アニメを作りたい方へ!自分で出来る作り方解説

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    アニメを作りたい方へ!自分で出来る作り方解説アニメを自主制作するためにはどのような方法・手順を踏んでいく必要があるのでしょうか。
    今回は未経験でアニメを自主制作したいという方に向けて、アニメを制作する方法や求められる能力を分かりやすくまとめました。
    これからアニメを制作しようと考えている方は、参考までに目を通してみて下さい。


     

    • この記事の監修者
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの 業界や職業を目指す方のための専門の学校です。アニメーション学科のurlはこちら
    • アニメーション学科では、動画/原画などを作るアニメーターやアニメ監督を目指すための「アニメーター・監督専攻コース」と、シナリオライターや、演出、制作プロデューサーを目指すための「制作・プロデューサー専攻コース」があります。講師は「機動戦士Zガンダム」で作画監督を担当する内田順久先生や、「マクロス7」で監督を務める網野哲郎先生など、現場で活躍している方が多くおり、生徒一人ひとりの成長を丁寧に指導しています。
    • 体験説明会では実際にアニメをゼロから作ってみる講座などをやっていますので、ご興味がある人が是非参加してください!
    • 体験説明会はこちら
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    アニメを自主制作する方法

    アニメを自主制作する方法には、手描きアニメーション、3DCGアニメーション、2DCGアニメーションなど幾つかの種類が存在します。
    その中でも手描きアニメーションは専門的な知識が無い方でも作成できるので、最も一般的な方法と言えます。
    自分一人で手描きアニメを制作するためには、「イラストソフト」と「編集ソフト」が必要となるため、自主制作にオススメできるイラストソフト、編集ソフトを以下に紹介していきます。

    1:イラストソフトを使って制作する

    おすすめのイラストソフト

    手描きアニメを自主制作するのにオススメなイラストソフトは以下の3つになります。

    • Photo Shop
    • CLIP STUDIO
    • SAI

    これらはアニメ制作に携わるプロの方々が実戦で使用しているソフトです。
    イラストを制作するために必要な機能が充実しているため、アニメの自主制作をしたい方に適しているでしょう。

    おすすめのイラストソフトについてもっと詳しく知りたい方はこちら

    2:編集ソフトを使って編集する

    おすすめの編集ソフト

    編集ソフトとは、イラストソフトで描いたイラストに音楽や効果音、エフェクト等を加えるソフトのことです。
    編集ソフトには幾つかの種類が存在しますが、アニメの自主制作をするのであれば以下の2つのソフトがオススメと言えます。

    • AviUtl
    • LIVE2D

    アニメを自主制作する手順

    アニメを自主制作する流れは以下のような感じになっています。

    1. アニメの構成を考える
    2. 絵コンテを描く
    3. 原画と動画の作成に入る
    4. 編集を行う

    1.アニメの構想を考える

    アニメの自主制作は「アニメをどのような仕上がりにするか」考える所から始まります。
    ストーリーや世界観、舞台、登場キャラクター、キャラクターのデザインなどはアニメのキーパーソンとも呼ばれ、作品の行く末を左右させる重要な鍵となります。
    より魅力的な作品を仕上げるためにも、長い時間をかけて構想を練っていくことが大切です。
    さらに、通常アニメには30分という時間制限があるため、尺も意識して構成を練っていかなければなりません。
    各話が30分ずつに分けられるので、「それぞれの開始と始まりをどうするか」考えるというのも、視聴者を惹きつける上で欠かせないポイントと言えます。

    2.絵コンテを描く

    自身の思い描くイメージがある程度固まったら、今度はそのイメージを絵コンテに書き起こしていきます。
    絵コンテとはストーリーの大まかな詳細を絵で表した設計図のことであり、アニメを制作する上で欠かせないものとなります。
    絵コンテに書き入れる主な内容は、ページナンバー、カットナンバー、カットの内容、キャラクターの動きやカメラワーク、セリフ、効果音となっています。
    全てをイラストのみで表現するのではないので、細かい説明が必要な場合には文章を付け加えたりすることもあります。

    3.原画と動画の作成に入る

    出来上がった絵コンテを元に原画や動画を作成していきます。
    最初にキャラクターの動きのプランや設定に合わせて、動きのポイントとなる部分を決められた枚数分描いていきます。
    原画を描き終えた後は、動きを中割りする作業に移ります。
    原画と原画の空き部分に中割りを描いていくことで、キャラクターや物に動画のような自然な動きを与えることができます。

    4.編集を行う

    最後に放送のフォーマットに合わせて、細かい部分の編集・調整を行ないます。
    上がってくる一枚一枚の場面を順番に繋ぎ合わせて、不要な部分を整理し、一本の作品にまとめ上げていきます。
    また、色合いや効果音、セリフを入れる必要があれば、それらを付け加えるための彩色や収録の作業も行なっていきます。

    アニメ制作の基礎知識

    アニメ制作には絵に効果的な表現を加えるための基礎知識が存在します。

    アニメ制作に必要なデッサン力を向上させる方法についてはこちら

    アニメーションに見せるための基本

    アニメを自主制作するに当たって、アニメーション全体に自然な動きを与えたい場合は以下の2つのポイントを押さえておくことが重要となります。

    • ポーズトゥポーズ(中割り)
    • 動きの法則

    これらのポイントはキャラクターや物の動きに躍動感を与えるための重要な要素です。
    以下にそれぞれの手法を紹介していきますので、詳しく見ていきましょう。

    ポーズトゥポーズ

    ポーズトゥポーズとは別名「中割り」とも呼ばれ、作画の中継点と中継点の間に絵を差し入れることによってアニメーション全体に滑らかな動きを持たせる手法のことです。
    アニメ制作では主に動画マンが原画の間に中割りを描く作業を担当します。

    動きの法則

    動きの法則とはアニメーションの動きを視聴者に「それらしく」見せるための法則として有名です。
    キャラクターの動きにリアリティある動きを実現させるためには、動きの法則をどれだけ理解しているかが鍵となってきます。
    以下の項目で動きの法則に含まれる幾つかの手法を紹介していきます。

    キャラクターの動かし方

    キャラクターの動きに躍動感や柔らかさを与えたい場合はこれら手法を使うと良いでしょう。

    • フォロースルー
    • アンティシベーション(予備動作)
    • スローイン・スローアウト
    • スカッシュ&ストレッチ(収縮と伸縮)
    • ステージング(演出)
    • ストレート・アヘッド・アクション(逐次描き)
    • アーク(運動曲線)

    それぞれの手法をより詳しく紹介していきます。

    フォロースルー

    フォロースルーとは「残し」の意味を持つ手法のことです。
    キャラクターが動いた後などに髪の毛や服の裾の動きをワンテンポ遅らせることによって、力の伝達に時間差が生じ、柔軟性のある動きを表現することが可能になります。

    アンティシベーション(予備動作)

    アンティシベーション(予備動作)とはキャラクターが何らかの動きをする直前に、その動作とは反対の動きをすることを言います。
    例えば、キャラクターがこれからジャンプしようとしている時、ジャンプする直前に腰を深く沈める動作などが当てはまります。
    キャラクターに予備動作を持たせることで、違和感の無いリアリティある動きを持たせることが可能となります。

    スローイン・スローアウト

    スローイン・スローアウトとは動きが早くなったり遅くなったりすることです。
    物体が加速し始めると段々速くなり、止まる時には遅くなるというのは物理的な動きの基礎です。
    スローイン・スローアウトを活用することによってキャラクターの動きや物の動きにリアリティを持たせることが可能となります。
    反対にスローイン・スローアウトを活用していないと物やキャラクターの動きが常に一定の速度となり、機械的な不自然な動きになってしまいます。

    スカッシュ&ストレッチ(収縮と伸縮)

    スカッシュ&ストレッチとは「収縮」と「伸縮」を意味する言葉で、柔らかさを表現したい時に効果的な手法です。
    キャラクターや物がジャンプして地面に着く瞬間など、スカッシュ&ストレッチを用いることにより、柔らかさや弾みを表現することが可能になります。
    ボールが地面に落ちた時の弾んだ表現をしたい時や、キャラクターの動きに躍動感を与えたい時に有効な手法と言えます。

    ステージング(演出)

    ステージング(演出)とは、シーン中にある特定の一部分を印象付けたい時に効果的な手法です。
    例えば複数人いるキャラクターの中で特定の人物だけを強調したい場合、ポージングやレイアウトの設定を印象あるものに仕上げることで、その人物の存在を明確に提示することができます。

    ストレート・アヘッド・アクション(逐次描き)

    ストレートアヘッドとは、カットの頭から順番に絵を書いていくことで、パラパラ漫画のようなフレームだけを用いて物や出来事を表現できる手法のことです。
    この手法は焚き火が燃えているシーンや水玉が着地して弾けるシーン、爆発するシーンなどに用いることで、独創的かつ面白みのある表現にすることができます。

    アーク(運動曲線)

    生き物の多くは曲線に沿って体全体を動かしており、機械のように真っ直ぐ前後に上下に体を動かせる生物はほとんどいません。
    通常はどんな生き物でも、微かな曲線を描いて体を動かしています。
    そのような理論を活用してキャラクターに自然な動きを持たせる方法をアーク(運動曲線)と言います。
    主な使い方としては、原画を終えた後に中割り(原画と原画の間に差し込む絵)を描く際、運動曲線に沿って描かれるよう予め位置を指定しておくことです。
    そうすることで、キャラクターが必然的に曲線運動を起こすようになり、全体的に違和感の無い自然な動きとなります。

    まとめ

    今回はアニメを自主制作する方法について紹介させて頂きましたが、参考になったでしょうか?
    また、これから本格的にアニメ制作を始めたくなったら、専門学校に通う所から始めていくことをお勧めします。
    アニメ制作の仕事には納期という概念が存在するため忙しいことが多く、長期的に働くためには高い画力のほかに本人のやる気や忍耐というものも大切になってきます。
    納期に遅れないようクオリティやスピードを意識して取り組むというのは大変なことかもしれませんが、日々アニメ制作を一生懸命取り組んでいけば、その先にあるやりがいや魅力を見出すことができるでしょう。

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    監修・運営者 アミューズメントメディア総合学院 アニメーション学科
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