ペン入れのコツとは?漫画を描くためのポイント

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    漫画を描く上で避けては通れないペン入れですが、少しのミスで時間をロスしてしまう大変な作業です。

    ケアレスミスを多発させてしまう方のために、今回は素早く丁寧にペン入れをするための方法をご紹介します。
       

    ペン入れが失敗する原因

    ミスを減らすためにはまずその原因を知る必要があります。
    これからご紹介するものの中に、一つでも当てはまるものがあれば、それが原因でミスを引き起こしている可能性があります。

    下書きの線が雑になっている

    下書きされたイラスト
    下書きの線が雑になってしまっていると、ペン入れの際に正しい線を引くことが難しくなってしまいます。
    雑な線の特徴としては以下のものが挙げられます。

    • ストロークが短く、線のつながりが滑らかでない
    • 重ねるように線を引いていて、線が太くなってしまっている

    これらの方法で下書きを行なっているとペン入れの際に正しい線が引けなくなってしまい、下書きの方が上出来だったということになりかねません。

    ペン先に力を入れすぎている

    力強くペン入れ
    ペン先に力を入れすぎていることも失敗の原因です。

    ミスができないという意識から筆圧を必要以上に強くしてしまう人が多いですが、そうしてしまうと線が太いまま強弱をつけることができなくなり、単調な絵になってしまいます。

    絵に合わないペンを使っている

    技術面に問題がなくとも、描いている絵にそもそも相性が悪いペンを使っていると思ったようにペン入れをすることができません。

    繊細なタッチで描かなくてはいけないところを太いペンで書いたりしていたら、いたずらに難易度をあげてしまい漫画の完成度に影響を及ぼしかねません。
    自分の絵とペンの相性を今一度、確認してみてはいかがでしょうか。

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    ペン入れのポイント

    失敗の原因を理解したところで、次は思い通りにペン入れするためにはどのような方法があるのかご紹介します。

    下書きは完成形をイメージして丁寧に描く

    下書きの段階でできるだけ完成に近づけておけば、引くべき線がどれかで悩むこと無く、線の強弱も下書きに合わせるだけになりミスを減らすことができます
    下書きを丁寧に行うことがペン入れに大きく関わっています。

    絵に合ったペンを用意する

    先ほど、描いている絵に合ったペンを使うことが重要ということを確認したので、ここではペンの特徴を踏まえて、ペンの紹介をしていきます。

    ボールペン

    ボールペン
    漫画を描くのに使うボールペンは基本的にゲルインキの0.38以下のものがメジャーとなっています。
    しかし、下書きの上から描くと掠れたり、印刷のときに綺麗に印刷されないこともあるので、一発描きの練習などに使用するのが良いです。

    Gペン・丸ペン

    Gペンや丸ペン
    線の強弱を一本でつけられるのが、Gペン丸ペンです。
    Gペンの方が描き分けられる線の太さが多い代わりに扱うのになれは必要になるペンです。

    丸ペンは細かいところに描き込むのに適しており、髪の毛や瞳の中を描き込むのに使用されます。

    万年筆

    万年筆
    Gペンなどとは違いいちいちインクにつけるという作業を省略できるのが万年筆です。
    インクを原稿に落としたりすることがなくなるのも大きなメリットですが、Gペンほど線の太さを変えることは難しいです。

    ミリペン

    ミリペンは乾きが早く掠れにくいという特徴をもっています。
    持ち運びにも優れていますが、消しゴムで擦ると薄くなってしまったりしまうので、線の強弱をつけたくない場合などの描画に向いています。

    マジック

    マジック
    滲みやすいので線を引くのにはあまり向いていませんが、マジックは主にベタ塗りや擬音などによく利用されます。

    立体感を出すために影を意識する

    立体感を出すためには影を意識してペン入れをすることが重要です。
    影を表現する方法は一つではありません。

    • 太い線で表現する
    • 細い線で表現する
    • ベタを利用する

    以上のような方法があるので、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

    太い線で表現する例

    太い線でペン入れ
    太い線で影を表現することもできます。
    光源から遠いところの線や光が遮られているところの線を太くすることで自然に線の強弱をつけることができます。

    細い線で表線する例

    細くペン入れ
    対照的に線を細くすることで立体感を表すこともできます。

    光源に近いところの線を細くすることによって、影ができないほど明るいことを表すことができます。
    さらに、影のある部分を引き立てることにもなるので立体感を感じやすくしてくれます。

    ベタを利用する

    最も分かりやすいのが、影を黒く塗るためにベタを利用することです。

    線の強弱よりも強烈に影の存在を強調してくれるので、立体感を出すのに大きく貢献してくれます。

    描きやすいように絵を回して描く

    回しながらペン入れ
    下書きの段階でも言えることですが、線を引くに当たって絵の方向を回して変えるということが大切になってきます。

    人間の体の構造上、線を引きやすい体勢・引きにくい体勢があるので、できるだけ無理のない体勢で描きましょう。

    体力の温存のためにも無理に一定の方向から描く癖がある場合は、できるだけ早めに絵を回しながら描く癖をつけましょう。

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    まとめ

    ペン入れはミスができない分、慎重に行わなければいけない作業。
    極力ミスを避けて綺麗な原稿を描きあげるためには、これだけのことに気を配らなければなりません。

    しかし、準備だけで画力の向上に繋がるということでもあります。
    ぜひこの記事の内容を参考にしてより上のステージを目指してみてください。

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