
- この記事は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科が執筆しています。
声優にとって最も重要な仕事の現場、それが収録スタジオです。今回はアニメ作品の収録スタジオについてご案内します。
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収録スタジオってどんなところ?
声優がアニメ作品などに音声を吹き込む場所が収録スタジオです。
いわゆるレコーディングスタジオとしては音楽の録音をするスタジオが広く知られていますが、同じように「アフレコ(アテレコ)スタジオ」と呼ばれるアフレコ専門のスタジオも存在します。
また、「MA(マルチオーディオ)スタジオ」と呼ばれるスタジオもあり、こちらはテレビ、映画、CMなど、各種映像作品の音声処理全般を行うスタジオとなっています。
MAスタジオはもともと効果音やBGMの制作、録音素材の整音やノイズ除去、MIXといったことを行うスタジオですが、最近ではアフレコやナレーションの録音も可能なところが増えています。
声優はこれらの収録スタジオのブースに入って、放送用の映像が流れるモニターやスクリーンを見ながら声を録音します。
ただし、毎週放送される連続アニメでは、映像がアフレコ収録に間に合わず、ラフ原稿や絵コンテを撮影した簡易的な映像や、役名が書かれたボールドと呼ばれる四角い印を見ながら録音することもよくあります。
また、レコーディングブースの脇にはミキシングルームがあり、ここで作品のプロデューサー、監督(ディレクター)、音響ディレクター、ミキサーといったスタッフたちが声優に指示を出したり、収録作業をしたりします。

声優は作中ずっと同じマイクを使う?
収録ブース内には3~4本のマイクが立っていて、基本どのマイクを使っても構いません。
ですが、主役の方のマイクやベテランの方が主に使うマイクはあります。
マイクに入れなくて収録を止めてしまいかねない時には、積極的に空いているマイクを探して使いましょう。
何か不都合があって入るマイクを変えるときはその旨をミキシングルームのスタッフに告げることも必要です。ミキサーさんが入ると思っていたマイクに入らないと収録ができないからです。
同じシーンに関わる声優がマイクの本数より多くなる場合には、1本のマイクを2~3人でシェアしながら使うことになります。
ガヤと呼ばれる大勢の人々のざわめきや歓声、笑い声などを録音することもあり、そのときは数人で同じマイクに向かって同時に声を発することになります。

収録スタジオが地図で見つかりにくい理由
アニメ作品の声優の収録スタジオ、とくにアフレコスタジオはあまりおおっぴらには公開されていません。
また、地図でも見つかりづらいところにある傾向にあります。これは人気声優が収録に来たときにファンが集まることでトラブルが起きてしまうのを防ぐためです。こういったセキュリティ面の配慮から、目立たない場所にあるというわけです。
アミューズメントメディア総合学院では、実際にアニメ作品で使用する収録スタジオと同等の機能を持つ収録スタジオが用意されています。
在学中にプロと同じような環境で学び、レッスンを受けられるのはとても貴重な体験となりまず。そして、そういった経験は養成所やプロダクションのオーディションにもきっと活きていくはずです。
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監修・運営者情報
監修・運営者 | アミューズメントメディア総合学院 声優学科 |
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