
- この記事は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科が執筆しています。
声優と俳優の演技の違いについて考えてみたことがあるでしょうか。
声優という仕事はもともと舞台役者や映画俳優がアルバイトとして始めたという経緯もあって、とても密接な関係を持っています。
今回はその関係性と両者の違いについて考えてみます。
- この記事は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科が執筆しています。
声優の演技とは
アニメ作品なのか外国映画の吹き替えなのか、あるいは同じアニメでもシリアスものなのかコメディものなのか、SFものなのか学園ものなのかというように、ジャンルによって、声優に求められる演技は変わってきます。
ただ、いずれにしろ声優が声で演じる俳優であることには違いありません。キャラクターに合わせ、台本に従って、声に感情を込めて演じます。
声による表現のためには、発声法や呼吸法、トーンやイントネーションのコントロールをはじめとする多くの技術があり、それらをマスターしておく必要があります。
また、声優は、逆にいえば声以外に表現手段がなく、ある意味、ごまかしが効きません。たとえば風邪をひけばすぐに声に変化が現れ、仕事に支障をきたします。

俳優の演技とは
俳優の演技は全身で行うものです。表情、身振り手振りも表現手段のひとつとなります。
また、同じ俳優でも舞台の場合はより全身表現が多くなり、クローズアップが多い映画の場合は、眉の上げ方や皺の寄せ方など、細かな演技により注目が集まります。

声優と俳優の演技の違い
まず知っておきたいのは、声優と俳優の演技には相違点よりも共通点のほうが多いということです。
声優は声で演技し、俳優は全身で演技しますが、キャラクターをつくり上げ、感情を込めて表現するという意味では同じです。
昔は声優の仕事は俳優や舞台役者が行っており、その時代には声優は俳優という大きなくくりのなかにある仕事のひとつでした。
そのため、声優と俳優の演技にはまったく違いはないということを信念とする人も多くいました。
しかし、いまでは声優は専業の仕事としても成立するものといえるのではないでしょうか。とくにアニメには独特の感情があります。
その多くは漫画と共通点があります。たとえば「萌え」です。「萌え」はアニメなどオタクカルチャーならではの感情といえるでしょう。
アニメ声優は声の表現でこの「萌え」という感情を観ている方に抱かせなければなりません。
声優が声に込める情報量とは、こうしたアニメでこそ強く表現できる感情も含んでいます。
ただ、だからといって声優と俳優に優劣があるわけではもちろんありません。
声優と俳優の演技の違いについては、ここで述べた以外にも、人によって異なる見解があるでしょう。
しかし、いずれにしろ、声優をめざすのであれば一度はその違いについて考え、自分なりの答えを出してみることをおすすめします。
それが自分の演技を深めることにもつながるはずです。声優の演技には難しさもありますが、その分やりがいもあります。それを知っていくのもまた声優という仕事の魅力といえるのではないでしょうか。
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