イラストレーター志望の人から、「絵の仕事で生活していけるの?」という不安が寄せられます。
せっかく自分のやりたいことがはっきりしているのに、なんとなく収入が不安だからという理由で夢を諦めてしまうのはもったいないです。
この記事では、イラストレーターになりたい人が安心して絵の仕事を目指せるように、収入事情について解説します。
イラストレーターを目指すなら知っておきたい、フリーランスの収入についてもご紹介。
目次
イラストレーターの平均年収
データを見ると、イラストレーターの所定内給与(月額)は25〜30万円台に最も多く集中しており、特に26〜28万円前後がボリュームゾーンとなっています。
一方で、45〜50万円台にも小さな山があり、一定数の高単価層が存在します。平均値だけを見ると中間的に見えますが、実際には「月25万円前後の層」と「月45万円以上の層」に二極化している構造です。経験・専門性・営業力によって収入差が大きく開く職種です。
経験年数別に見るイラストレーターの年収推移

験年数別の所定内給与を見ると、未経験(0年)は月25.3万円、1〜4年で26.7万円、5〜9年で28.8万円と、序盤は緩やかな上昇に留まります。
しかし10〜14年で30.9万円、15年以上では39.4万円まで伸びており、10年を超えたあたりから伸び幅が大きくなります。初期は下積み期間が長い一方、継続してスキルと実績を積めば、月収40万円前後が視野に入る職業であることが分かります。
年齢別に見るイラストレーターの年収傾向

年齢別年収では、20代前半は300万円前後からスタートし、30代前半で450〜500万円台へ上昇します。40代後半から50代前半にかけては600万円超となり、55〜59歳で約670万円がピークです。一方、60代後半では300万円台まで落ち込む傾向も見られます。これは引退や稼働量の減少が影響していると考えられます。年齢とともに単価や役割を変えられるかが、長期的な収入維持の鍵となります。
収入が多いイラストレーターになるには

イラストレーターは、スキルと収入が直結しやすい仕事です。
収入を上げたいなら、スキルアップするのが一番です。
スキルアップというと、「画力を上げれば良いの?」と思う人も多いかもしれません。
もちろん画力があるに越したことはありませんが、上を目指すとキリがありませんよね。
そこでおすすめなのが、画力以外の能力も身に付ける方法です。
たとえばイラストの他にマンガも描ければ、今流行りのマンガ広告の仕事を受けられるようになります。
他にも、イラストだけでなくWebデザインの知識もあれば、ホームページのイラストを手がけられます。
このように画力はもちろん、それ以外の能力も身に付けることで仕事の幅が広がり、収入も上がりやすくなるでしょう。
フリーランスイラストレーターの収入事情
すでに説明した通り、イラストレーターはフリーランスで活動している人も多いです。
これからイラストレーターを目指す人は、フリーランスとして独立した場合の収入事情も知っておくのがおすすめです。
フリーランスイラストレーターは会社に所属するイラストレーターと違い、仕事の量で収入が決まります。
仕事を受けるほど収入が上がりますが、受けられなければ十分な収入が得られません。
フリーランスとして生計を立てられるようになるまで、だいたい2〜3年はかかると考えましょう。
ただし会社員イラストレーターとして経験を長く積めば、実力も実績も十分あるので、早く生計を立てられる可能性が高いです。
また、学生のうちからフリーランスイラストレーターとして経験を積み、卒業する頃には十分生活していける程度の収入を得られるようになったというケースも珍しくありません。
案件ごとの収入相場(クラウドソーシングvs直請けvs商業案件)
| 受注形態 | 収入相場(1案件あたり) | 特徴 |
|---|---|---|
| クラウドソーシング | 数千円〜3万円 | 未経験でも始めやすいが、単価は低め |
| 直請け案件 | 3万〜10万円 | 中間マージンがなく、交渉次第で単価アップ可能 |
| 商業案件 | 10万〜30万円以上 | 実績重視だが、継続契約で高収入が狙える |
イラスト案件の収入は、受注ルートによって大きく異なります。クラウドソーシングは実績がなくても始めやすい反面、1点数千円〜数万円と単価は低めです。直請け案件では中間マージンがなくなり、1点3万〜10万円程度まで上がります。さらに商業案件(出版社・広告・ゲーム等)になると、1点10万〜30万円以上になることもあり、継続契約で安定収入につながります。経験を積むほど、単価の高いルートへ移行することが重要です。
フリーランスイラストレーターが収入を上げるには

イラストの相場を知る
イラストの仕事の中には、単価が極端に低いものもあります。
イラストの相場を知らないと、単価の低い案件ばかり受けたり、報酬を不当に下げられたりするかもしれません。
参考までに、雑誌の小さなカットイラストなら1点3,000円〜4,000円、ポスター広告なら20万円〜、キャラクターデザインなら数十万円ほどが相場です。
ただし、依頼元の企業の予算やイラストレーター本人のスキルによって報酬も変わるので、上記の金額が必ず正しいわけではありません。
最も確実なのは、同業者から相場を聞くことです。
会社員時代の同僚や取引先、学生時代の同級生など、イラストレーター仲間から情報を集めましょう。
制作スピードを上げる
フリーランスのイラストレーターは、イラスト制作が早いほどたくさんの案件を受けられて収入が上がります。
制作スピードを上げるためには、普段から基礎画力を上げるトレーニングをするのがおすすめ。
特に、速写と呼ばれるクロッキーを練習すると良いでしょう。
その他、デジタルソフトを使ったイラスト制作に慣れるのも、制作スピードを上げるのに役立ちます。
プロのイラストレーターとして経験を積むうちに制作スピードを上げることもできますが、できればイラストを学ぶ学生のうちから制作スピードを意識するのが理想です。
より専門性の高い仕事を受ける
絵を描ける人なら誰でも受けられる仕事だと、競争率も高く、単価もそこまで上がらない傾向にあります。
より専門性の高い仕事なら、単価も高く収入も上げやすいでしょう。
「この仕事は自分にしかできない」という案件なら、継続して受注できるので収入も安定します。
「収入が多いイラストレーターになるには」では、仕事の幅を広げるためにプラスアルファのスキルを身に付けると紹介しましたが、専門性の高い仕事を受けるためにもこのプラスアルファのスキルは必要です。
イラストレーターの年収・収入に関するよくある疑問
イラストレーターの最高年収はいくら?▼
上限は決まっておらず、企業所属のトップ層や著名作家、IPを持つ人は年収1,000万円超もあり得ます。さらに印税・ライセンス・監修料などが乗ると数千万円規模の例も。ただし再現性は低く、実力に加え営業力・発信力・継続案件の有無が大きく影響します。
絵を描く仕事で高収入な仕事は?▼
高収入になりやすいのは、広告イラスト、ゲームのキャラクターデザイン/アートディレクター、映像・アニメの監督や総作監など「制作+判断・統括」を担う職種です。単価が上がりやすく継続契約にもつながります。画力だけでなく進行管理や提案力が収入を押し上げます。
イラストレーターの初任給は?▼
企業勤務の場合、初任給は月20〜25万円前後が目安で、地域や会社規模で差があります。フリーランス見習い期は案件数が不安定で、月10〜20万円台から始まることもあります。最初は「実績作り→単価交渉→継続契約」の順で伸ばすのが現実的です。
まとめ
イラストレーターはスキルと収入が直結しやすい仕事なので、年収の個人差が大きいです。
特にフリーランスとして働くイラストレーターが多いので、平均を出すのは難しいでしょう。
イラストレーターとして収入を上げるには、画力にプラスして他のスキルも身に付けるのがおすすめです。
単に画力を上げるだけでなく、幅広くスキルを身に付けることで、十分な収入を得られるイラストレーターになれるでしょう。
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