らしさや女らしさを表現することができます。
男性ならオレンジがかった少し焼けたような肌を、女性なら美白を意識した白っぽい肌をイメージしましょう。
色を重ね過ぎない
コピックを使用する上で一番の敵が色ムラです。
この色ムラは色を重ねるごとに悪化していくので、できるだけ一発で塗り切ることがここでも重要となります。
コピックのイラストと一緒に使うと便利な画材
コピックの使用例を一通りご紹介したので、次はコピックと併せて使用すると便利な画材をご紹介します
白のポスターカラー
白のポスターカラーがあるとコピックで色を塗り終えた後にハイライトを入れたり、修正をするのに使用できます。
ポスターカラー以外にも修正ペンや白いインクのゲルインキボールペンでも同じようなことが可能です。
色鉛筆
コピックでは表せない繊細な表現を可能にするのが色鉛筆です。
コピックと色鉛筆を使う場合はまずコピックで下地を作り、色鉛筆で細かい色を重ねていくという順番で描いていきます。
コピックで下地を塗っている分、色鉛筆だけを使った時ほど白い部分が残らず、コピックだけの時よりも細かいところまで塗れるので、描き方のレパートリーとして持っておきましょう。
まとめ
コピックでイラストを描く方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
アナログの色塗りで王道のコピックですが、デジタルと違いどうしても失敗が許されないという側面は持っています。
しかし、デジタルには現れない色の滲みやインク同士が混ざってできる不規則なグラデーションを使って自分の作品を表現できるようになると、絵を描くことがより一層楽しくなること間違いなしです。
ぜひ、この記事を参考にコピックでイラストを描く練習してみてください。
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