
実際に作品をつくりながら、企画、設定、絵コンテ、作画、仕上げ、撮影、編集といったアニメーション制作の全行程を学ぶAMGの共同制作。アニメーション学科、CG学科、声優学科の学生と合同で行うため、技術面はもちろん、コミュニケーション力を高めることも目的としています。
アニメーション学科 1年次後期 共同制作作品
「ダンシング☆マニア」
【あらすじ】
とある浪人生は大学合格を目標に勉強に励んでいたが、本心から目指していることではなかった。ついに鬱憤が噴出し踊りの衝動が湧き上がる!家を飛び出した浪人生の踊りは次々と街の人々に感染していき…?

【監督コメント】
ダンシングマニアとは、踊りが感染していく原因不明の奇病で、その昔ヨーロッパで実際に起こったと言われています。今作はこの奇病をモチーフに、ショートアニメとして一本成立させることを目標に制作しました。
学校主導のチーム制作はアニメに限らず基本的に困難です。その上で、過程だけではなく結果も可能な限り良いものにしようと一貫してこだわりました。
最後のカットは、HPを見た既卒の入学検討者に何か響くものがあればいいなと思います。
アニメーション学科 1年次後期 共同制作作品
「あさがお姫」
【あらすじ】
巨大な朝顔から出てきたのは地球外生命体の女の子!?
家族同然に暮らしている地球外生命体のアサと人間の恭太郎は、誕生日会準備のために買い物に出かける。しかし、2人の背後には何やら怪しい影が……。

【監督コメント】
今回アクションに挑戦したかったので、「あさがお姫」を企画しました。
この作品は、アクションはもちろんのこと、ストーリーも疎かにはしたくなかったので、数分のなかでこの二つを両立させるのは大変でした。
あまり監督のようにリーダー的ポジションにつくことがなかったので、至らないところも多々あったと思います。それでも、周囲のサポートのおかげでと良い作品にしていただいたと思います。
同じ班の皆さんには本当に感謝しています。
切磋琢磨して作成した「あさがお姫」を、一つでも「いいな」とか「楽しい」と思って頂けたら幸いです。
アニメーション学科 2年次 卒業制作作品
「ババロアとオレンジソース」
【あらすじ】
親を亡くし、無気力になっていた少年アルバ。ある日突然現れた少女ウルと共に暮らすことになる。
初めはぎこちなかった2人だが、天真爛漫なウルに振り回されつつ楽しい日々を送っていく。傷ついていたアルバが、ウルのおかげで思い出せた”大切なもの”とは……。
【監督コメント】
卒業制作、ババロアとオレンジソースで監督を務めた原田芽依です。
今回の作品は、食を通して、なんてことない日常や家族の温かさを感じることができるような作品を目指して制作しました。
今回はアニメーション学科と3DCG学科の2学科で力を合わせて制作したので、CGと手描きアニメの違いにも面白さを感じていただければと思います。
アニメーション学科、3DCG学科の皆様、そして携わってくださった先生方に助けられ、完成した作品を公開できることに感謝します。
過去の共同制作の作品もAMGチャンネルの再生リストからご覧いただけます。
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1年生の後期共同制作に加え、2年生の卒業制作作品やCG学科の学生が自発的に制作を行った作品の上映も行われ、制作発表会は大いに盛り上がりました。
作品上映の後は、現役プロ講師の先生方や、株式会社ボンズなど大手アニメーション制作会社で働くクリエイターの方々に講評をいただき、学生たちは今後の作品づくりに活かしていきます。
さらに今年は、国境を越えた取り組みも実現。フランスのトップアニメーション学校、L’ATELIERとの交流会を開催しました。
当日はL’ATELIERの学長、トーマス・デビタス先生が来校され、同校の学生の皆さんとはオンラインにて作品の発表やプレゼン、意見交換を行いました。
L’ATELIERではアニメーション制作に加え、日本語学習にも力が注がれており、学生の皆さんが流暢な日本語でプレゼンをする姿は素晴らしかったです。AMGの学生も挨拶の中でフランス語を織り交ぜるなど、楽しくコミュニケーションを図ることができていました。
作品を観て感じたことや制作に関する質問など、意見交換が盛んにおこなわれ、日本とフランスのアニメーションの違い、知識を深める充実した交流会となりました。


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AMGでは、チームを組み他学科の学生とも協力し合いながらプロと同じ方法で作品づくりをおこなう共同制作を通し、現場で活かせる実践力を身に付けます。 カリキュラムや共同制作について詳しく知りたい方には、無料でパンフレットを送付いたしております。 また、学校見学・体験説明会も随時開催しておりますので、お気軽にお越しください。