絵を描くことが好きな人なら誰でも、イラストを描くことを仕事にしたいと考えたことがあるのではないでしょうか?
「自分がイラストレーターとして働くことになったら…」と想像するとワクワクしますよね。
そこで今回は、イラストレーターとして活躍されている先輩方が感じている、仕事のやりがいや魅力についてお話しします。
イラストレーターのやりがいはいっぱい!
イラストレーターと聞くと、楽しく充実した仕事風景が思い描かれますね。
みなさんのご想像の通り、イラストレーターの仕事には多くのやりがいがあります。
具体的にどんなものがあるのか、見ていきましょう。
好きなことで収入を得られる
現在プロのイラストレーターとして活躍している人は、もともと絵を描くことが大好きで、イラストが生きがいと言える方々だと思います。
イラストレーターの一番大きなやりがいはやはり、自分の好きなことを仕事にできているというところでしょう。
自分が作成したイラストで、クライアントに喜んでもらえると、大きな達成感を得られます。
個性を武器にできる
依頼を受けてイラストを描く場合は、自分の好きなように描けるわけではありませんが、イラストレーターとしてぜひ持っておきたいのは、輝く個性です。
個性的な画風のポートフォリオを公表すれば、「ぜひあなたに描いてもらいたい」と依頼が来ることがあります。
「独特な世界観を持っている」「他人が真似できないような描き方ができる」といった自分らしさを武器にすることも可能です。
イラストが作品として後世に残る
自分の描いたイラストが採用されて世に出回れば、大勢の人の目に触れるという点も、イラストレーターの大きなやりがいです。
ゲーム、小説、雑誌、ポスター、商品パッケージなど、媒体に掲載されるジャンルはさまざまですが、対象物が有名になれば、自分の作品が目に見える形で後世に受け継がれやすくなり、多くの人の記憶に残ることになります。
イラストで人に影響を与える
自分の作品が人の行動や考えに影響を与えるという点も、イラストレーターの大きなやりがいです。
例えば商品パッケージなら、自分の手掛けたイラストが大ヒットのきっかけになる可能性もあります。
自分のセンスや実力が世間に評価されたという充実感が得られます。
ゲームであれば、自分がデザインしたキャラクターのファンができ、グッズ化されることもあります。
また、自分のイラストに感化されて、イラストレーターを目指す若い世代が出てくるということもあるでしょう。
フリーランスという働き方も選択できる
イラストレーターには、会社と雇用形態を結んでいる人もいれば、独立してフリーランスとして仕事をしている人もいます。
フリーランスになると、ある程度仕事を選ぶことも可能ですし、業務時間や仕事場も自分で決めることができるので、ライフスタイルの幅が広がります。
フリーランスのイラストレーターとして、自由なスタイルで働くという選択肢がある点はかなり理想的で大きな喜びを感じるでしょう。
イラストレーターの大変さ・デメリットは?
多くのやりがいがあるイラストレーターの仕事ですが、実は厳しい部分や大変なことも存在します。しかし、それはどんな仕事でも同じですよね。イラストレーターを目指すなら、仕事の厳しいところも理解しておきましょう。
好きなイラストだけを描ける訳ではない
イラストレーターの仕事は、何度も打ち合わせしてクライアントが求める要望に沿ったイラストを仕上げることです。
画家やアーティストとは異なり、自分の描きたいものを自由に表現すれば、高い評価が得られるというわけではありません。
自分では自信作ができたと思っても、クライアントのイメージと違っていた場合はなかなかOKが出ず、描き直す…ということもあります。
もちろん、プロのイラストレーターとしてやっていくためには個性も必要なのですが、一番大事なのは、クライアントが求めるものを理解し、イラストを描けるのが重要なスキルといえるでしょう。
安定した収入を得られるようになるまでの苦労
フリーランスのイラストレーターを目指す場合、安定した収入を得られるようになるまでは大変なこともあります。
イラストレーターに支払われるギャラは、スキルや知名度などによって決められるため、駆け出しの頃は、生活に十分な収入を得るのが難しいといえるでしょう。
初めのうちは、アルバイトなどと兼業しながら地道に仕事をこなし、イラストレーターとしての信頼を得ていく必要があるかもしれません。
常に勉強し続ける必要性
どんな仕事でも、能力・スキルアップのために勉強し続けることは必要です。イラストレーターとして活躍されている方は、画力を上げるための努力を欠かしません。
仕事のために必要な勉強も、大好きなことなら無意識に楽しんでできるのではないでしょうか。
また、クライアントの要望に応えるスキルを上げるために、世の中のトレンドや時代の傾向を常に把握しておく必要もありそうです。
イラストレーターの仕事内容や将来性
イラストレーターのやりがいがわかったところで、次は具体的な仕事内容や将来性などを紹介します。また、気になる平均年収も併せて見ていきましょう。
仕事内容
イラストレーターの仕事は、基本的にクライアントから注文が入り、電話やメール、対面で打ち合わせを行います。実際にイラスト制作する際は、「ラフ」と呼ばれるいわゆる下書きでサンプルを描きます。
クライアントからラフのOKが出るまで修正を繰り返し、そこから色をつけたり細部を描いたりするといった仕上げ作業に取り掛かります。
作業から納品はパソコン上で行うことが多いので、在宅ですべて完了することもあるでしょう。
また、絵画とは違い、イラストは印刷されて多くの人たちの目に触れるものです。イラストは素材であり、媒体などでさまざまな使い方をされます。
将来性
AIによるイラスト自動作成も話題になっていますが、まだまだイラストレーターの需要は高く人気があります。
最近の動向の変化としては、SNSでグッズを販売する企業も増えたことから、イラストレーターが重宝がられています。
一方で、イラストレーターを志望する方も多くなりライバルが増えたことで、クライアントから画力やオリジナリティを求められることがほとんどです。仕事の受注を継続するためには、常に新しい想像力が必要となるでしょう。
とはいえ、イラストレーターとして頭ひとつ抜け出すことができたら他方から引く手数多となり、仕事依頼が殺到することもあり得ます。
平均年収
イラストレーターの平均年収は約366万円です。給与所得者の1人当たりの平均年収は461万円(国税庁調べ)なので、一般的な給与と比較すると低い傾向にあります。
また、イラストレーターの初任給は約21万円ですが、能力によって変動はあるようです。アルバイトやパートの場合は、平均時給が1,018円程度となっています。(全国平均)
イラストレーターの年収事情を詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。
イラストレーターになるには
「イラストレーターになりたいけどどうすればいいの?」と思う方は多いのではないでしょうか?ここではイラストレーターになる方法をご紹介します。
広告代理店や出版社に作品を持ち込む
デザインの制作会社や広告代理店、出版社などに自分の作品をたくさん持ち込んで営業活動している方もいます。実際にそれでお仕事をもらう方もいるので、積極的に持ち込むのがおすすめです。
また、最近ではイラストレーター向けにお仕事を紹介するサイトを利用する方が増えています。ただし、企業としては高い能力のある方を求めているので、未経験だと難しいでしょう。
SNSでビジネスチャンスを掴む
X(Twitter)やInstagramなど、SNS出身のイラストレーターも増えており、今やビジネスチャンスにもつながる場所です。
フォロワーが増えることで企業の目に留まり、そこからイラストの依頼をされるかもしれません。また、自ら発信してイベントを行うことで、より多くの方たちにイラストを見てもらえることも考えられます。
大学や専門学校に通う
イラストレーターになるために資格は特に必要がなく、誰でもなれると言われています。しかし、現実はそれほど甘くなく、本業にできるかどうかが問題となります。
プロとして活躍したいのなら、芸術系の大学やイラストレーション学科などがある専門学校で基礎を学ぶのが近道です。
技術をしっかり身につけることで、グラフィックデザイナーやアートディレクターなどのデザイン会社に就職できます。
それ以外にも大学や専門学校を卒業後、実力さえあればそのままフリーランスとして活動できるでしょう。
まとめ
イラストレーターは、クライアントの意図を汲んで作品を仕上げる厳しさもありますが、それ以上に多くのやりがいと充実感を得られる仕事です。
プロのイラストレーターを目指す方はまず、専門のスクールなどでイラストの基礎をしっかり築くことをお勧めします。
アミューズメントメディア総合学院のキャラクターデザイン学科であれば、プロからの直接指導が受けられ、卒業生は書籍、ゲーム、アニメ、Vtuberなど、幅広いジャンルで活躍しています。
長く活躍するために必要なスキルや個性を身につけるために、スクールで学ぶことも視野に入れてみましょう。
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