その通り、彼は常識人なのです。
2006年11月9日 | 小説・シナリオ学科
僕は兄者。
全ての人間をリスペクトして、言葉の端々にそんなニュアンスが混じっているともっぱらの評判。
唯一の良識派さんほど、礼節を重んじ、慈愛に満ちた人間はいない。
そのエピソードには事欠かない。
このお方は教室に最後まで残り、みんなの安全を確認してから帰るのが日課。
週に三回はご飯を奢ってくれる。
正月には家を開放してくれて、みんなにお年玉をくれるらしい。
一番、年下だというのに!!
このお方についていけば、間違いない。
そう思っている人が学園にどれくらいいるだろう?
唯一の良識派さん、これからも僕らのことを見守っていてください。
この記事をSNSでシェアする