質感表現に挑戦してみよう!~卒業生による特別授業編~
2016年9月8日 | キャラクターデザイン学科
みなさんこんにちは!!
新たな学期がはじまり、何か新しいことに挑戦してみようなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか!?
キャラクターデザイン学科では、2年生が3DCGに挑戦!!
キャラクターデザイン学科は、通常授業では3Dは扱わないため、3Dに触れるのが初めてという学生も多くいます。
今回は初めてでもできる!3Dモデルを触って、そのあと2Dでの質感表現をやってみました!!
質感表現とは、硬かったり柔らかそうだったり、ざらざらしてたりつるつるしてたり…そんな感じを見た目で表現することです。
今回はMAYAという3Dソフトを使って、球体の3Dモデルをお手軽に金属やゴムや岩などに変身させちゃいましょう!ということで
特別授業としてキャラクターデザイン学科卒業生の江川あきらさんが来てくださいました!
江川さんは現在フリーのイラストレーターですが、ゲーム会社で3Dのモデリングをやっていた経験を活かして今回の授業を担当してくださいました。
3Dソフトを使って質感表現を実際に体感することで、イラストやキャラクターデザインでの質感表現の幅も広がります!(逆もしかり)
まずは球体のモデルを用意して…
光の当て方や色を調節するだけで、あら不思議!色んな物体に変化します。
たとえば、全体的に光と影をぱっきりさせず、ぼかすように入れてあげればゴムっぽくなりますし、はっきりした光の反射や映り込みなどを入れてあげれば金属っぽくなります。
半透明にすればガラスっぽく、茶色いぼこぼこのテクスチャを貼って、球体の表面をでこぼこにするボタンをおすとあっという間に岩っぽくなったりします。
江川さんは、「なんでその質感になるのか」というポイントもわかりやすく教えてくださいました!
今回は金属の玉っぽく仕上げてみましょう!ということで…
球体の色をオレンジっぽい茶色にして、光と影を強めに設定して…これだけでもつるっとした金属らしく見えますよね!
今回は、ここからイラストに生かせるテクニックとして、3Dソフトでレンダリングした球体の質感をペイントソフトで2D模写しました。
フォトショップなどの2Dペイントソフトを使って描きます。
1人1人、江川さんのアドバイスもいただきながら、背景の映り込みなどを描きこんで、完成!
とてもリアルな金属感が表現されました。
いかがでしたでしょうか?
そしてフォトショップを使ってしっかりと質感表現ができる、といったこの技術は、ゲーム会社の就職にも役立ちます!
こんな風に、キャラクターデザイン学科のみんなは、質感表現の勉強も日々精進していっています!^^
日々身近なものを見たり触ったりして、「これはざらざらしてるな」とか「これは光を強く反射させてるな」とか考えてみるのも上達への道ですよ~!!
江川先生、ありがとうございました!