デッサン力を上げるための方法について紹介

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    デッサン力を上げるための方法について紹介将来アニメ業界を目指している方は、日頃からデッサン力を上げるための練習に励んでいるのではないでしょうか。
    キャラクターや背景を上手に描くためには、基礎中の基礎であるデッサン力も大切となってきます。
    しかし中には、「デッサンを上手に描きたいけれどコツがイマイチ分からない……」という方も多いと思います。
    そこで今回はアニメ制作で必須となるデッサンの上手な描き方について分かりやすく紹介していきます。

    • この記事の監修者
    • アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの 業界や職業を目指す方のための専門の学校です。アニメーション学科のurlはこちら
    • アニメーション学科では、動画/原画などを作るアニメーターやアニメ監督を目指すための「アニメーター・監督専攻コース」と、シナリオライターや、演出、制作プロデューサーを目指すための「制作・プロデューサー専攻コース」があります。講師は「機動戦士Zガンダム」で作画監督を担当する内田順久先生や、「マクロス7」で監督を務める網野哲郎先生など、現場で活躍している方が多くおり、生徒一人ひとりの成長を丁寧に指導しています。
    • 体験説明会では実際にアニメをゼロから作ってみる講座などをやっていますので、ご興味がある人が是非参加してください!
    • 体験説明会はこちら
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    デッサンを上手に描くためには知識が必要

    デッサンの練習を行う場合、上手に絵を描くための知識を身につけてから練習に取り組んだ方が、より効率的に練習を行うことができます。
    絵を表現する上で知識を蓄えるというのは非常に重要なことで、描く対象に関する知識を多く蓄えている人ほど、その知識を画力として上手にアウトプットすることが可能です。
    ですので、上手に描くための知識を増やすためにとにかく色々なものを観察していく必要があります。
    デッサンはアニメーションでより深い演出をするために大切な技術です。
    例えばアニメの背景に登場する木を立体的に描きたい場合、「どうすればこの木の質感を絵で上手く表現することができるのか」と疑問に思うことがあるでしょう。
    木を表現するための色合い、木のゴツゴツ感を出すための描き方、幹の皮が剥がれた感じなど、細かい部分のクオリティを上げるにはデッサンの技術を身につけておく必要があります。
    最初のうちはひたすら模写の練習を繰り返していく必要があるかもしれませんが、何度も観察を続けていくことで少しずつ上手に描くための知識が脳内にインプットされていきます。
    それによって自身の中で描けるモノの範囲が広がり、今まで描けなかったような絵が自然と描けるようになります。

    デッサンを描くときに意識したいポイント

    モチーフを客観的に観る

    デッサンを描くにあたってまず初めに意識したいポイントは、これから描こうとしているモチーフを客観的に見ることです。
    おそらく多くの方が気づいていない事実かもしれませんが、人間は自分で思っている以上に対象物を都合の良いように見ています。
    例えばアニメキャラクターの顔を描いていく際、思っていた以上に目が大きかったり、思わぬ位置にホクロがあったりと、実際に書いてみることで分かるポイントというのが幾つかあります。
    描く前からそのようなことが起きないようにするためには、予めキャラクターの縦横の「比率」や「傾き」などを客観的に観察しておくことが大切です。
    自身の思い込みを無くして客観的に対象を見ることが、今後のデッサン力の向上に繋がっていく重要なポイントになります。

    輪郭線で形を捉えない

    輪郭線で形を捉えない2つ目に意識したいポイントは、なるべく対象の輪郭線を捉えないようにすることです。
    現実世界にある3次元のものをアニメなどの2次元の中に上手く描き出すには、輪郭線だけだと情報が不十分であるため、対象が持っている奥行きや丸みなども表現していく必要があります。
    デッサンを描く時には「量感」という言葉がよく使われますが、モチーフの立体的なイメージを頭の中に入れておくだけでも、描く時の意識というのは大きく変わってきます。
    キャラクターや物のイメージを描く際に「立体的に描くための感覚」を少しでも持っておくことで、描いた後の仕上がりは大きく変わってくるでしょう。

    モチーフを描く際は予め対象をじっくりと観察する

    デッサンを描いたことのある人は、絵を描くのに集中し過ぎたあまり、モチーフを全く見ていなかったという経験が一度くらいあると思います。
    そして出来上がった作品を見てみると、「何だか違和感がある……」と感じたことのある人も結構多いでしょう。
    これは客観的に見ることを疎かにした場合によく起こるケースです。
    そうならないよう、デッサンを描く際は対象物をこれでもかというほど観察し、大きさや重み、質感などを頭の中に入れておくことが大切です。
    中には「描く時間が無くなってしまう」と思う方がいるかもしれませんが、モチーフを観察するというのはアニメの最終的な出来栄えに直結します。
    描く時間も大切ですが仕上がり後のクオリティも大切なので、対象物はしっかりと見ておいた方が良いでしょう。

    まとめ

    デッサンを上達させるにはキャラクターや背景を正確に描写するテクニックは勿論、モチーフを客観的に見る力や、モチーフを観察して全体像を読み取る力も大切になってきます。
    これからアニメ制作に携わりたい方やデッサンの技術を高めたい方は、描く対象となるキャラクターや背景を事前にしっかりと観察して、脳内にできる限りの情報をインプットしておくことが重要です。
    日々の観察を続けていくことで自身の描ける範囲も広がり、今後のデッサン力アップに繋がっていくでしょう。

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