「漫画のキャラクターの作り方が分からない」
「どうしたら魅力あるキャラクターが作れるの?」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
漫画のキャラクター設定が大切というけど、実際に作ってみると難しいですよね。
そこで、今回は魅力的なキャラクター作りのコツや注意点について解説します。
キャラクター設定に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
- この記事の監修者
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漫画はいかに魅力的なキャラクターを作れるかが大切
なぜ漫画にとって、キャラクター設定が大切なのか?
それは、魅力的なキャラクターを作ることで、漫画の面白さに大きな影響を与えるからです。
読者はキャラクターとの共通点があると、自分と登場人物を重ね合わせて作品の世界に入り込みます。
まるで自分のことのように、キャラクターの活躍を喜び、悲しいシーンでは一緒に落ち込み、感情移入をするのです。
しかし、キャラクター設定が弱いと、読者が共感できず「この漫画面白くない」と感じてしまうもの。
つまり、いかに魅力的なキャラクターを設定するかが、作品作りにおける重要なポイントです。
魅力的なキャラクターを作る3つのポイント
キャラクター設定の重要性が分かったころで、いよいよキャラクターを作っていきます。
ただ、「どうしたら魅力的なキャラクターが作れるの?」と悩む方は多いでしょう。
せっかくストーリーが面白くても、キャラクターが魅力的でなければ台無しです。
そこで、ここからは魅力的なキャラクターの作り方をご紹介します。
ポイントはこちらの3つです。
- 個性を強くする
- 弱点を出す
- ギャップを作る
それでは解説していきます。
個性を強くする
魅力的なキャラクターを作るには、個性を強くすることがポイントです。
どこにでもいそうなキャラクターでは、インパクトがなく読者の印象が薄くなります。
一方で、個性が際立ったキャラクターは、グッと惹きつけられ、その後の展開に興味を引くことができるのです。
例えば、以下のような個性があります。
- 主人公だけが特殊な魔法が使える
- ずば抜けて仕事ができる
このように、他のキャラクターが持っていない個性を取り入れます。
「このキャラクターどうなっちゃうの?続きが気になる!」と思わせるような個性的な部分を取り入れましょう。
弱点を出す
完璧な主人公よりも、弱点があった方がキャラクターは魅力的になります。
例えば、水に濡れるのが弱点のアンパンマン。
もしも、アンパンマンが無敵だったら、作品自体が面白いでしょうか?
「水をかけられて戦えなくなる」という弱点があるから、読者はハラハラします。
ピンチを乗り越えてバイキンマンに勝てたからこそ、もっと嬉しい気持ちになるのです。
ですから、弱点を作ることでキャラクターが魅力的になり、作品も面白くなります。
ギャップを作る
普段と違う顔を見せると、キャラクターの個性を強く出すことができます。
主に以下のような例があります。
- 見た目は子供なのに頭脳明晰
- か弱そうな女の子なのにめちゃくちゃ強い
このように、意外な一面を取り入れましょう。
かといって、ギャップが多くなりすぎないように注意が必要です。
いくつもギャップがあると個性が薄れてしまい、読者を混乱させてしまいます。
性格と真逆のギャップは、1つか2つほどにしておくのがポイントです。
キャラクターの魅力が出るシーンの作り方
キャラクターを作ることができたら、次はシーンを作ります。
せっかくならキャラクターの魅力が最大限に活かせるシーンを作りましょう。
それでは、実際にどんなシーンを作るべきかについてご紹介します。
主人公だけがピンチを救えるシーンを作る
キャラクターの魅力を引き出すには、そのキャラクターだけが解決できるシーンを作ることがポイントです。
アンパンマンは、仲間が絶体絶命のタイミングで、得意技の「アンパンチ」を喰らわせ、助けてくれます。
名探偵コナンは、事件を解決するときに、毛利小五郎を眠らせ推理を発揮します。
このように、ピンチの状況でこの主人公だけが解決できるシーンを作ると、更にキャラクターの魅力を強調できるのです。
しかし、他のキャラクターも問題を解決できたら、主人公を際立たせることができなくなってしまいます。
そのため、キャラクターの能力を活かすために、主人公にしか解決できないシーンを取り入れましょう。
キャラクター作りにおける2つの注意点
ここではキャラクターを作る際の注意点をまとめます。
キャラクターを作る際に、注意するべきポイントは2つです。
- 読者層にマッチしたキャラクター設定をすること
- キャラクター同士の性格がダブっていないこと
それでは、解説していきます。
読者層にマッチしたキャラクター設定をすること
漫画を作るときに、まずターゲットとなる読者層を設定します。
その際に、想定する読者層とキャラクター設定がマッチしているかどうか確認しましょう。
例えば、女子高生向けなら、同世代のキャラクターを主人公にすると、ターゲットに共感される作品になります。
もしも、主人公が中高年のサラリーマンだったら、女子高生に刺さる作品ではなくなってしまいます。
読者が感情移入できるかによって、作品の面白さがグッと上がりますので、ターゲットに合ったキャラクター設定をすることが大切です。
キャラクター同士の性格がダブっていないこと
漫画はたくさんの登場人物が出てきます。
ストーリーが進んでいくにつれ、新たなキャラクターが登場し、物語が盛り上がっていくもの。
そこで、注意するべきなのが、他の登場人物とキャラクターが似ていないかです。
似ているキャラクターが次々に出てくると、読者が混乱して、途中で離脱してしまう可能性があります。せっかくストーリーが面白くても、読者に読まれなくなってしまってはもったいないです!
ですから、なぜそのキャラクターが必要なのかをはっきりさせ、他のキャラクターと被らないように注意しましょう。
まとめ
今回は、漫画における魅力的なキャラクター作りのコツや注意点について解説しました。
キャラクター設定が、漫画の面白さを決定づけるといっても過言ではありません。
魅力あるキャラクター作りのポイントをまとめると、以下のようになります。
- 個性を強調しながら弱点やギャップで親近感を上げる
- 読者層に合ったキャラクター設定をする
- 登場人物の性格がダブっていないこと
- キャラクターだけが解決できるシーンを作る
これらの点に心がけて、魅力的なキャラクター作りの参考にしてみてください。
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