アミューズメントメディア総合学院の平成29年度卒業式を明治記念館にて開催しました。
これからエンタメ業界を目指す方にとっても、同じ夢に向かって一歩先を行く先輩たちの姿からヒントがみつかるかもしれません。
業界のプロであり先輩でもあるご来賓の皆様、保護者の皆様、学院スタッフ…
夢を追い続ける皆さんへのエールをまとめました。
卒業おめでとうございます。
この2年間、あっという間だったと思いますが、よく頑張ってくれたなと思います。
今日からは、それぞれ行く道は違いますが、厳しい世界が待ってるかもしれません。エンタテインメントの業界はよく「厳しい、厳しい」と言われます。みなさんにはぜひ、目的を持って、前を向いて進んでいく、という意識を忘れずに、頑張っていただきたいと思ってます。
また今日は、保護者の方がどれだけの想いを持って応援し続けてくれたか、というのも、ぜひ思いをはせてください。
そして、自分の出来ること、自分の個性、自分の才能、それをどう磨いて武器にしていくか、を考えて、それを誇りに、卒業後も進んで行ってほしいと思います。我々は卒業後も支援していきます。
卒業おめでとうございます。
最近は、エンタテインメントの商品の消費のされ方がどんどん変わってきています。主戦場はネットの世界になってきていて、プロとアマチュアの境界があいまいになってきている、と言う人もいます。
ではみなさんがこの2年間で身につけたことは素人でもできることなのか、というと、それは全然違います。
自分の意志でスキルと経験値を身につけた人間と、漫然とやっている人間は明らかに異なります。
ただの作品ではなく「商品を作る」「ビジネスをしていく」という意識が必要ですし、業界が蓄積した経験値を2年間で刻み込んだみなさんには、確実に業界で羽ばたける未来があります。これからの活躍を期待しています。
入学前に感じた不安が2年後の卒業時にどのような変化があったのか、保護者の皆様のご意見をまとめました。
中・高と学力に自信がなかったのでついていけるか心配でした。
2 年の途中でついていけなくなり、プログラマーに向いていないのではないかと挫折しそうになりました。
その時に担任の先生が親身になって背中を押していただいたおかげで、本人もそれに応えて自ら自主性を強く持つようになりました。
親のわからないゲームの世界で、本当に就職できるのか不安でした。
“自分のやりたいこと” をやれた結果、コミュニケーション能力が上がったと思います。
ゲームを作ることでかなり悩んでいる時期もありましたが、それらすべてが本人の力になったと感じています。
色々な不安、心配がありましたが、おかげさまで本人の望む道に進むことができ、私の不安は全て解消されました。ありがとうございました。
2 年で就職先が見つかるのか、周囲に馴染めるのか心配でした。
学院祭に行って別学科との共同制作の作品を見たりしましたが、うまく周囲とコミュニケーションが取れているのかなと思いました。
また、実際に就職してからの雰囲気をつかむことが出来たのではないかと思います。
高校の担任や進路指導の先生に大学進学を勧められたがAMG入学への息子の意志が固く、戸惑いはあたったが応援した。
好きなアニメの課題で夜遅くまで取り組むのは大変だったと思いますがイキイキとしていました。
高校3年の時、無理して大学へ進学せず、こちらにお世話になったことが今となっては本当に良かったです。
好きな事を職業にできるって素敵ですね。
人見知りが激しく、大都会の東京でちゃんとやていけるのか、食事や体調管理も心配でした。
学生寮に入ったので食事の面は安心しました。学校で意見を言ったり発表したりする機会もあったようで、少し変化があったのかなと思いました。
そして東京で2年間生活しただけでも成長してくれたと思っています。
公務員的な安定した仕事に就ける学校に行ってほしかったので、高校の進路指導で聞いたことのない学校へ行かせるのは不安だらけでした。
内向的な子でしたがひとり暮らしも問題なく、一時挫折も経験したようですが、思った以上に面倒見が良くて大変良い学校でした。
もっと高校の進路指導での知名度が上がればみんなが行きたがる学校になれるのではないかと思います。
あまり絵が上手くなかったので、本当に絵でプロになれるのか信じられませんでした。
中・高とまともに学校に通っていなかったのですが、AMGに入学して人が変わったように真面目に通学し、家でも毎日遅くまで頑張っていました。
先生のご指導がすべて、娘にとって本当に必要としていたものであったということを強く理解しました。
初めて親元を離れてのひとり暮らしは病気や体のことなど大変心配でした。
一人暮らしをしたことで、人が生きていくうえで自分でやらなければならない事をたくさん知ることが出来、自分で解決できる様になったと思います。
大学時代から「放送研究部」に所属はしていましたが、工業大学を卒業したのだから、そちらの道に進むと思ってました。
大学時代は特殊性の高い話題をすることが多いせいか友人がどんどん離れていきましたが、入学後は大きな進歩がありました。
クラスメートや先生との日常会話や書評合戦(ビブリオバトル)にも毎回参加するなど、新しい仲間や知識を吸収し、創作活動に意欲を燃やしています。
作家になることは幼少からの夢でしたので、学院で得た知識をもとに夢に向かって歩んでいくことを願っています。
東京の満員電車で毎日ちゃんと学校に通えるのか心配でした
今でも相変わらず人と話すことが苦手ですが、ひとり暮らしは良かったようです。
食事付きの寮だったので、食事以外のすべてをなんとかできるようになりました。
憧れだけでプロになれるのか、目指す人が多いのでは…と心配でした。
自分のペースをしっかりとって自宅で作品と向き合う姿に成長と、好きなものに出会えたんだなという喜びも感じました。
大学と違って目指すものが同じクラスメイトとは、ライバルであると同時に同志でもあり、本当に一生の仲間が出来たようです。
声優に最初は反対で、手に職をもって将来を考えてほしかったのですが、本人の意志が固く、見守ることにしました。
入学後は学校の様子を毎日のように話してくれて、家でも練習を欠かさず、何事にも積極的に取り組んでいました。
苦手なことに挑戦したり、練習練習の毎日で努力を続けてインターンシップのお仕事も頂くことが出来ました。
今では、この子なら何かやってくれそうという想いに変りました。
朝起きることができるか、食事は毎日バランスよく食べて体調を保てるのか…何もかも不安でした。
夢に向かって目標があると、強くなれるものだと思いました。
一人暮らしで、親に対する感謝の言葉が多くなったように思います。
学院での発表の際は、すごくキラキラして見え、夢を応援して良かったなと思いました。