C++でゲーム制作はできる？メリットや開発されたゲームの例を紹介

ゲームを制作する際にはプログラミング言語を使うことがありますが、この時に使う言語は様々です。

では、幅広い業界で用いられているプログラミング言語「C++」でゲームは作れるのでしょうか？

この記事ではC++の概要を解説した後、C++でゲーム制作をするメリットや実際に開発されたゲームの例、ゲームの開発方法などをまとめました。

C++を使ったゲーム制作に興味がある方はぜひご覧ください。

C++とは？

「C++（シープラスプラス）」とはプログラミング言語の一種です。
ベースであるC言語に様々な機能が加わっているので、C言語よりもできることの範囲が広く、多方面で活躍しています。

一方、できることが多いからこそ、プログラミング初心者には少々扱いづらいという難点もあります。

なお、C++に似たプログラミング言語としては「C#（シーシャープ）」もありますが、この2つは別物なので、混同しないようにご注意ください。

C++は何に使われている？

先ほども軽く触れたように、C++は様々な分野で利用されているプログラミング言語です。

例えば以下のような開発に用いられています。

アプリケーションの開発

汎用性の高いC++は、スマートフォンアプリからゲームアプリまで、多種多様なアプリケーションの開発ができます。

特にゲーム開発との相性が良く、C言語と人気を二分しています。

ただし、プログラミングの難易度が高く開発コストがかかるため、大規模なアプリケーションの開発に用いられることが多いです。

組み込みソフトウェアの開発

家電やカメラなどの電子機器に搭載される組み込みソフトウェアは、処理速度が重視されることから、プログラムの実行速度が他の言語に比べて格段に速いC++での開発が向いています。

ロボットの制御

プログラムの実行速度が速いことに加え、複雑なプログラミングも可能なC++は、ロボットの制御に適しています。

正確かつスピーディーな動作で、安全に業務をこなす必要のある産業用ロボットの制御には特に向いています。

AIの開発

アプリケーションや組み込みソフトウェアの開発、ロボットの制御ほどの適性があるわけではありませんが、AIの開発にC++が利用されることもあります。

AIの開発といえばPythonで行われることが多い一方、Pythonでは実装が難しい複雑なプログラミングもあり、そうした複雑なプログラミングの際に、C++が活躍します。

C++でゲーム開発をするメリット

ゲームの開発に使われるプログラミング言語はいくつかあり、その1つがC++です。前述した通り、C++を使えばゲーム（ゲームアプリ）の開発ができます。

C++を利用したゲーム開発は、多様な機能を実現させられるのがメリットです。

また、オブジェクト指向に対応していることから、効率的なプログラミングができるのもC++のメリットと言えるでしょう。

まさにプロにとって使いやすいプログラミング言語です。

C++で開発されたゲームの例

C++で開発されたゲームの例としては、ハードであるPlayStation 5やNintendo Switchが挙げられます。

ソフトであれば、「FINAL FANTASY VII REMAKE」や、現在開発中とされている「ドラゴンクエストⅫ」の開発に利用されました。
この2つのソフトはいずれもゲームエンジン「Unreal Engine」でゲーム開発が行われています。

仕事で、もしくはプライベートでゲーム開発をしたいのなら、C++はぜひ押さえておきたいプログラミング言語です。

C++でゲームを開発する方法

C++でゲーム開発をするには、C++が使えるゲームエンジンを利用する方法が一般的です。

C++が使えるゲームエンジンで有名なのは、先ほど挙げたUnreal Engine。使いこなすまでには少々時間がかかりますが、ゲーム会社でも採用されるほど自由度が高いので、理想のゲームを作りやすいです。

もちろん、個人開発のゲーム制作に使うゲームエンジンとしても人気です。特にこだわりがなければ、ぜひ使ってみてください。

なお、ゲーム制作の流れは次の通りです。

1. 仕様書を作る
2. ツール、素材を用意する
3. プログラミングする
4. テストプレイする

参考記事：ゲームの作り方を解説！制作に必要な知識や初心者向け無料ツールも紹介

C++でのゲーム開発は難易度が高い

Unreal Engineはプログラミングなしでもゲーム制作ができるゲームエンジンですが、C++を使って自由度の幅を広げたいのであれば、C++の知識は必要不可欠です。

しかし、C++は覚えることが多く、プログラミング言語の中でも難易度が高いです。プログラミング初心者がいきなりC++を使ってゲーム制作をするのは、現実的ではありません。

もしもプログラミング初心者の方でC++を使ってゲーム制作をしようと思っているのなら、「本当にC++を使う必要があるのか？」を、今一度考えてみてください。

初心者のゲーム開発におすすめのプログラミング言語

C++を使いたい理由を考えた結果、「実はC++ではなくても良かった」と結論が出たならば、まずは簡単なプログラミング言語を使ったゲーム制作にチャレンジすることをおすすめします。

初心者でも理解しやすい、比較的簡単なプログラミング言語は次の3つです。

・JavaScript
・Swift
・Ruby

また、プログラミングにこだわらないのであれば、プログラミングなしでゲーム制作をしてみるのも良いですね。

本気でゲーム開発をしたいならスクールに通うのがベスト

初心者には難しいC++ですが、ゲーム会社で本格的にゲーム開発をしたいのであれば習得は必須。そんな時は、スクールに通って徹底的に勉強をしましょう。

スクールでは、C++はもちろんその他のプログラミング言語を使ったゲーム制作の知識・技術を学べます。

東京の恵比寿にあるアミューズメントメディア総合学院（AMG）ゲームクリエイター学科のゲームプログラマー専攻は、ゲーム制作の知識・技術を学べるスクールの1つです。

「C・C++言語プログラミング基礎」や「ゲームプログラミング基礎」「ゲーム企画・創作基礎」などの基礎科目から、「ゲーム開発実習」「個人ゲーム制作Ⅰ」などの実習科目まで充実しているので、未経験からゲームプログラマーを目指せます。

本気でゲーム開発をしたい方は、ぜひスクールの利用を検討してみてください。

まとめ

この記事ではC++の概要や、C++でゲーム制作をするメリット、実際に開発されたゲームの例、ゲームの開発方法などを紹介しました。

C++は汎用性が高く、複雑なプログラミングが可能なので、ゲーム会社でも採用されています。ゲーム制作に向いているプログラミング言語と言えるでしょう。

しかし、プログラミング初心者の方だといきなりC++でゲーム制作をするのは難易度が高く、とても困難です。

まずはJavaScript、Swift、Rubyなど、比較的簡単なプログラミング言語を使ったゲーム制作から始めてみましょう。

どうしてもC++でのゲーム制作スキルを身につけたい方は、スクールの利用も視野に入れてみてくださいね。

アミューズメントメディア総合学院（AMG）ゲームクリエイター学科のゲームプログラマー専攻ならば、基礎科目から実習科目までの幅広いカリキュラムで、未経験からプロのゲームプログラマーを目指せるほどの知識・技術を習得できます。

個人でゲーム制作するためのスキルを身につけたい方はもちろん、「将来はゲーム制作の仕事をしたい」という方にもおすすめです。

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