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マンガ学科「二十面相の娘」小原愼司先生スペシャルトークイベント開催

去る6月8日、マンガ学科にて、今アニメ化で話題の「二十面相の娘」作者・小原愼司先生と、担当編集者メディアファクトリー・コミック出版事業部副編集長の万木壮(ゆるぎ そう)氏によるトークイベントが開催されました。

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制作秘話を語ってくださっている
小原先生(右)と万木氏(左)

書店宣伝用に作られた映像とともにイベントはスタート。
冒頭、人気声優でチコ役の平野綾さんのトークがいきなり始まって喜ぶ参加者も…!その後「二十面相の娘」の見せ場の連続にみんなが見入っていました。

アニメ「二十面相の娘」は、制作サイドがかなり原作を読み込んでのアニメ化のお話だったそうで、小原先生も安心してお任せしたそうです。アニメ独自のコンセプトとして、フランスの詩人ポール・エリュアールの詩を引用するなど、かなりの熱の入りよう。

原稿でお忙しい先生に代わり、制作会議に参加された万木氏のお話だと、会議は毎回数時間にも及び、時には十数時間(!)もかかったこともあるそう。また毎回の制作会議ですっかりスタッフ側とうちとけた万木氏に、サービスとして(?)アニメエンディングのスタッフロールに大きく名前を出されたり(アニメを要チェックです!)、アフレコ現場を見学された小原先生が、毎回アニメ放映の最後に流れる平野綾さんの「おじさん!」コールを何種類も演じ分ける演技に感心したり…と楽しいウラ話も聞けました。

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貴重な資料を
見せていただきながら
話をしてくださる小原先生

そして後半にはなんと!現在発売中の月刊コミックフラッパー7月号に掲載されている「二十面相の娘 うつしよの夜」のアイデア出しのメモ、あらすじ、ネーム、原稿のコピーが登場。メモやネームをTVモニターに写して丁寧な解説が始まり、「この部分を万木さんに、絵で見せて欲しいって言われて」「ページが足りなかったので、このエピソードは抜いて…」と、お話を詰めていく過程にまで話が及び、ふだん絶対聞くことのできないマンガ家と編集者のやり取りや、マンガ作品制作の裏側の話に、モニターを見つめる参加者の目も真剣そのものでした。

最後に、マンガ家を目指す人達へのアドバイスとして「言いたいことやりたいことを作って、作品に一つ筋が通ったものが欲しいです。あれもこれもいらない、これっていう一品料理で構わないです。」(万木氏)「何にでも首をつっこんで、自分じゃない人とたくさん関わって、言葉と絵の数を増やして下さい。例えば、ふだんは興味ない映画や小説を読んでみるとか」(小原先生)など貴重なアドバイスをたくさん頂きました。

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食い入るように見入る参加者と在校生

トークイベント終了後、参加者・在校生からは、「すごい具体的な話が聞けて参考になりました!」「プロってすごい!」「マンガ家になる!」と、これから目指す世界を垣間見れ、より目標がはっきりと見えた充実した一日になったようです。

先生方からは、「皆さんのひたむきな真剣さが感じられ、よかったです」との感想を頂き、そんな、また画面を食い入るように見ていた参加者のために、小原先生がアイディア出しのメモ、あらすじメモをご提供下さいました!! 「今月の月刊コミックフラッパー7月号の作品と見比べてもらって、作品作りのヒントにして下さい」とのことです。
当日、参加できなかった方もぜひCHECKしてみよう!!


小原先生のネタだしメモと、あらすじメモ 大公開!
<うつしよの夜(3) / ネタだしメモ>

  • 一巻の砂漠の町の仕事の全貌
  • 二十面相達の計画から描く 予告状(チコは不思議そうに見てる、なぜ?)
  • 砂漠の屋敷から、皆出払って門番のみ、チコが眠らせる(私もおじさんの二十の顔の一つなの)
  • 屋敷を砂で埋める、戻ってきた者たち(財宝を抱えて)通りすぎてしまう 「いつもより遠くないか?」「こんだけのお宝をかかえてちゃあな、道のりも遠いぜ」 その先に二十面相達の作ったニセの屋敷、男達が門を抜けると、次々と落とし穴に 宝はすばやく二十面相の手中に 穴の中に男たちを残し(少しの食糧、水を残し) 「運が良ければ、また会おう」と去る
  • アジトで満足気な二十面相一味、チコがギモンを投げかける 「どうして予告状を出すの?だまっていた方がカンタンで危険もないのに」 皆の心の声(かっこいいからじゃねぇか)(しかし、それを言っちゃあ格好悪い)(女の子は男のロマンってもんが…)ブツブツ… 黙っていた二十面相が口をひらく 「予告どおりに仕事をしてのけた私達は格好よかったろう?」 いたずらっぽい笑みで チコ、虚をつかれ、ぽかん、しかし、笑顔で 「うん、素敵でしたっ」
  • ◎ 準備段階で段々貧しくなっていく二十面相一味(大掛りすぎて)食事の用意に困るチコ→初めは不思議に見てるチコ本番での皆のきびきび楽しそうな行動を見て考えかわる

<あらすじメモ>

  • 砂漠をラクダでやってくるケン。門番たちが制止する。マントの下はハダカのケン。 両手をあげ、手紙を渡す「頼まれただけだ」やしきの中、男が「予告状だと?…二十面相かウワサに聞く」
  • 机に向かい計算に集中する二十面相。チコが財布が残り少ない事を相談しようとするが、その集中にたじろいで言いだせない。
  • どこかの基地。船長、ハンスが大金を前に握手している。そこへ司令官が入ってくる。 「この2人か、私の兵を貸すに値するか、最後のテストだ」うでをまくる司令官。船長もうでをまくる。2人のウデ撲、固ずをのんで見守るハンス、下士官。一気に動く2人、ギャラリーも盛り上がる。
  • 台所のチコ、少ない食糧を前に思案。豆とパン。なんとか伸ばしてスープにしようと頑張っている。皆、新しい計画に夢中だ。仲間が一人「図面を手に入れた」と言っている。これで計画に王手が、かかった、彼の自慢。話がひとしきり終わり、チコにおかわりを頼むが、もう何も無い。半ベソのチコ。皆、悪い事をしたような気になる。新しい計画に手持ちの金を殆んど、つぎ込んでいたのだ。 ハンス「君が責任を感じなくても良いよ、明日一緒に街へ行こう。そこでボスのカフスを売って、どっさり食糧を買い込もうよ」 二十面相「そうか、これがあったな。これと同じ色のペンキを2ガロン頼む。残りで食糧は何とかしてくれるかな」
  • 砂漠、二十面相一味。上空から輸送ヘリが5台、100人近い兵士が降りてくる。船長がうでを吊ったまま、兵士たちに命令している。そこに同じくうでを吊った司令官 「君か、奴のボスは…ふん、結構なツラ構えだ」「しかしまだ若い分、不相応な夢を見てるな」「私の兵をこんなイタズラに使うとはな」 ケン「ボス奴ら出たぜ」双眼鏡で遠くを見るケン。ジープの一団が屋敷から出て行く。 二十面相「チコ用意は良いか」「はい」ケープ姿のチコ、果物カゴを抱えて。
  • 門の前で門番2人、二十面相のウワサ。そこにチコ、果物売りに。 眠る門番たち「私もおじさんの二十の顔の一つなの」 それを確認した二十面相、司令官に「砂漠の連中は涼しい朝と夜に動く。それまでのシャクネツの時間に貴方達に地図を埋めてもらいたい」
  • 夜、やしきに戻る男達。その後からラクダに乗った二十面相一味が追いかける。銃撃戦、男達は自分のやしきに逃げ込むが、門の内はアリジゴクの様になっている。
  • 財宝を積んだジープに飛び移った二十面相、男達をけり落とし、門の直前に車を止める 穴の中の男達に向かって「確かに頂戴していく」 家はニセモノ、途中で坂が長いと感じていた→宝のせいで家が待ち遠しいのか?早く帰りたいのか?等と冗談ですませた。
  • アジト(二十面相) 2つの部族何人もの盗人を滅ぼしたルビー。これがそうだ、光を当てると美しい女性の姿がカベに写る。 人工的に作って数十個、盗んだ当人があちこちに売る(その為の予告状) でも、もっとカンタンに危なくなく盗み出せたのに、とチコ。 皆ゴニョゴニョと口ごもるが、二十面相が 「予告どおりに仕事をしてのけた私達は格好よかったろう?」 チコ、虚をつかれ、ぽかん、しかし、笑顔で 「うん、素敵でした」
  • 夕食、まだ豆のスープ。仲間たちから苦情。 「ルビーはまだ一つも売れないんだもの」 でもなぁ、とまだ不満の声 「出された物は黙って食べるのが格好良い男の人だと思うの」 黙って食べてる二十面相。

※手書きのメモをデータ化する際、忠実に再現しましたが、読みやすいように改行や一部表記を改定させていただいた部分があります。(二十⇒二十面相など)ご了承下さい。 メモをご提供いただいた小原愼司先生に、改めて感謝致します。ありがとうございました。

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先生方、お忙しい中、本当にありがとうございました!!

<小原愼司先生プロフィール>
アフタヌーン四季賞にて四季大賞を受賞しデビュー。
代表作は、「菫画報」「パノラマデリュージョン」「二十面相の娘」現在はメディアファクトリー「月刊コミックフラッパー」にて「二十面相の娘 うつしよの夜」を連載中。「二十面相の娘」がTVアニメ化で今、注目の作家。

<万木 壮氏プロフィール>
メディアファクトリー コミック出版事業部 副編集長。
担当作品は、「二十面相の娘」(小原愼司) / 「ダンスインザヴァンパイアバンド」(環望) / 「超人ロック エピタフ」(聖悠紀)等をはじめ、多数手掛ける。

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