
アニメーション制作は、様々なアニメーターの仕事が集合して成り立っています。
このアニメ制作に欠かせない仕事に、制作進行という役割がありますが、実際にはどのような仕事を行なっているのでしょうか?
具体的な仕事内容や労働環境、収入など、どのような人だと就職に有利なのかという疑問を解決していきましょう。
- この記事の監修者
- アミューズメントメディア総合学院は、東京恵比寿にあるゲーム、アニメ、マンガ、小説、声優などの 業界や職業を目指す方のための専門の学校です。アニメーション学科のurlはこちら。
- アニメーション学科では、動画/原画などを作るアニメーターやアニメ監督を目指すための「アニメーター・監督専攻コース」と、シナリオライターや、演出、制作プロデューサーを目指すための「制作・プロデューサー専攻コース」があります。講師は「機動戦士Zガンダム」で作画監督を担当する内田順久先生や、「マクロス7」で監督を務める網野哲郎先生など、現場で活躍している方が多くおり、生徒一人ひとりの成長を丁寧に指導しています。
- 体験説明会では実際にアニメをゼロから作ってみる講座などをやっていますので、ご興味がある人が是非参加してください!
- 体験説明会はこちら。
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制作進行になる方法
アニメ制作進行の収入は平均年収が309万円となっております。
アニメ関連の職業の人のうち、例えばアニメーターは出来高制のケースが多いようですが、アニメ制作進行の場合は、企業勤務の人が多く、給与も月給制の場合がほとんどです。
アニメ業界全体に言えることですが、給与体系は厳しいのが現状です。
とはいえ、制作進行は業務の幅が広いので、専門職のアニメーターよりは安定した収入が得られます。
高収入とはほど遠いので、アニメを好きかどうかがこの仕事を続けていくためのモチベーションなるといえます。
ですが、制作進行はステップアップできる職種なので、制作進行は制作デスク、プロデューサーへ昇格できます。
下積みが必要な職種なので、制作デスクになるために10年ほどかかるのが通常のようですが、その分仕事の幅も広がり、給与が増えるだけでなく人脈も広がります。
制作会社でのキャリアアップを糧に、会社を起こして成功することも可能となるでしょう。
アニメの制作進行の仕事とは
制作進行とは、その名の通りアニメの「制作」を円滑に「進行」するために働く人のことで、大まかに分けてシナリオ→絵コンテ→作画打ち合わせ→レイアウト‥といった工程の絵コンテ以降、完成まで全てに関わります。
その上、作家のところに回収しにいったり、スケジュール通りに進められるよう、遅れている作家や部署の機嫌をとりながら期日までの提出を促したり、設定資料を集めてコピーするといった雑用までとにかく作業が多いポジションです。
制作進行の仕事の流れ
1.制作するアニメの内容把握とスタッフの手配
最初に、制作を依頼されたアニメーションの内容を把握します。
放送日から逆算して、納期はいつになるのかを算出し、納期に向けて、1話分のアニメを完成できるように予定を組み立てていきます。
その時に予算を把握し、決められた制作費から人件費や制作費を仕分けして、作業してもらうアニメーターやスタッフを確保します。
アニメーターには担当するアニメ作画に必要な資料を準備し、打ち合わせ日を決めていきます。
2.アニメーターから納品された原画の回収と配達
書き終わった原画の管理をします。
テレビのアニメーション制作は、多い時で7話ほどが同時進行で進められています。
各話の進捗状況を確認し、納期までの日数を考慮してアニメーターやスタッフに連絡をします。
出来上がった原画をチェックすることも制作進行の仕事です。
時間がない時は見せてもらった時点で修正ややり直しの指示も出します。
3.監督や演出家と調整をし、完成までの追い込み作業をする
監督や演出家とアニメーターを上手く繋げることも制作進行の役割です。
納品間際は、各部署間で原画が上がってこないなどのトラブルが発生するのは珍しいことではありません。
そういう場合に、制作進行がスケジュール調整のために仲介し、納品日が遅れることのないようにします。
4.納品
作品が完成したら納品して作業は終了します。
しかし、テレビシリーズの場合は複数の話数が同時進行しているので、1本が完成しても、すぐ次の仕事に入ります。
原画の管理や他のセクションとの予定調整を行いながら、次の話の納品を目指してまた仕事に取り組みます。
制作進行になる方法
制作進行として働くためには、アニメ制作会社に就職するのが最も確実な方法です。
制作会社のホームページにあるエントリーページから問い合わせたり、求人サイトから応募したりすることで、就職につながる可能性が増えます。
募集している会社ごとに指定している応募書類は異なるので確認してみましょう。
制作進行からステップアップして就ける役職
制作進行の仕事が万全にできるようになると、制作進行を統一する制作デスクに昇進できます。
制作デスクの仕事が完璧にできて初めてプロデューサーの道がひらけます。
だいたい制作進行を5年ほど、制作デスクを5〜10年程度続けることも昇進への目安になっています。
飽きずに制作進行を頑張れば役職は上がりますし、お給料もそれに伴い上がるでしょう。
制作進行に求められる能力
コミニュケーション能力
制作進行は人と人を取り持つ仕事です。
監督・演出から出た言いにくい撮り直しをアニメーターに伝えたり、変更点をスタッフたちに説明したり。
スタッフたちも一生懸命に仕事をしているので、監督たちに怒りを感じないように言葉を選ばなければいけません。
作品の完成度は、制作進行の伝え方にかかっていると言っても過言ではありません。
臨機応変な対応力
アニメの制作進行はさまざまな人の予定や事情を考慮し、スケジュールを決めなければいけません。
さらに計画を立てても順調に進むことは珍しく、トラブルをどのように対処するかを自分自身で考え、行動できる能力は制作進行に必要な能力です。
スケジュール管理能力
制作進行はスケジュール管理能力が必要です。
アニメ制作の進捗状況を理解し、アニメ制作にかかわっているスタッフをまとめるディレクター的な存在であるため広い視野をもって物事を見られる人にとって最適なポジションだといえます。
また、連絡が常に取りやすく、話しかけやすいタイプであることも志向性と適しています。
そして、細やかな気配りができることも重要です。
頼りがいがあって、大変な時に世話を焼いてくれる、そんな人には合っている仕事でしょう。
制作進行の労働環境について
制作進行の労働環境は、あまり楽なものとはいえません。
スケジュール通りに進むときは自分の時間を持つこともできますが、一度問題が起こると残業・早出をすることもあります。
どうしても、アニメ制作に寄り添って働く仕事になるので、トラブル影響されてしまうこともありますが、アニメの完成のためにトラブルを解決していくことも制作進行に大切な考え方です。
まとめ
アニメが好き・制作過程に携わりたい・コミュニケーション能力に自信があるという人は制作進行が天職かもしれません。
未経験からチャレンジできる職種なので、興味があればぜひ求人に応募してみてはいかがでしょうか。
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