絵を見ることや、描くことが好きな人なら一度は夢見るイラストレーター。
しかし、「イラストレーターになりたいけれど、どうしたらなれるのか」「何かしらの資格が必要ではないのか」とお悩みではありませんか。
その悩みを解消するためにも今回はイラストレーターに必要なのは資格よりスキルと言われています。
詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
イラストレーターには特別な資格は必要ない
結論から申し上げてしまえば、イラストレーターになるのに必須の資格というのは存在しません。
そのため、何か試験を受けて合格しないと仕事にすることができないのではないかという心配は要りません。
資格よりもスキルを求められる
しかし、資格が必要ないからといって何の準備もなしに応募しても採用をいただくのは難しいでしょう。
イラストレーターになるには資格は必要無くてもスキルが必要です。
会社としても望んだイラストを描いてくれる人であれば、資格はあっても無くても問題ないというのが本音です。
イラストレーターとして有利な資格
ただ、資格が完全に無駄かというとそうではありません。
資格を持っていれば、一定の能力を持っているという証明を提示できるので、会社側も採用しやすくなります。
そこで、ここからはイラストレーターとして持っていると採用に有利な資格をご紹介します。どれも受験資格は誰にでもあるものなので、興味のある分野の試験をチェックしてみてください。
Illustrator(R) クリエイター能力認定試験
Illustrator(R) クリエイター能力認定試験とはサーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が行なっている試験です。
デザインや画像編集などのDTP業界で広く使われているAdobe llustrator(R)のグラフィックコンテンツの制作能力を測定するもので、スタンダードとエキスパートの二つに分かれています。
スタンダードはアシスタントレベル、エキスパートはデザイナーレベルの能力が想定されています。
アドビ認定エキスパート(ACE)
こちらもアドビ製品に関する専門的な知識を持つ人に与えられる認定資格です。
アドビ製品ごとに試験が設けられており、その試験のうち一つ以上合格した人に与えられます。
Photoshop(R)クリエイター能力認定試験
先ほどのIllustrator(R)のPhotoshop(R)版です。
Photoshop(R)の編集機能を実務に活かせるかの試験でこちらもエキスパートとスタンダードに分かれており、想定されるレベルはIllustrator(R) クリエイター能力認定試験と同じ仕様になっています。
CGクリエーター検定
CGクリエーター検定はCG−ARTS(公益社団法人画像情報教育振興協会)が行なっている検定で、CG制作のための技術や知識を問うものです。
こちらはベーシックとエキスパートに分かれています。
ベーシックでは基本的な知識が問われ、エキスパートでは専門的な知識に加え、知識を応用する能力も問われます。
色彩検定(R)
色彩検定(R)とは文部科学省後援の公的資格です。
検定は1級、2級、3級、UC(色のユニバーサルデザイン)級とレベル別になっており、感性で決まると思われがちの色の使い方などを理論的、体系的に身につけることを目的とした検定になっています。
センスを問うものでは無いので、公式のテキストを使って学習すれば、合格できるようになっています。
イラストレーターに必要なスキル
有利に働く資格について説明しましたが、先ほど述べたように資格以上にスキルが求められるのがイラストレーターです。
そこで今度は必要なスキルにどのようなものがあるのかご紹介していきます。
希望に合わせたイラストを描けるスキル
クライアントの希望に合わせたイラストを描けるスキルが最も重要です。
この能力を身につけるのに一番時間がかかりますが、これができれば仕事に困ることはないと言えるでしょう。
スケジューリングスキル
クリエイターと切っても離せないのが締め切り、納期です。
イラストレーターも例に漏れず、これを見越して制作を進める必要があります。スケジュール管理がしっかりできることが信頼に直結するので、間違いなく必要な能力です。
デジタルイラストのスキル
現在主流となっているデジタルイラストのスキルはイラストレーターの求人では必須となっていることがほとんどです。実務でも使用することから、デジタルソフトの仕様を理解して、ある程度使いこなせる必要があります。
Illustrator
先ほどから何度も登場しているIlustratorとはAdobeが販売しているデジタルソフトです。
Ilustratorの特徴は画像を拡大・縮小しても画質が劣化しないベクターデータを扱うことです。これによってよく拡大・縮小を行う会社のロゴや素材などの作成に使われます。
Photoshop
こちらもAdobeが販売しているデジタルソフトですが、Ilustratorと違いベクターデータを使いません。その代わりにビットマップデータを使います。これはベクターデータとは違い拡大・縮小すると画像が荒くなってしまいますが、編集が簡単という特徴を持っています。
まとめ
イラストレーターに求められるのは、資格よりスキルであることについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
先ほど述べた通り、イラストレーターになるのに必要な資格はありません。しかし、資格を持っていると選択の幅広がり、採用の可能性が高まるのも事実です。
今の実力に不安がある方や、試験に合格して自信をつけたい方はこの記事で紹介した資格を取得してみてはいかがでしょうか。
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