アニメから声優さんの声や仕事に興味が湧き、いつしか声優になりたいと考えている方も多いことでしょう。
また、声優になるために準備を始めたいけれど、具体的なメリットが分からず声優専門学校へ入学しようか悩んでいる方もいるかと思います。
声優専門学校は、これまで声に関する仕事や勉強をしたことのない初心者にも適したカリキュラムを用意しているのも大きな特徴です。
ここでは声優になる方法から、声優専門学校の特徴やおすすめの理由、学校の選び方について紹介していきます。
- この記事は、アミューズメントメディア総合学院の声優学科が執筆しています。
目次
声優になる方法とは
プロの声優としてデビューするためには、声優プロダクションへ所属する必要があります。
声優プロダクションは、声優のマネジメントから声優に関する仕事の営業、広報活動、その他関連事業を手掛けています。
声優プロダクションへ所属するには、一般的に3種類の方法から選択します。
それでは、声優になるための方法を紹介していきます。
専門学校
声優になる方法の1つは、高校や大学卒業後に声優専門学校へ入学することです。
声優の専門学校は、授業形式で声優の基礎技術や表現力、演技力、社会人として最低限のマナーなどを指導しているのが特徴です。
現役の声優が講師として指導しているケースもあり、声優業界について詳しく話を聞くこともできます。
授業は基本的に平日5日間の全日制ですので、時間をかけて学べるのも特徴的です。(夜間、土日コースもあり。)
なお、声優専門学校は、一般入試や推薦入試であれば書類選考、AO入試の場合は面接(面談)などを受けたのち合格できれば入学できる仕組みです。
こちらの流れについては、後半で詳しく解説します。
声優養成所
声優養成所は、声優専門学校と似ていますが運営方針や運営機関に違いがあります。
声優養成所の場合は、基本的に声優プロダクションや芸能事務所が運営しているケースが多い傾向です。
そして、声優としての実力を伸ばすために、現場主義の方針で育成しているのも大きな特徴です。
つまり、声優専門学校のように基礎から丁寧に指導するよりかは、演技や表現力、アテレコといった実践的かつ応用的なレッスンを重視しています。
レッスンのスケジュールは平日1~2日ですので、社会人も通いやすいといえるでしょう。
未経験からオーディション
声優専門学校や声優養成所以外には、最初から声優プロダクションのオーディションを受ける方法もあります。
声優プロダクションは、声優の募集をかけていて専門学校卒や養成所卒といった条件は設けていません。そのため、未経験でもオーディションに参加可能です。
しかし、未経験からオーディションを受けて、一発合格できる可能性は低いといえますし現実的ではありません。
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声優になるなら専門学校に通うのがおすすめ
演技や声に関する経験がない・少ない方は、声優専門学校に通うのがおすすめです。
声優専門学校は、声優に必要なノウハウやスキルを短期間のうちに学ぶことができます。
それでは声優専門学校に通うメリットを、5つ紹介していきます。
専門学校は声優になる最短ルート
演技の経験などがない方にとっては、特に声優専門学校は声優になる最短ルートと考えることができます。
声優専門学校は、全日制でも授業を進めているので時間をかけて、声優に必要なスキル全般を学べます。
そして、声優専門学校は声優プロダクションなどと連携していることもあるので、在学中もしくは卒業後にスカウトされる可能性もあります。
他にも在学中に声優プロダクション所属に関するオーディションを開催することがあるので、声優デビューのチャンスの多い傾向です。
声優に必要な幅広いスキルを身につけられる
声優専門学校は、基礎的な発声練習から始まり、言葉の発音や正しい日本語の学習、ダンスや演技の基礎、朗読やアフレコと多岐にわたる授業を日々受けるのが特徴です。
一見するとダンスなどは声優に関係のないカリキュラムに感じますが、リズム感や表現、演技に欠かすことのできない内容です。
また、最近では声優もダンスや歌といった仕事をこなす場面もあるため、そういった意味でも重要でしょう。
声優になるには、数多くのスキルを身に付けるだけでなく、表現力や個性を押し出してオーディションに勝ち残る必要があります。
こうした表現力や演技力といった点を鍛えられるのも声優専門学校の強みです。
現役のプロから教えてもらえる
声優専門学校の講師は、基本的に現役の声優が担当しています。
教科書の知識だけでなく、現場で培った実践的な技術やノウハウも吸収できるのが魅力です。
また、プロの声優は、ラジオパーソナリティや舞台、ナレーションなどアニメ以外の経験もあり、各現場で必要なスキルについても知ることができます。
本気で声優を目指したいという方は、現場に求められる力を身に付けることができる声優専門学校を選んでみるのもいいでしょう。
声優の専門学校直属のプロダクションもある
声優専門学校の中には、専門学校直属のプロダクションもあります。
このような場合は、声優専門学校の在学中に、プロダクションへ所属できるケースもありますし、卒業後に所属できることもあるのが特徴です。
もちろん自分自身の実力と努力次第ではあるので、声優専門学校へ入学したからといって確実に声優としてデビューできる訳ではありません。
あくまで声優専門学校は、声優プロダクションへの所属するためにスキルを学ぶ場所です。
今活躍している声優も専門学校出身が多い
現在、第一線で活躍している声優も声優専門学校出身が多いので、学校へ通うメリットもあるといえるでしょう。
仮に声優専門学校出身者がいなければ、通っても声優になれないと判断するのが一般的です。
しかし、実際は声優として活躍されている方もいるので、声優プロダクションへの所属の可能性と声優のスキルを身に付けられるという2点について期待できるのではないでしょうか。
気になる方は、各声優専門学校の卒業者を調べてみましょう。人気アニメのキャラクターを担当している方やラジオパーソナリティなどの仕事もこなしている声優さんもいます。
アミューズメントメディア総合学院を卒業して、現在活躍している声優も多くいます。
人気声優・柿原徹也さんも、アミューズメントメディア総合学院の卒業生の1人。
柿原さんが声優を目指したきっかけや、学生時代のエピソードについてのインタビューはこちら!

声優専門の学校出身のプロ声優の感想
では実際に声優専門の学校に通った方は、どのように思っているのでしょうか。
今回は、アミューズメントメディア総合学院出身の3名の声優さんのインタビューをまとめました。
白井悠介さん
「ヒプノシスマイク」飴村乱数 役
「アイドリッシュセブン」二階堂大和 役 など
白井さんは友人からの紹介でアミューズメントメディア総合学院(以下、AMG)を知り、色々な事務所のオーディションを受けられるということで入学したそうです。
先生がとても熱心で、声優業界のことや各事務所の特徴を細かく教えていただいたとのこと。
声優業界にもAMG出身の方が多く、「一生懸命頑張った仲間たちと現場で再開するのはすごく夢がある」とおっしゃっています。
神尾晋一郎さん
「ヒプノシスマイク」毒島メイソン理鶯 役
「あんさんぶるスターズ!」鬼龍紅郎 役 など
神尾さんは、学校は声優業界の縮図だと思いながら通っていたそうです。
どうやって自分を魅力的にみせるか、人間力を高めるかを考えながら授業を受けていたとおっしゃっています。
学生時代から、プロ意識を持って授業を受けていたのですね。
現場では、同じ学校出身ということで先輩声優との会話のきっかけになることもあるそうです。
また、AMG出身の人が現場にいると安心するともおっしゃっています。
相羽あいなさん
「BanG Dream!(バンドリ!)」湊友希那 役
「けものフレンズ」イワトビペンギン 役 など
演じる作品一つ一つへの愛やぶつかり合いをAMGで知ったという相羽さん。
卒業公演で殺陣のシーンがあり、未経験で分からなかったけど、周りの友達に助けてもらいながら夜遅くまで練習したというエピソードも語っています。
プロと一緒にアフレコをする産学協同について、「アフレコ現場の緊張感を学生のうちから知れるのは、とても大事なこと」と当時を振り返っています。

専門学校が声優デビューにつながりやすい理由
声優専門学校のメリットを確認できたら、声優デビューにつながりやすい理由についても知っておきましょう。
オーディションのチャンスがいっぱいあるから
声優専門学校は、在学中に声優プロダクションへの所属につながるオーディションや、洋画やアニメの吹き替えといった仕事のオーディションを随時実施しています。
そのため、在学中にオーディションを受けるチャンスがたくさんあります。
プロになるにはプロダクションへの所属も大切ですが、仕事を獲得するためにアニメや洋画、ナレーションのオーディションにも勝ち残らなくてはいけません。
つまり、声優として活躍するには、オーディションに慣れなくてはいけませんし早い段階で実績を積むのが大切になります。
声優専門学校は、声優に必要なスキルを学びながらオーディションにも挑戦できるのでデビューしやすい環境ともいえるでしょう。
在学中からメディアに出演することもできるから
前段でも触れていますが声優専門学校では、在学中の生徒に向けてアニメや洋画、ゲーム、ナレーション、ラジオパーソナリティといった仕事をさまざまな企業から請け負っています。
そしてオーディションに合格できた生徒は、プロの声優と共にメディア出演をはじめ声優としての仕事も始めることができます。
さらにメディア出演や声優としての仕事を、声優プロダクションが注目し、スカウトもしくはオーディションの誘いを受けることもあるでしょう。
声優として実践的な力をつけられる場も提供しているのが、声優専門学校の特徴の1つです。
業界とのつながりができるから
声優専門学校の多くは、声優プロダクションやアニメ制作会社などと独自のコネクションを持っています。
そして、生徒は声優専門学校と提携している声優プロダクションなどと、交流もしくは指導を受ける機会があります。
このように声優専門学校は業界とのつながりがあるので、プロダクションの所属オーディションのお話や声優デビュー後のサポートなど、多方面からバックアップしてくれるのも魅力です。
声優デビューできるかどうかは、自分自身の実力や行動、そして周囲のサポートや環境も関係しています。
声優プロダクションのオーディションの機会が多い、声優専門学校を選ぶのもおすすめですよ。

声優専門学校の入学試験
声優専門学校へ入学するためには、書類審査もしくは面談による審査を通過しなければいけません。
一般入試や推薦入試の場合は、各受付期間に入学願書を提出し、約2週間後に合否判定を受ける流れです。ちなみに、推薦入試に合格した場合は、入学金全額もしくは半額免除されます。
AO入試の場合は、受付期間中にエントリーシートを提出し、後日面談を受けて合否判定を受けるのが特徴です。
出願資格は、高等学校卒業者もしくは今年度の卒業予定者、高等学校卒業程度認定試験(旧大検)合格者や前述と同等以上の学力を持っていると認められた方となっています。
そして、入学願書の提出方法については、一般的に郵送もしくは学校へ直接持参するどちらか一方を選択します。

声優専門学校のカリキュラム
声優専門学校は、一般的に2年間のカリキュラムで構成しているのが特徴です。
そして授業は平日5日間の全日制もしくは、夜間の2種類から選択できます。
平日日中も時間を確保できる場合は、全日制を選択するのがおすすめです。
一方、既に社会人として働いている方や、バイトしながら通わなければいけない方は、夜間タイプのカリキュラムを選択するのがいいでしょう。
1年目は、演技未経験の方に合わせて発声練習や表現の基礎、メンタリティー向上(プロとしての心構え)、演技の基礎練習などを学びます。
これらは、どのような現場や仕事でも対応できるよう、声優・役者として必要な基礎となっています。
2年目は、現場を意識した高度な演技や技法について、実習形式で学んでいくのが特徴です。
さらに、実習だけでなく声優として身に付けておかなければいけない、スタジオ内でのマナーなども教わります。
学校によっては、在学中に声優プロダクション所属オーディションを実施するので、業界に関する知識も身に付ける授業を行っています。
さらに詳しいカリキュラム
アミューズメントメディア総合学院でも、1年次は発声練習やヴォイストレーニングなどの基礎練習から始め、2年次はアフレコ練習や舞台発表など、より現場に近い形で授業が受けられます。
詳しいカリキュラムが気になったら、こちらをチェックしてみてください。
>>声優学科

声優専門学校の学費の相場
声優専門学校の学費は、2年形式の場合1年目で120万円前後、2年目は100万円~110万円で合計200万円~250万円程度です。
1年目は入学金「10万円~20万円程度」を上乗せするため、2年目の学費よりも少し高い傾向となっています。
学費については、少なく見積もっても200万円として考えておくといいでしょう。

声優専門学校の選び方
声優専門学校の入学方法やカリキュラムなどを把握できたら、学校の選び方についても覚えておきましょう。
ここでは声優専門学校を選ぶ時に押さえておきたい、3つのポイントを紹介していきます。
有名な声優の出身校か
声優専門学校を選ぶ時は、有名な声優さんの出身校かどうかにも注目しましょう。
有名な声優さんが通っていた学校ということは、少なくとも教え方やカリキュラムの構成などで優れている部分があると考えられます。
一般的には各学校の公式HPに卒業生などの情報も載せているので、どのような実績のある学校なのか確認できます。
声優の輩出実績のある声優専門学校を候補に入れて、比較検討するのも大切ですよ。
養成所のある専門学校か
声優専門学校を選ぶ時は、養成所もしくはオーディションのある所かどうか確認するのも大切です。
声優専門学校の中には、声優養成所や声優プロダクションと連携していたり、プロダクションの担当者が学内へ出向きオーディションを実施したりといったケースもあります。
こうした産学共同システムがあると、声優専門学校へ通いながら声優プロダクションへ所属できるチャンスも増えます。
声優専門学校の授業内容も大切ですが、企業や声優プロダクションとの提携状況、産学共同システムの有無についてもオープンキャンパスや資料にて確認してみてください。
通いやすい雰囲気か
声優専門学校は、2年間同じ夢を持つ仲間と共に日々を過ごすことになります。
そして、モチベーションを高めたり、互いに刺激を受けたりと授業以外でも声優として糧になる貴重な思い出を得られるでしょう。
さらに学校の雰囲気によっても、自身のモチベーションなどに影響を与えることがあります。
そこで、オープンキャンパスや資料請求などから、学校の雰囲気や空気感を感じ取り2年間通い続けられそうか確認してみるのも大切です。
進路決定は高2のうちに
専門学校に入学するならおすすめしたい「AO入学」は、高3の前期に申し込みがスタートすることがほとんどです。
アミューズメントメディア総合学院でも、入学金免除などお得がいっぱいの早期出願制度・AO入学制度があります。
「早期出願しようと思ったら、期間が終わっていた」なんてことがないように、進路は高2のうちに決めておくのがベスト!
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声優専門学校のオープンキャンパスでチェックしたい3つのポイント
では最後に、声優専門学校のオープンキャンパスに参加する時にチェックしたい3つのポイントについて解説します。
自分に合った専門学校か、しっかりとした専門学校かどうかを確認するために、次の3点を見てみましょう。
先生や先輩の雰囲気
専門学校の入学の決め手として、「オープンキャンパスで先生や先輩の雰囲気が良かった」ということを上げる人も多いです。
オープンキャンパスに参加したら、先生はどんなスタイルで教えているのか、どれだけ学生のことを思ってくれているかといったことを、体験授業などに参加して確認しましょう。
また在校生の先輩たちから、学生や普段の授業はどんな雰囲気なのかを聞いてみるのもおすすめです。
「声優になれるか不安」「どうやって学校を選んだらいいか分からない」などの相談にも乗ってくれるでしょう。
設備
声優専門学校では、できるだけプロと同じような環境で練習できるかどうかが重要です。
プロの現場では、他の人が演技をしている間は音を立てないようにする、マイクを他の声優と交代で使うのでタイミングをよく考えるなど、演技以外にも注意しなければならないことがたくさんあります。
学生のうちから本格的なスタジオで練習することで、アフレコのルールを体で覚えられるのです。
声優専門学校のオープンキャンパスに行ったら、スタジオやホールなどの設備もチェックしてみましょう。
デビュー実績
説明会では、しっかりとしたデビュー実績があるのか、先輩たちはどんな事務所に所属しているのかなどをきちんと確認しましょう。
オープンキャンパスに行くと、ホームページやパンフレットには載っていないデビュー情報や、卒業生の最新のメディア出演情報などを聞けることもあります。

まとめ
声優になりたいと本気で考えている方は、声優専門学校への入学も検討してみてはいかがでしょうか。
声優専門学校は、演技未経験者向けに発声練習など基礎から丁寧に指導してくれますし、次週形式による授業もあり実践を意識できます。
さらに声優プロダクションと連携している学校は、在学中に声優プロダクションの所属オーディションを実施しています。
そして、合格できれば在学中に声優デビューも可能です。
これから声優専門学校を選ぶ時は、アミューズメントメディア総合学院で声優デビューを目指してみるのもいいでしょう。
アミューズメントメディア総合学院の声優学科は、未経験から2年間で声優のスキルを学べるカリキュラムを組んでいます。
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