

漫画家になりたい人なら考えたことがあるこの疑問。
漫画に向いている人・向いていない人の特徴、そして向いていなくても漫画家になるための方法をご紹介します。
- この記事の監修者
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漫画家の適性とは
細かい作業が好きな人
漫画家はストーリーを作り絵を描くクリエイティブな仕事に思えますが、作品を完成させるためにはトーンを貼ったり消しゴムをかけたり細かい作業がたくさんあります。
単純作業・細かい作業が好きな人は漫画を描くのが面白いと思えるでしょう。漫画を一本描きあげるためには想像以上に細かい作業の繰り返し。この作業を繰り返せる人は漫画家の適性があり、少なくとも漫画家アシスタントの適性は十分に備わっていると言えるでしょう。
理解力のある人
ノウハウ本や企業広告に載せる漫画を描く場合は「依頼主が何を伝えたいのか」を理解する必要があります。
企業が作っている商品のメリットやノウハウ本に載っている知識をよく知っていなければいけません。
理解力があれば「依頼主」と「漫画を読む人」の気持ち両方を理解できるので、宣伝効果のある漫画を描けるようになります。また漫画家は「人の心情」を描くことが多いので、人に感動してもらう・共感してもらう話を作るためには人の心を理解する力が必要不可欠。
人の心を考え、理解しようとする人は絵が苦手でも適性があると自信を持ってよいでしょう。もし心情を理解するのがうまいと思えるなら、漫画原作者としての適性がある可能性も高いでしょう。
漫画を商品として考えられる人
漫画家は自分が描きたいように描いた作品を世に出しているわけではありません。
「読者の興味を惹くように」「続きが気になるように」ということを意識して作品を描いています。
漫画家はお客さんである読者に、自分の漫画作品を「商品」として興味を持ってもらえるよう描けなければいけないということです。
自分の描いた漫画作品は「商品」として、どんなニーズがあるのかを正確に把握する力が必要になるでしょう。自分は面白いと思っても、編集者がボツを出せばそれは商品としてはNG。しかしそこからどのように「売れる商品」へ改善できるかを考えることができれば、漫画家としてかなり高い適性があると言えます。作品を私物化せずに多くの人の目に触れる商品として考えられる人は、漫画家に必要な適性を持っています。
想像力がある人
漫画家は一般常識・コミュニケーション能力が重要であるのと同時に「想像する力」が必要不可欠です。
面白いストーリーや魅力的なキャラクターを考える時にも想像力を働かせる必要がありますし、逆に想像力が無ければ漫画のストーリー構成やキャラクターの感情を想像することもできません。いつも頭の中で妄想を繰り広げている人は、漫画家の適性がじゅうぶんあります。まず頭の中にストーリーが浮かばなければ、漫画を描き始めることはできません。自分は絵が苦手だから漫画家に向いていないかも……という人でも、想像力が豊かな人は漫画家になれる適性を持っています。
情熱がある人
漫画家に向いている人とは「どんなにくじけても漫画を描き続けられる人」です。
新人賞へ応募するにも出版社へ持ち込みをするにも、自分の漫画作品を描かなければいけません。
しかし漫画を1本描きあげるのは想像以上に難しく「漫画を描きたい」という情熱がなければ完成する前に漫画家になることを諦めてしまう可能性があります。またせっかく描きあげても編集者からダメ出しされ、そこで諦めてしまう人が多いのが現実。しかし情熱があると「だったら次はもっと面白い漫画を描いてやるッ!!」という思いを持って作品作りにチャレンジできます。プロの漫画家の多くは「描き続ければ漫画家になれる」と言っていて、描き続けるために必要なのは情熱ということになります。漫画家になれる人が必ず持っている適性は「情熱」と言っても良いでしょう。どんなに絵がうまく巧みな物語を作れても情熱が無ければ適性はありません。逆にどんなにダメ出しをされても情熱が消えず描き続けられる人には適性があると言えそうですね。
漫画に向いていない人
漫画家に向いていない人の特徴の一つは想像力が無いことです。
想像力が無いということはストーリーのワンシーンやキャラクターが頭に浮かばず、漫画のもとになるアイディアがゼロだということ……。
もとになるアイディアがまったく浮かばなければ、それに続く物語を作ることができないのです。
そして漫画家に向かない人のもう一つの特徴。それは漫画を読むのが苦手だということ。
漫画を描こうと思ったときに既存の漫画をこれまでにたくさん読んでいると「読者はどんなストーリーを面白いと思うのか」「どんなシーンでわくわくするのか」が何となく理解できるでしょう。
しかし漫画をまったく読んでいないと「何が面白いのかが分からない」という状況に陥ってしまい、自分の描きたい漫画がどんなものかもわからなくなってしまう可能性があります。
漫画家に向いてない……それでも、なりたい人へ
やるべきこと1 売れている作品を描き写してみる
「自分はどういう漫画を描きたいのか分からない」「描きたい漫画はあるけどどうやって表現すればいいかわからない」という時には、とにかく売れている作品を描き写してみましょう。
コマ割り・セリフの言い回し・キャラクターの表情・感情の変化など、読者が面白いと思ったポイントはどこなのかをまずは理解することが大切です。
もし読者が面白いと思ったポイントを理解できたら、自分もそのポイントを真似する模写を試してみると勉強になります。
やるべきこと2 頭に浮かんだことをメモする
もしも「アイディアがまったく浮かばないから漫画が描けない」と悩んでいるのであれば、どんなに小さなことも気になったことはすべてメモするようにしてみましょう。
ストーリーに関係無さそうなものでも問題ありません。
例えば「車は移動に便利」とか「コーヒーは黒い」とか、そういう当たり前のことでもいいんです。
色々なことをメモしておいてあとで見返してみると、自分で面白いなと思う内容が1個くらいは必ずあります。
「面白い」と思った内容について調べてみるとストーリーのアイディアに繋がることが多々あるので試してみてください。
やるべきこと3 漫画学校に通う
とにかく漫画家になりたい! 画力もストーリー構成も一気に学びたい! というのであれば漫画を勉強できる学校へ通うことをおすすめします。
漫画学校ではカリキュラムのすべてが「漫画を描くのに必要な内容」なので、漫画家に必要なことを効率よく学ぶのには最適な場所と言えるでしょう。
また持ち込み原稿・新人賞に送ることを前提とした作品を制作する授業もあり、プロの漫画家である講師から指摘を受けられます。
プロの漫画家から教えてもらい作品を改善していくので、仕上がる作品がとても完成度が高いものだというのも納得。
この完成度の高い作品を出版社・新人賞に送るので、編集者の目に留まりやすくなるのも分かりますね。
ジャンル別の適性について
様々なジャンルがある漫画。漫画それぞれの特徴から、向いている人・向いていない人のポイントをまとめました。
自分が漫画家になるために目指しているジャンル以外にも、興味のあるものを見つけてみましょう!
ジャンル | 向いている人 | 向いていない人 |
---|---|---|
女性漫画 |
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少女漫画 |
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青年漫画 |
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少年漫画 |
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ティーンズラブ漫画 |
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ボーイズラブ漫画 |
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|
アダルト漫画 |
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|
まとめ
漫画家はクリエイティブな職業で好きに作品を描いていると思われがちですが、実は「読者が面白がってくれるポイント」を計算しながら描く力も必要なんです。
そのためには既存の漫画をたくさん読んだり描き写したり、努力することがとても重要。
ほかにもトーン貼りや使いにくい漫画道具を使いこなせるようになるまで練習したりと、漫画家になるには習得しなければいけないことがたくさんありそうですね。
このような努力を続けられる人は漫画家に向いていると言えるでしょう。
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