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株式会社サイバーコネクトツー 松山 洋 氏が語る”ゲームクリエイターに大切な意識”

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9月30日、「.hack//G.U.」シリーズ、「NARUTO-ナルト- ナルティメット」シリーズなどのゲーム開発会社・株式会社サイバーコネクトツーから、松山洋社長、プログラマーの渡辺雅央氏、グラフィッカーの下田星児氏をお招きして、オープンセミナーを開催しました。
会社の歴史、作品制作の歴史、そして、それぞれの時期に考えてきた事を通して、ゲームクリエイターとして必要なことを語っていただきました。今回は、その中でも印象的だったいくつかの重要なキーワードをもとに、セミナー内容をご紹介します。

■クリエイターとしての自負、自分たちはやれるんだという自負を持っています

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株式会社サイバーコネクトツー
代表取締役社長
松山 洋氏

“サイバーコネクトツーの設立時、企画書を送った会社のひとつから『東京に来て、自分たちの会社の1チームになれ』との話を頂きました。私たちは、それを断りました。なぜなら福岡にいてゲームを創る自分たちに(以前の会社での開発実績から)強い自負もありましたし、何よりクリエイターとして自由な発想のもと、自分たちの創りたいと思うものを創っていきたかったからです。ゼロから1を生み出す意識。これをすごく大切にしています。”

■プレイヤーのことを常に思いやったゲーム制作を

“ある原作つきのゲームを開発中、ナイフによる痛ましい事件が起きました。この事件がトラウマになった人がいるかもしれない。社会に与える影響を考え、事件を連想させかねない部分を、あえて原作マンガとは違う表現・演出をしてゲームを作りました。
ただゲームの面白さを追いかけるだけではなく、多感な子どもたちに大きな影響を与えるものを作っているという責任を持つこと。プレイヤーが嫌な思いをすることを徹底的に排除する。
あたり前のことです。必要なのは、ちょっとした気遣い。相手の気持ちになることです。”

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株式会社サイバーコネクトツー
プログラムリーダー
渡辺 雅央氏

■コミュニケーションは重要

“最近、新しいオフィスに引っ越しました。その理由は、フロアの統合によるコミュニケーションのアップを図るためです。10名でスタートした会社が、現在は100名のスタッフ。大規模なプロジェクトが続く中、より緊密に、スタッフ同士がコミュニケーションを取り合えることが重要だと思っています。”

■ゲームが発売されるまでには、たくさんの人間が夢とお金をかけている

“「面白いものを創れば売れる」と言う人がいますが、その発想だけではアマチュアのクリエイター。プロとは呼べません。ゲームが発売されるまでには、たくさんの人間が夢とお金をかけています。その全ての人がハッピーになるようにゲームを作らなければいけません。唯一無二の存在であるゲームを目指すとき、そのリスク・責任も考えて創る必要があるのです。”

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株式会社サイバーコネクトツー
グラフィックサブリーダー
下田 星児氏

■ゲームクリエイターという仕事の面白さと大変さ

” ゲームクリエイターと言う仕事は、他のメディアのクリエイターよりも、緻密さが一層求められると思います。ゲームは双方向性のメディアです。プレイヤーによって捉え方がマチマチだったりします。その楽しみの幅こそが、面白いゲームソフトの正体だと思います。人を楽しませる緻密な作業。それこそがゲームクリエイターのすべき仕事です。皆さんも、誇りを持って、ゲームクリエイターを目指してください!!”

松山社長、渡辺さん、下田さん、本当にありがとうございました。学生たちに熱いスピリットが生まれたと思います。

■それでは、このセミナー受講した学生の感想(ほんの一部ですが)を紹介しましょう

○ これから後期の授業、就職活動をしていくにあたって、改めて、クリエイターとしての自分の役目や、心構えを確認できたと思います。特に印象に残ったのは、「作るソフトは、それに携わる様々な人の生活を背負う」ということです。当然といえば当然なのですが、改めて言葉にされるとハッとします。また、好きなゲームを尋ねた際に、たくさんの作品を挙げられていたので、本当にゲームが好きなんだなぁと思うと同時に、自分がプレイしているゲームの数やジャンルがずいぶんと少ないんだなと思いました。ゲーム以外にも、色々なことに目を向けることが大切であると思うので、今後勉強といった意味でも、あらゆるジャンルの作品に触れていきたいと思います。
(グラフィックコース1年)

○プログラムの最低限必要なスキルやクリエイターとしての心構え、気の持ち方を聞くことができて、本当に参考になりました。まだまだ自分が企業の求めるレベルまで達していないことを強く実感したので、これからも努力していきたいです。
(プログラムコース1年)

○ サイバーコネクトツーのみなさんは、「ゲームクリエイター」という職種の可能性を常に考えられている人たちなんだなぁというふうに感じました。ゲームというものだけにとらわれず、映像表現であったり、防災のイメージキャラクターのデザインであったりと、いろいろな方面に対してのお仕事をされていました。
「依頼があったので引き受けた」というものではなく、本当に自分たちがやりたいもの、サイバーコネクトツーでなければできない仕事というものに絞り、一貫性をもった活動に驚きました。ゲームは総合エンターテイメントだと言われるように、ゲームクリエイターにはたくさんの可能性があることは改めて勉強になりました。 また、今回、夏に僕が制作したゲームについてアドバイスをいただいたのですが、とても参考になりました。いただいたアドバイスを元に、さらに今あるゲームをよりおもしろいものにしていきたいと思います。
(企画コース1年)

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