【声優のお仕事vol10】最低限知っておきたい舞台の業界用語

【声優のお仕事vol10】最低限知っておきたい舞台の業界用語
  • この記事は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科が執筆しています。

声優の世界で使われるいわゆる業界用語について勉強していると舞台・演劇で使われる言葉と共通しているということがよくあります。
舞台の業界用語は声優業界でも使われるというものが多いのです。
ここでは声優をめざす方が知っておきたい舞台の業界用語について解説しましょう。

 
 

  • この記事は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科が執筆しています。

声優業界でも使える舞台の業界用語

声優業界でも使える主な舞台の業界用語は以下の通りです。

フェードアウト/カットアウト

音楽では少しずつ音量を下げて最後に音が消えるという手法をフェードアウトといいます。
舞台用語では音量を徐々に下げることだけでなく、照明を徐々に絞っていくこともフェードアウトといいます。
逆に音量を少しずつ上げたり、照明を少しずつ明るくしたりすることをフェードインといいます。

一方、カットアウトとは、いきなり音響・照明をぷっつりと切ってそのシーンを終わらせてしまう演出です。
一瞬で音響・照明を挿入するカットインと呼ばれる演出もあります。
カットアウト、カットインは舞台よりむしろ、場面転換が多いアニメ作品でよく使われる手法でもあります。

SE(サウンドエフェクト)

SEは日本語では音響効果と呼ばれます。
音楽を含めることもありますが、一般的にSEといえば風の音や足音、車の音、殺陣における人を斬る音(斬撃音)、銃の発射音など、演出上の効果を狙って挿入する効果音のことを指します。
これは舞台でもアニメ作品でもよく使われる手法です。

キュー

キューはテレビでも映画でも使われる言葉です。
演者がセリフを発することやアクションを起こす際の合図を現す言葉で、実際にディレクターが「3、2、1」とカウントして(「1」は声に出さないことが多い)、手などでスタートの合図をすることを「キュー出し」などといいます。

舞台でのキューは俳優に登場のタイミングを指示したり、照明スタッフや音響スタッフに、照明を当てたり、音出しのタイミングを教えたりする合図を指すことが多いです。
声優の収録では声を出すタイミングを知らせるのがキューとなります。

劇伴

劇伴(げきばん)とは舞台をはじめ、テレビドラマ、映画、アニメで流れる劇中音楽のことです。
BGM、サウンドトラックといわれるものとほぼ同じですが、既存の曲ではなく多くは作品用に作られた楽曲のことを指します。

セリフかぶり

役者同士のセリフをいうタイミングが重なってしまうことを「セリフがかぶる」といいます。
それが意図したものでなかった場合、舞台なら一瞬の判断でいい直すなどアドリブによるフォローが必要でしょう。
アフレコでセリフかぶりが起きてしまったときは録り直しになります。
また、前の役者のセリフが終わるのを待たずに自分のセリフをしゃべってしまったことは「セリフを食う」といいます。

ゲネプロ

ゲネプロとはドイツ語の「General probe(ゲネラールプローベ)」が語源となった言葉で、本番前の最終リハーサル、通し稽古のことです。
GPとも略されます。舞台演劇のほか、オペラやバレエ、クラシック音楽などでも使われます。
アニメで使われることはあまりありませんが、アニメ作品が舞台化されたときなどに耳にするかもしれません。

がなりマイク

舞台のリハーサルのときに演出家や舞台監督が客席から役者に指示を出すときに使うマイクのことです。
がなりマイクを使った指示は「ダメ出し」であることが多く、それを理由に「がなる」という言葉は「怒鳴る」という意味で、一般の方に広まりました。

モニター

舞台・演劇用語としてのモニターといえば、舞台に出ていない役者や直接舞台を観られないスタッフが舞台上の様子がわかるように設置されたテレビとスピーカーのことです。
一方、アニメの収録現場でいうモニターは、アフレコで使用する映像を映し出すテレビのことを指すことが多いです。

声優学科

舞台の業界用語はおぼえなきゃダメ?

アニメの仕事をするのに舞台の業界用語をおぼえる必要はあるのでしょうか。
答えは、絶対に必要なわけではありませんが、舞台発祥で声優の世界でも使われている用語はたくさんあるので見識を広げるのに大いに役立つでしょう。

声優と舞台俳優はもともと近い存在です。舞台の業界用語はほかにもたくさんあるので、興味がある方は自分でも調べてみてはおもしろいのではないでしょうか。

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